ドリフトサーキットで遊んでみた | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

今のところ毎月2本ペースでリリースされるG.Gシリーズ。
11月はTETSUBOUとドリフトサーキット。
で、前回TETSUBOU紹介したので今回はドリフトサーキットであります。
それでは。



ドリフトサーキットはサーキットを真上から見たトップビューのレースゲームです。


いやあ、かなり久しぶりのトップビューのレースゲームです。
携帯アプリなんかでは未だにあるようですが
家庭用機では絶滅したといっていいジャンルじゃないでしょうか。
あ、ゲームセンターCXのゲーム内ゲームでラリーキングがあったなw

今でこそ3D技術を駆使して、車の挙動まで再現した
超リアルなレースゲームが当たり前になってますが
アーケード黎明期はトップビューばかり。
元々は布に描かれた道の上を外れないようにハンドル切るだけのエレメカを
ビデオゲーム化したものだした。
トップビューのレースゲーは主に2種類ありまして
ひとつは縦スクロールで対向車を避けるゲーム。
有名どころではタイトーのスピードレースやセガのモナコGP、
コナミのロードファイターなど。
スピードレースやモナコGPはプログラムではなく集積回路の組み合わせで動いてましたな。
そしてスピードレースは1974年登場と日本最古のレースゲームであります。

もう1種類はマップとしてサーキットを再現してそこを周回して遊ぶタイプ。
家庭用ではファミコンディスクシステムのF1レースや
PCエンジンのモトローダーなんかが有名かな。
このタイプの歴史も古く、1975年にタイトーが出したデッドヒートあたりが
最古のゲームじゃないかなあ。
デッドヒートは大型のモニタを囲むように4つハンドルがついてて
足元にはアクセルがあるというなかなか大胆なデザインの筐体が印象的でした。
対戦型のビデオゲーム、二人同時プレイのゲームも少なかった時代に
多人数で遊べるゲームとしてよく遊びましたな。
アーケードの周回プレイタイプのレースゲームは他に
タイトーのピット&ランやセガのホットロッドなんかがありますが
どれも固定画面上に再現されたサーキットを走破するという
ちょっとちまちましたゲームでした。
あ、デッドヒートの続編であるスーパーデッドヒートは
4画面使ったダイナミックなものでしたw


毎度のことですが昔話に花咲かせてすんません。
G.Gシリーズは懐かしい雰囲気のゲームが多いのでついつい。
そろそろドリフトサーキットの話をしようw


ドリフトサーキットは家庭用で出たトップビューのレースゲーム、
ファミコンディスクシステムのF1レースあたりが元となってそうです。
数画面繋ぎ合わせて再現したサーキットがありまして
画面は自分の車を中心にスクロール。
道なりに操作していけばコース1周できるという仕組み。
ドットのマップかポリゴンの箱庭かという表現上の差はありますが
おおまかな所では差はないですな。
コースを3周して規定の順位以上の成績を残せばノルマクリアです。
操作はシンプルで十字キーの左右でハンドル操作、
BボタンがアクセルでYボタンがブレーキ。
これだけでもコースは回れますが、アクセルベタ踏みでコーナリングすると
思いっきり減速してしまい非常に重たい挙動になりまして
かといってブレーキングで減速してもこれはこれでもたついてしまいます。
そこで用意されてるのがドリフト。
十字キーを同じ方向に2回入力することでドリフト状態に。
で、このドリフトを利用すると
スピードは維持したまま簡単にコーナーを曲がることができるのです。
これがかなり気持ちいい。
昨今の最新技術で再現されたリアルシミュレータ系レースゲームだと
あんまし尻振って走るとタイム落す結果になりかねませんが
こいつは連続ヘアピンなんかブンブン振りまくりの方が早く抜けられますし
操作も曲がりたい方向に2回入れるだけでカウンター当てたりとか
面倒なことしなくていいので実に気持ちよくドリフトしまくれます。
(タイム狙うと抜ける姿勢が重要になるのでカウンターも必須だけどw)
さすがタイトルにドリフトサーキットとついてるだけのことはある。
ドリフトしまくってコースを走破するお手軽で楽しいレースゲームです。


