古代都祁王国の象徴 三陵墓古墳群史跡公園 ~ 都祁紀行  | 奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ

古代都祁王国の象徴 三陵墓古墳群史跡公園 ~ 都祁紀行 

都祁は、奈良県の北東部の山間部に位置します。
2005年に、月ヶ瀬村とともに奈良市へ編入されました。
今では都祁地区と呼ばれるようになりました。

都祁には大和朝廷とは異なる流れの文化・文明が栄えていたと、まことしやかにささやかれています。
都祁 (つげ)の語源は、古代朝鮮語
日の出を意味するトキノ(都祈野)から由来しており、
日本書紀では「闘鶏」と記されていました。

氷室神社 の主祭神「闘鶏稲置大山主命(つげのいなきおおやまぬしのみこと)」は、氷室の起源とされています。
春日山の神とされていますが、都祁闘鶏)の一族という見解もあります。

付近でで発掘された遺物には、関東、東海地方から、前漢のものが含まれており、そこから推察するに、巨大な力をもった王国が存在したのではないかと思われます。

都祁王国を象徴する遺跡が、三陵墓古墳です。
古代都祁を支配していた一族の墓と伝えられています。
西古墳、東古墳、南古墳のみっつ古墳が鼎のように集まっているので、三陵墓と言われています。


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三陵墓西古墳
都介野岳(つげのだけ)から北に伸びる尾根上に位置する。
直径40メートル、高さ5メートルにおよぶ大和高原最大の円墳です。

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墳頂部の外周には円筒埴輪と朝顔型埴輪が整列しています。
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出土品から、埋葬者は5世紀後半の国造クラスの有力者と考えられています。


三陵墓東古墳

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三陵墓南古墳
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現在、西と東古墳は墳丘が復元され、公園として整備されています。

そして、西古墳には、古代都祁王国人をイメージした石造、つげまろくんが、現在の都祁の地を見守るかのように佇んでいます。
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