福岡ゲームフェスティバルに行ってきた・後編 | バーチャルコンソールクエスト

バーチャルコンソールクエスト

ゆるゆるゲームブログ

2月27日(土)28日(日)の2日間にわたって行われてる福岡ゲームフェスティバル。
前編・なりきり!ゲームマスター参加編に続きまして後編であります。
地下2階で行われてた試遊台コーナー&パネル展示を回った感想等。

えーっと、まず天神地下街側からの入り口から入った先に
にゲームフェスティバルの看板がありますのでここが正面という事になるかな。
なのでこの方向から、時計回りに回った場合を想定して紹介して行きましょうか。

まず左手にずらりと試遊台コーナー。
1番手はガンバリオン制作で先日みごとに任天堂みんなのおすすめセレクションに選ばれた
ワン・ピース アンリミテッドクルーズエピソード1~波に揺れる秘宝~。
2番手はサイバーコネクトツー制作のNARUTO-ナルト- ナルティメットストーム。
続いてPSPタイトルが連発。
システムソフト・アルファー制作の萌え萌え2次大戦(略)2chu~♪。
えー、とりあえずこいつはちゃんと動いてた模様w

それからアルファ・システム制作のファンタシースターポータブル2に
ペガサスジャパン制作のQIX++。
えーっ!?ペガサスジャパンって福岡の会社だったのかー、知らんかったー
ほんといろんな会社あるなあ、福岡は。
QIX++は算法研究所も参加してるようですが
こちらはL5のジャンヌ・ダルクにも参加してましたな。
いろいろ横の繋がりありますなあ。
そういえばツイッターやってるとゲームクリエイター同士の横の繋がりも見えて
びっくりの連続ですね。
僕は最初元ラブデリックスタッフ中心に見つけたらフォローしてたんですが
現アウディオの上田さん経由でオウガシリーズの松野さんとか
レギンレイヴの音楽も担当してる元ghmの高田さんとか
その他色々芋づる式に色んな人に繋がっちゃって
フォローリストがえらい事になってますw
もういっそのことみんなでなんか作っちゃえばいいのにwww
と思う位繋がってて愉快です。
一時期ラブデリ同窓会、ヒューマン同窓会みたいな雰囲気になって笑ったなあ。
フォローしてなんぼだな、ツイッターは。
有名無名問わずお近づきになれる、という非常に魅力的なツールであるけど同時に
非常に危険だなとも感じたりする。
今まで一旦マスコミを通さないと聞こえてこなかった
作り手の生の声を拾えるのは非常に大きいし
作り手としてもお客さんの生の声を拾えるのはマーケティングとして非常に有効だと思うんだけど
ツイッターは140字の短文でつぶやくという手軽さから連投してくうちに感覚が麻痺して
下手するとプライベートまで曝してしまう恐れがあるんで
極端に使いすぎるのも問題だなとも思ったり思わなかったり。
携帯なんかでもチェック出来るんでほんと危険。
「○○なう」で現在地特定される可能性大なんでつぶやき加減には気をつけた方がいいと思います。
特に位置情報は極力抑えた方がいいんじゃないかと思います、ほんとに。

えー、なんでツイッター話になったかな。
そうか、横の繋がりからか。
失礼失礼。

QIX++の横にはエレメンツ開発のPCゲーの空母決戦。

続いてサイバーコネクトツー開発のPSPソフトを使った4人対戦コーナー。
ソフトは昨年末出たナルティメットアクセル3と来週発売の.hack//Link。

そしてレベルファイブのレイトン教授と魔人の笛。
と言う順番で試遊機が設置してあります。
我が子はPSPナルトとPS3ナルトで遊んでおった。
面白かったそうです。
買って欲しいそうです。
PS3ナルトはたしか2が出るってアナウンスあったよな。
ということは今日遊んだのは2リリースと同時にベスト版フラグ立ってる気がするんで
ちょっと待って欲しいと頼むwww

次はエスカレーター横のブース。
ここはクリエイターの仕事を体験してみようコーナー。
内容はバグ探しとペイント。
バグ探しは沢山ある絵柄から1枚違う絵を制限時間内に見つけると言う
バグ探しというより間違い探しなミニゲーム。
多分Flashかなんかだろうな。
そしてペイントはmacさん+液晶ペンタブ&フォトショで
イナイレや.hackの線画に彩色しよう。
という言わば塗り絵コーナーですな。
ペイントコーナーはちびっこが一生懸命塗り絵中でうちの子は参加出来んかった。

