朗報が続いた
昨日友人に第二子第三子が同時に生まれた
双子だったのだ
でも僕にはまだ子供が出来るという感覚が掴めない
彼が息子を肩車している時を見たとき
その歓びはどこかしら伝わって来たように思った
でも電話で誕生を教えてくれた時には
なぜかこう湧いてくる歓びというものがなかった
ピンと来ないというか
その歓びを共感するには
電話では伝わりにくかったのだろうか
彼の表情でも見られたら良かった
でも喜ばしい事は間違いないのだから
喜べない自分を情けなく思う
今日友人から写真の賞を取ったという報告があった
彼は写真を生業にしたいと望む男だ
その彼にとっては大きな手応えであっただろうし
大きな第一歩になったに違いない
でも彼が電話でそれを伝えたとき
僕は素直に喜ぶ事が出来なかった
いまいちまだ話だけではピンと来なかったという事もあるし
電話を受けたこちらの状況も微妙だったのだが
嫉妬心が沸き上がったということもある
浮かれ声にイラっときたのもある
それにしても
どうしてこう友人の成果に素直に喜べないのか
自分が酷い人間なのかとも思えたし
これは近しい友人だからこその嫉妬だろうかとも思った
どちらにしてもなんとも自分の器の小ささを思い知った
人と自分を比較するものではないはずなのだ
けれども僕に多くの影響を与えて来たふたりだからこそ
今もその刺激は僕にとって大きい
とても大きい