カツマーを自認する私なので、
『やればできる』勝間和代 著 ダイヤモンド社
は発売後、すぐに読みました。
今日もtwitterで話していたら、
「確かに勝間さんはすごいけど
あんなふうには頑張れないわ。」
という意見の人がいました。
でもそうではないのです。
がむしゃらにりきむのではなく、
前に進まざるを得ない仕組みを作って、
周りの人と協力しながら人生を歩むのです。
「しなやか」、「したたか」、
「へんか」、「とんがり」の4つの力に
分けて頑張らずに目標到達できるように
説明しているのがこの本なのです。
P.48「最初はまず、自分が気持ちよく行動できて、
人に役立てるような伸ばせる「長所の種」を
探す所から始めましょう。」
私はあるNICU(新生児集中治療室)で働いていました。
当初、そこでは入院時サマリーという
患者さんの経過をまとめたものを手書していたのです。
実績をまとめるのも学会発表の準備をするのも
紙の入院台帳をめくって数えていました。
それを私がコンピュータで入力できるようにし、
後から症例の検索、ソートを簡単にしました。
患者さんの所にいない時には数日間ずーっと
コンピュータの前でそれを作っていたので、
絵のように言われていました。
でもとっても楽しい作業でした。
医者の中でファイルメーカーを使いそういった
ことをする人はその職場にいなかったので、
とてもみんな喜んでくれました。
次女の出産の時に退職したのですが、
「またメインテナンスをしに来てよ。」
と声がかかりました。
夫に「私が作ったデータベースが云々。」
と話した所、普段データや統計を使って
仕事をしている金融系ビジネスパーソンの夫は
「そんなものはデータベースのうちに入らない。」
と言いましたが。
3年半ぶりの旧職場。
ですが、みんな
「自分はわからないから○○先生を呼ぶ。」
と入れ替わり立ち替わりで
自分には聞かないでって感じなのです。
ディスプレイに合った作業画面を作ろうと思って、
「メンバーの中で一番、コンピュータとデータの
ことがわかっていると思うから。」
と部長に指名されたF中君に聞きました。
私 「これ何インチかな?19?」
F中先生 「そのテレビですか?」
私 「・・・テレビだって???」
私、ここでならIT長者になれる。
ここにいたら私はこんな感じ?
(ライブドアの前身オンザエッヂにいたカリスマプログラマー
小飼弾さん。絵を合成して虎の服を着せたのは私。)
・・・じゃなくて、勝間さんも書いているように
P.98「「自分がすぐれている点」は、あくまでも
自分が属するまわりの人との比較で決まるという
ことですから、相対評価ということです。」
このように、詳しくない人が多い場合、
私程度の知識と技術で喜んでくれるなら
どんどんそれを発揮した方がお互いのためなのです。
思う存分、貢献をしてこようと思います。
みなさんの長所の種や強みはなんですか?
コメントでも教えて下さると嬉しいです。
ここでのIT長者っていうのは「研究費でこれを買う必要があります!」
って言って好きなだけソフトとかPCとかを買ってもらうってことです。