この後ろにはGFFに参加してる各社のゲーム台本や仕様書などの資料、
イメージイラストなんかがショーケース&パネルで展示してあって
最後に各社の沿革&業務実績がパネル展示。

ということになっております。
資料、パネル等関連は撮影NG。
でも試遊台はなんも書いてないなあ。
一応コンパニオンのお姉さんにOKか訊いてみよう。

やた、OK出た。
と、端から遊んでる様子押えようとカメラ構えたらスタッフから止められたorz
えーっと、コンパニオンのお姉さんにもきちんと情報の周知徹底お願いします。
ということで、少しは写真でお伝え出来たらと思いましたが
帰宅後撮った数枚も全部消しちゃったのでテキストのみでお送りしております。
マスコミもかなり取材に来てたみたいなんで画像・映像はそちらでどうぞ。

さて、一通り見て回った感想ですが…
ゲームイラストのパネル展示や資料展示はまあまあかな。
ちょうど今絶賛プレイ中で会場にも持っていってたQIX++の概要書とかもあって
なかなか興味を引いたけどケースの中なんでまじまじと見る事は出来なかったからな。
イラストも原画ではなくパネルに印刷だったので感動もちょっと薄れるかな。
昔はこういったパネル展示見て感心してたもんですが
最近は開発者ブログなんかで発売前のプロモーションで画像公開されたりもするんで
そこまで感動する事もなくなったなあ。
この辺はコアなファンはみんな同じ感想じゃなかろうかw
とはいえ、これはゲーム産業を一般に認知してもらう為のイベント。
一般の人に、こんなことやってますよ、こうやってゲームが出来ますよ。
福岡にはこんなにゲーム会社がありますよ。
ということをプロモーションする場所であります。
僕のようなやつはターゲットとしてはずれてるだろうからな。
まずは知ってもらうとこからだろう。
だったらこれはこれでいい展示じゃないかな、と思う事にするw

一巡したのでフロアをひとつ上がり、イタめし屋でパフェタイム。
今日は父もパフェ食うぜ!
ということでパフェタイム。
娘はキャラメルパフェ、父はマンゴーパフェ。
マンゴーパフェんまいw
隣では若いお嬢さん達が着くなりビール注文。
漢だなあと唸りつつ、横で女々しくパフェ完食。
支払い済ませて店を出ると、娘がトイレに行きたいと言う事で
しばし地下1階から地下2階のイベント会場を見下ろしながらボーっとする。







一般の人に向けた、ゲーム業界を知ってもらう為のイベント。
なんだけど、いるのは濃そうな人たちと子供ばかりだな。
ざっとパネルに目を通す人はいるけど、じっくり見る人はそういないなあ。
一般の人に認知してもらうってのは至難の技だなあ。
人の流れを見下ろしながら、そんなことを思う。
未だ学校等でのゲームへの風当たりは厳しく、酷い保護者なんかは
ゲームなんてマジコンで十分とさえ思ってる人たちもいる。
そういった人たちに、ゲームの素晴らしさを知ってもらうのはほんと大変だろうな。
だろうな、じゃなくて大変だ、だな。
それは僕がゲームを人に薦める時に考える事でもあります。
薦めるって難しいよねえ。
正直、無理してまで好きになってもらうもんでもないしねえ。
でも、知ってもらえると、知ってくれるとうれしいんだよな。
ゲームっていいもんですね。
そういってもらえるとほんとうれしいもんなあ。
一見、のれんに腕押しぬかに釘のようなこのイベントも
地道に、積み重ねる事でなんか生まれてくるのかもなあ。
なんてことも思いました。
福岡のゲーム会社はレベル5を中心にとても活気のあるように見えるかもしれませんが
福岡のゲーマー環境は正直けっこう厳しくなってきてる。
そんなことを時々思います。
まず、小売店の減少&売り場の縮小。
これはゲームだけに限らず、ゲーム雑誌や攻略本等書店でのゲーム書籍なんかも
書店の減少&売り場の縮小が顕著で、露出度が徐々に、でも確実に減ってる気がします。
また、90年代、バーチャやるため仕事帰りに毎日のように通った、
天神のド真ん中にあるセガ直営のゲームセンター天神GIGOも先週で閉店と
ロケーション環境もまた縮小の一途。
まあ天神GIGOに関しては数年前目の前に出来たROUND1&タイトーステーションとの
集客合戦に敗れた、という見方も出来ますが
(UFOキャッチャーのアーム設定とか超ぼったくり仕様だったので自業自得ともとれる)
それでも一時期は天神地区だけでも数店舗あったセガのお店もハイテクランド1軒のみ。
昔を知ってるだけに淋しいなあ。
淋しいと言えばホームであった西新のゲーセンなんて1軒もないもんなあ。

