2009年6月5日
午前4時40分
雉虎猫は
居間のの壁の隅の段ボール箱で寝ていた。
段ボール箱は、
居間の壁の隅に、発泡スチロール箱の上に重ね、
箱の口を壁の方に向け、置かれている。
雉虎猫は、このところ、狭い隙間からその段ボール箱に出入りし、寝ている。
雉虎猫は箱の中で、丸まり、軽く首を上げ、うとうとしているようだった。
6時13分
雉虎猫は
居間の壁の隅の段ボール箱の中で、
丸まって眠っていた。
小雨が降りはじめた。
7時過ぎ
雉虎猫はまだ、
居間ほ壁の隅に置かれた発泡スチロールの上で眠っていた。
香箱のような、小さく蹲ったような姿勢だった。
猫被リは雉虎猫を、抱き上げた。
雉虎猫は
みゃぁっ
と澄んだ声で鳴き、異議を唱えた。
雉虎猫の左目は目脂で塞がり開かなかった。
猫被リは雉虎猫を簡易温室へ移した。
雉虎猫は少し毛繕いをした。
その動作には勢いがなかった。
雉虎猫は簡易温室を出た。
外は雨が降っていた。
雉虎猫は静かに居間の沓脱石に上がり、居間に飛び込んだ。
猫被リは勝手口に回り、後を追った。
雉虎猫は猫戯ラシの部屋の隣の和室の押し入れの奥で寝ていた。
抱きかかえ
雉虎猫は普段、部屋の物陰や押し入れに隠れても
10分もすれば自分からその場所を後にし、人のいる場所に出てくる。
しかしこの時、雉虎猫は押し入れから出ようとしなかった。
雉虎猫は押し入れで寝たい様子だった。
猫被リは雉虎猫を抱きかかえ、押し入れから出した。
雉虎猫は
にゃぁー
と
不満の声を出した。高く澄んだ柔らかな声だった。
雉虎猫は猫被リの隣に横になった。
そして猫被リが押し入れを片付けるのを眺めた。
しかし途中で猫被リを後にし、猫戯ラシの部屋の床に坐った。
7時半
雉虎猫は外に出されてしまった。
外は静かな雨が降っていた。
雉虎猫は台所を出、濡れ縁の下を検べた。

雉虎猫は濡れ縁の横で毛繕いをした。

雉虎猫は濡れ縁の近く、家庭菜園、簡易温室の近くなどを歩き回った。
雉と猫は再び居間の沓脱石の上に坐った。

雉虎猫は居間を見上げた。
しかしもう窓は開いていなかった。
雉虎猫は居間の前を離れ、盆栽の棚の方へ向かった。

雉虎猫は雨の中、立った侭溜まり水を飲んだ。
雉虎猫は軒下を選んで歩き、足跡を残しながら勝手口に向かった。
雉虎猫は猫皿の水を飲んだ。
9時45分を回った頃
雉虎猫は空腹を訴え、鳴いた。
猫被リは猫皿を取りに外の流しへ行った。
雉虎猫は勝手口から外の流しまで伴走し、
濡れ縁に飛び乗り、段ボール箱に飛び込み、また濡れ縁に飛び出した。
猫被リは猫皿に雉虎猫の朝食を装い、濡れ縁に運んだ。
朝食:成猫用ドライフード肥満猫用ライト 約25g

約10g猫分け。(半量ほど)
雉虎猫は濡れ縁で伸びをした。

雉虎猫は居間の隅の箱に香箱を作った。
雨は降り続いた。
午前中、雉虎猫は居間の壁の隅の段ボール箱の中で
寝ていた、らしい(竜胆こと家人・3)
午後零時半
雉虎猫は居間の壁の隅の段ボール箱の中に香箱を作っているようだった。
猫被リは雉虎猫に近付き、
箱の壁越しに声を掛けた。
雉虎猫は高く澄んだ声で二度鳴いた。
猫被リは手をそっとのばし、雉虎猫を撫でた。
反応がなかった。
雉虎猫はそっとしておいてほしいようだった。
猫被リは退去した。
雨は降り続いた。
2時40分
猫被リは雉虎猫のいる段ボール箱を覗いた。
雉虎猫は箱の中に蹲っていた。
雉虎ら猫は猫被リを見、二度鳴いた。
澄んだ柔らかな声だった。
雉虎猫はそっとしておいてほしいらしかった。
雨は殆ど上がっていた。
3時40分
猫被リは段ボール箱を覗いた。
雉虎猫は香箱を作り、目を閉じていた。
雉虎猫は猫被リの方に顔を向け、微かに瞼を動かし、
軽く瞬きするような島いような表情を見せた。
雉虎猫は鳴かなかった。
空は曇っていた。
4時40分
猫被リは段ボール箱を覗いた。
雉虎猫は香箱を作り、猫被リを見てやや濁声な強い調子で
2度鳴いた。
5時7分
猫被リは手を伸ばし、雉虎猫の背を撫でた。
雉虎猫は段ボール箱の中で立ち上がった。
雉虎猫は段ボール箱の中で伸びをし(ハロウィン猫)、
段ボール箱を飛び降り
また伸びをした(ヨガ猫)。
雉虎猫は濡れ縁の方へ素早く歩いて行った。
4時8分
雉虎猫は門扉の下を潜り、様子見し、通りを渡った。

