日本の神々の系譜(2) ~ 鳥獣、木、岩、山海、豊臣秀吉、徳川家康も神様 | 奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ

日本の神々の系譜(2) ~ 鳥獣、木、岩、山海、豊臣秀吉、徳川家康も神様

太古の神様は、土地の守り神として祀られてきたものです。

また時代がすすむと、人間の集団ごとに、ひとつの地域、集落の土地の守り神を信仰してきました。

今でいう氏神神社ですね。

三世紀頃から大和朝廷による全国統一がはじまります。

集落は大和朝廷(王家)に従うことになります。

天照大神を祖先とした王家のもとに、出雲、吉備などの豪族がおり、その下にさらに地方の豪族、村落の首長が組織されるようになりました。

このとき大和朝廷は、それぞれの地域で古くから祀っていた神々を排斥したり、一神教を定着させようなどとしませんでした。

平安時代以降には、あれこれご利益を願って、はやりの神が祀られていきました。

人も神として祀られることがあります。

江戸時代日本の国学者・文献学者・医師である本居宣長は、古事記を解読した「古事記伝」で、尋常でないすぐれた働きをした畏敬する存在を神と記しています。

奈良時代の有能な役人や、村民のためにクーデター(一揆)を指導した人が神に祀られています。
有名なところでは、東照宮の徳川家康、豊国神社の豊臣秀吉、乃木神社の乃木希典、東郷神社の東郷平八郎も神様として祀られています。

日本の神々の多種多様な系譜は、こうして成立していったのでした。


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目次の記事:日本の神々の系譜(3)~神無月



【目次】
オーマイゴッド!! ~ 日本の宗教事情
日本の神々の系譜(1)
日本の神々の系譜(2)
日本の神々の系譜(3)~神無月
日本の神々の系譜(4)~神在月



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