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とある国が 政変につぐ政変 失政につぐ失政で
財政赤字の結果 ついに破綻してしまいました
年金は出ない 働き口はない
男の権威は 失墜してしまい
人権も ないがしろにされるようになりました
かろうじて退職金を 確保した古女房は
ばかばか飯を食い 酒もタバコもやる
グータラ濡れ落ち葉亭主の 処置に困りました
「 毎度 おなじみ 廃亭主の 回収車でございます、
ゆっくり廻っております お気軽に お声を お掛け下さい 」
「 あっ ちょうどいいわ うちの亭主 お願いします 」
「 まいどありぃ 」
「 もう古くなって 見苦しいから いらないわ 」
「 なるほど だいぶ くたびれていますね 」
「 ところで 出した 廃亭主は どうなるのかしら? 」
「 はい 大きな声では 言えないんですけどねぇ
オークションで 業者間取引されてますょ
まだまだ 色々 利用価値は ありますょ
そこそこ若ければ 軍事訓練してぇ
紛争地帯に 傭兵としてレンタルとか
ガレー船式人力発電所の 動力とか
もしくは 臓器売買用として解体 輸出
それにも使い物にならない だめなメタボな奴は
大手ファストフードチェーンの
肉 ダシ取りの骨 ラード油などの
食材として 使います
たしか ここの すぐ近所にもありましたよねぇ、、
食べたことありますか? ふふふふふっ
はい じゃあ トイレットペーパー 3個、、、」