神々のおとーちゃん(イザナギ)
おかーちゃん(イザナミ)
が奉られてる『神魂(かもす)神社』
松江市の中では一番のお気に入り・・何時来ても震えます(笑)
昨日、頂いたコメントを拝見していて感動したのですが、
皆様もほんと面白い体験をされていているんですね
何か皆様のコメントだけでも一冊の本が出来あがる感じ・・
楽しく拝読させて頂きました
さて・・
突然言いますが『須佐之男(すさのお)』はマザコンです
大人になっても
「おかーちゃんに会いたい!!」
と泣き叫び
おとーちゃんのイザナギに呆れられ・・
おねーちゃんのアマテラスには嫌われ・・
天でも地でも大暴れ
おかーちゃんのイザナミは最後に火の神を産み落として『黄泉の国』へ行ってしまっているし・・
天の神々は『黄泉の国』へ足を運び入れる事が出来ないので
『須佐之男』はおかーちゃんに会う事が出来ないのです
イザナミ・メモ
最初、イザナギと日本国土を作り上げた後、イザナミは
山・川・海・草・土・金・風など天地の間にあらゆる神々を産み落としました。そして最後に『火の神』を生んだ時我が身も焼き焦がし衰えてしまいます。
そして『黄泉の国(死者の国)』へ旅立ち、その後『黄泉の国』を支配する神となりました
この伝説を見ていると
『やっぱりニッポン男子がマザコンと言われても仕方が無いわね・・』
と思ってしまう訳です
だって神様ですら母親の面影を追い続けているのだから・・(笑)
そんな須佐之男の為でしょうか・・
『出雲国一宮』の『熊野大社』へ足を運ぶと中央にはでっかいしめ縄と一緒に
『加夫呂伎熊野大神櫛御気野命(かぶろぎくまののいいかみくしみけのみこと)』
ん~~・・何て長い名前・・
早い話が『須佐之男命』の別称なのですが、
主祭神として奉られ
(日本の神様は奉られている神社に寄って名前が変わります)
本殿向かって左側にはひっそりとおかーちゃんのお社がちゃんとあるんですね
『熊野大社』中央の拝殿
そして本殿向かって左側にはおかーちゃんのお社が・・
まるで手を焼く我が子を見守ってる様な感じです
それにしても最初、『須佐之男』のやんちゃぶりは
度を越しています
あまりにも悪事を働き過ぎておねーちゃんのアマテラスが『天の岩戸』に隠れちゃいましたからね
それが『天の岩戸伝説』へと繋がり
太陽を失った大地には『闇の世界』が
広がってしまい真っ暗になった国土は大パニック・・
「このままやったら作物も育たん!ヤバいやろ~」
と日本全国の神様が大集合して神様サミットが開かれ
『太陽神復活イベント』
を繰り広げた訳です
豪快なアメノウズメの踊りに大はしゃぎする神々・・
それを岩の中からアマテラスは思います
「何で私が隠れているのにこんなに外は楽しそうなの?」
その模様が見たくてちょっと岩戸の隙間からアマテラスが顔を出すと
「よっしゃ~!!今だ!!」
と力持ちのタジカラオウが岩戸を長野県の戸隠まで飛ばして
アマテラスを岩の中から引きずり出す事に成功
その時のアマテラスのお顔が真っ白だったので
『面白い』
と言う日本語が出来たそうな・・
ほんまに『須佐之男命』の仕業でこんな大事になってしまい
八百万の神のご苦労が伺えます
そんなマザコンでやんちゃな『須佐之男命』がいきなり
心を入れ替えて『英雄』となり出雲国を統一する様になります
何故、やんちゃな須佐之男が『英雄』に変わったのか・・?
ふふふ・・
その陰には『LOVEストーリー』
があるんですね
神様も人間っぽい・・
だって『LOVE』がここまで『悪徳』を『英雄』に変えてしまうんだから・・
to be next・・
『emy版・出雲大辞典』の続きは8月19日(木)からとなります
しばらく間が空いてしまって申し訳ありません・・