斜向かいの家の前に止められた、車の横へ行った。
雉虎猫はすぐ通りを横切って戻り、濡れ縁に飛び乗った。
雉虎猫は濡れ縁から外の何かを、熱心に目で追った。
左目はまだ、あまり綺麗に開いていなかった。
左目の具合は良くなさそうに見えたが、
雉虎猫の動きには普段のキレが戻っていた。
やがて雉虎猫は注視の対象から目を離し、
立て続けに3回欠伸をした。
雉虎猫は濡れ縁に腰を落ち着けた様子だった。
05:17pm
濡れ縁で鳴き、空腹を訴える。

雨戸に手を掛け2足で立つ。
猫被リ、猫皿を取りに外の流しへ。
雉虎猫、伴走。
夕食:成猫用ドライフード肥満猫用ライト 約25g

完食。
食後、濡れ縁を飛び降りる。
05:27pm
濡れ縁に飛び乗り、段ボール箱に飛び込む。
鳥?を見上げる。
左目の開き具合が徐々に良くなっている。
猫被リの手から、猫皿から毀れ落ちていたドライフードを食す。
05:55pm
再び空腹を訴え鳴き、2足で立ち上がる。
夕食:成猫用ドライフード肥満猫用ライト 10g強(今朝の猫分け分)

物音や気配に目配りしつつ、完食。
濡れ縁を飛び降り、勝手口へ。
06:01pm
猫皿の水。
伽羅木の生け垣の陰から通りの方等見る。
06:12pm
雉虎猫、空腹を訴え、鳴く。
猫被リ、猫皿を取りに外の流しへ。
雉虎猫、伴走。

鳥を見上げる。
夕食:ポーチドエッグ約1/2個分

卵白を々を猫分け。

伸び。
濡れ縁を飛び降り、
勝手口から盆栽の棚の辺りを歩き回り、検べてまわる。
溜まり水。物音に振り返る。

外の流しの下を検べる。

2足で立ち上がり、隣家との段差の縁を検べる。

2足で立ち上がり、外の流しを検べる。

門扉の隙間を通り、勝手口へ。

猫皿の水。
盆栽の棚の方へ。

椅子の角に丁寧に顔を擦り付ける。
椅子の下で地面の匂いを嗅ぐ。
寝室の掃き出し窓を覗きこむ。
窓枠に飛び乗る。

燃えるごみを入れた袋を覗きこむ。
06:28pm
隣家との段差(約70cm)を跳ぶ。
壁に立てかけられたタイヤを軽く嗅いだ後、

壁の角を曲がり、外出。
06:52pm
帰宅。
濡れ縁の段ボール箱で香箱。
夕焼け。
06:59pm
猫被リ、雉虎猫を撫でる。
雉虎猫、甘える。
やがて起き上がり、嗅ぎ尻尾の先を振りながら、
真剣な面持ちで辺りを見る。
欠伸。
午後9時10分
雉虎猫は居間の沓脱石に坐った。
猫被リは居間の掃き出し窓を開けた。
雉虎猫は直ぐ居間に飛び込み、猫被リの背後に坐った。
雉虎猫の目の開き具合は、
夕方よりも少し悪くなっているように見えた。
雉虎猫は猫被リに擦り寄り甘えた。
一頻り甘えた後、
雉虎猫は数歩歩き、座布団の上に坐った。
雉虎猫はいつものように丁寧な毛繕いをした。
9時18分
毛繕いを終えた雉虎猫は座布団の上に坐り、

猫被リを見上げた。
撫でてほしい、ということだった。
猫被リは雉虎猫を撫でた。

雉虎猫は頭を下げ、猫被リの手に軽く押し当てるような仕草をした。
雉虎猫は目を細め、満足気な様子をした。
数分後

雉虎猫は再び毛繕いをした。
そして眠った。
09:35pm

眠(居間・座布団)
09:52pm
マズルを震わす。髭も震える。
夢を見ているような様子。
やがてふと起き直り、丸まり直し、寝なおす。
11:20pm
居間から台所へ。
猫寄セと休む。
雉虎猫が最初に、居間の壁の隅の段ボール箱を寝場所にしたのは
2009年5月23日の午後2時半ごろだった(竜胆が確認)
自分が最初に見たのは同日午後750分だった。
2009/05/23 07:50pm
この時には箱の中には入らず、箱の上に寝そべっていた。
翌日、5月24日には、
雉虎猫は
まず
居間の壁の隅に置かれた段ボール箱の上に飛び乗り、飛び降りた。
09/06/24 06:17am
そして
隙間から潜り込み、
09/06/24 06:18am
箱の中に入った。
09/06/24 06:18am
2009年5月25日、
雉虎猫は簡易温室ではなく、居間の壁の隅の箱で寝た。
2009/05:25 09:13pm
肌寒い夜だったのに。
この頃から時々、雉虎猫は夜、簡易温室ではなく
居間の壁の隅の段ボール箱で過ごしている。
気がかり。
雉虎猫の目が、一晩ゆっくり眠って、良くなっているといいのに、と
思う。
夕方よりも、夜、やや、具合が良くないように見えたことが気になる。