すべてがネット中心に移行しつつある。
そういう見方もできるんですけど、それが現実のものとなった時、
ゲーム産業は非常にニッチなものになる。
そんな気がするんです。
ネットの情報は使う側が積極的に集めに行かないと全く集まりませんからね。
ということは、使う人と使わない人、知ってる人と知らない人にスパッと分かれるはず。
そしてそうなると、面白さを伝えるのはますます困難になるんじゃないかなあ。
やっぱり身近にゲームがある。
興味はなくとも身近にある環境、ってのは必要不可欠じゃないかなと思います。
ネット中心にしてはいけないと思います。
ネットはネットで強くしていく必要があるけれど
と同時に小売店もしっかり商売として成立して、このようなイベントなりもしっかり続けて
身近な存在として認知してもらい続ける必要があるよな。
あ、娘帰ってきた。
それじゃ大丸のアフタヌーンティーで明日の朝ご飯買って買えるかw

帰りのバスの中でも、そんなことがぐるぐるぐるぐる頭の中を駆け巡ります。
そして、僕もいちゲームファンとして、なんかできることがあればやりたいな。
やってこうな。
そんなことを思ったのでした。
いやあ、こんな鬱鬱した記事にするつもりはなかったんだけどねえw
システムソフト・アルファーの開発実績に、あの2本はありませんでしたw
黒歴史のようであります、ぷぷぷwww
と笑い飛ばそうとも思ったんですけど
見下ろして眺めた光景がちょっと切なく映ったもんで。
それは九州ゲームショーの時も感じたな。
微妙に、熱気が足りない感じ。
それは多分、僕は知ってる側の人間で、情報を沢山持っていいて
熱もそれなりに持ってるからだろう。
なもんで、一般の場所でゲームに出会った時、その温度差に戸惑ってしまう。
そんなところかな。
今、この辺の問題を正面から捉えて、一生懸命抗ってるのは任天堂だけのような気がします。
他は、うーん、多少はがんばってるけど、やっぱ経済状況がこんなんだけに
目先の利益重視にならざるを得ない、そんな感じかな。
中長期的に頑張れるだけの体力は持てないだろうな。
そんな中、福岡のゲーム会社は官学と連携して、なんとか頑張っていこうとしています。
この姿勢は大変評価すべきことだと思います。
みんなすごい、すごいよね。
地元で、こんな人たちががんばってゲームを作ってくれてると思うだけで
僕はなんだか誇らしい気分になります。
そして、この気持ちが、もっともっと沢山の人に伝わるといいな、とも思いました。
福岡に住んでるゲームファンの方、ゲームフェスティバルは明日もありますので
よかったら足を運んでみてはいかがでしょうか。
好きなゲームに関わるスタッフさんに直接会える機会ですから。
僕らにできることは、ゲームの感想を述べる事、ゲームに期待してる事を示す事だけですが
それが彼らの勇気となるならば、是非伝えておいた方がいいんじゃないかと思います。
実際に声を掛ける勇気はなくとも、真剣に見てれば、きっと伝わるはず。
ちょっとでいいんで、覗いてみてはいかがでしょうか。
日頃の感謝の気持ちとして。
それは巡り巡って、素敵な作品として僕らの元に還ってくるはずですからw
応援しましょう、ファンならば。
そして新しいファンが生まれる事を期待しつつ。


以上、福岡ゲームフェスティバルに行ってきたでした。
いつも長文ですんません。
もちょっとすっきり書けるように努力してますが
もうこれがマダオクオリティの限界のような気もするんでw
諦めた方がいいかもしれませんwwwww
ということで最後にもちょこっとw
こういうイベントってどうしても一方通行になりがちなんで
やっぱワークショップ形式の方がいいなと思いました。
なかなか実現は難しいと思うけど。
あと、予算とかなんとかいろいろ厳しいと思うんですけど
なにかしらの販促グッズ等があるともちょっと人の流れを引き込めたかもなあ。
それから、今話題のツイッター。
ツイッターはほんとに人の距離を一気に縮めちゃうので
今後イベントする時はこいつ上手く利用してみてはと思いました。
ただそうなると、イベント最中もPCや携帯に夢中と言う本末転倒な状況も考えられるなw
それはちょっと困ると思うwww
とにかく、今日はワークショップめっちゃ楽しかったし明日も盛り上がるといいなあ。
ではでは(・ω・)/