そう最初は思った。
おきらくドリフトレース、ぐらいに思ってた。
しかし、クリアするのがあんなに大変だとは。

本作は5台でレースを行ないまして、ライバルにも当たり判定があります。
まあ、当たり判定のないレースゲーはファミリーサーキットか
最近のゴーストカーシステムぐらいで普通はありますな。
自分は常に最後尾のグリッドからスタートであります。
そうそう、コースの説明しましょうか。
ドリフトサーキットにはイージー、ノーマル、ハードと3つのカテゴリがあり
それぞれに3コース用意されてるので計9コースあるってことですな。
各カテゴリ3位入賞せよ、というお題から始まり最終的には1位獲れとなりますので
9連戦を制するとゲームクリアとなります。

で、なにが大変かというと敵と抜くのが大変。
これがほんとに大変。
マシンの性能はこっちが上で、直線勝負になればかなり差を詰められるんですが
楽に差を詰められるようなデザインのコースは少なく
となるとコーナー勝負となります。
なんせ常に最後尾スタートなものでしょっぱなからサイドバイサイドな情況が待っていまして
こっちが先行しててお尻ぶつけられるのはさほど痛くないんですが
こっちが抜こうとしてぶつけてしまうと急減速してしまい大幅なタイムロスとなります。
なので上手にパスしていきたいところなんですが
順位が下のライバルはライン取りが非常に危なっかしく
こっちが上手く最速ラインに乗せたと思っても急に割り込んできやがるし
縁石の当たり判定も結構ギリで不用意に突っ込みすぎるとぶつけちゃうし
かといって急旋回が得意なドリフトで外からオーバーテイクするのは
これはこれで難しい。
序盤はまだいいけどハードの後半戦ともなると
1周目でもたつくとライバルの背後すら見ることできずフィニッシュは当たり前。
とにかく1周目でロスなく下位の2台を抜けるか
そして残りの2台も如何に隙を見つけて切り込めるかが勝負の分かれ目の情況が続きます。
トップビューゆえラインのイメージは描きやすいんですが
そのラインがかなりタイトで
上手に乗せるにはお手軽操作なりの繊細なマシンコントロールが要求されまして
しかも敵のラインもクロスしてきますので
いやはやもうなんというか、おきらくなのはEASYの最初のほうだけですよ。
あとはけっこうヒリヒリする展開の連続。
そして些細なミスが命取りとなりこれが非常に腹が立つ。
自分のミスに、そして雑なライン取りの下位集団にw
でもまあその分綺麗に抜けるとめちゃくちゃ気持ちいいんですけどね。
にしてもしんどいゾナ。

下手くそな僕はイージーの7・8・9ステージで早くも涙目。
しかし何度もチャレンジしてクリア。
ノーマルも相当頑張ってクリア。
しかしハードのオーラス、ステージ9で心折れる。
1位早過ぎるわー
あなたの背中見れたのが数えるほど。
というか1度だけ勝てそうな距離まで詰めたんだけど
最後の3連カーブの2箇所目抜けるところで痛恨のミスorz
そのミス引きずって立ち直れませんでしたorz


なんとかクリアしてレビューしたかったんだけどねー
まあ毎日ちょくちょくトライしてるんで
そのうち、きっと、クリアできる日が来ると信じたい。


以上、ドリフトサーキットで遊んでみたでした。
あの、思ってた以上に熱いです。
簡単操作でここまで熱くなれるとは。
ファミリーサーキットやホッドロッドのようにカスタマイズやパワーアップ要素のがついた
もちょっと本格派なタイプが出てくれるとさらに楽しそうな気もしますが
ドリフトサーキットは必要最低限の要素しかないのでその分
純粋にライバルとのコーナー勝負を楽しめてるともいえそう。
いずれにしても、トップビューのレースゲーはまだまだやれそうです。
少しでもいいんで再びスポットが当ってくれるといいですな。
ではでは(・ω・)/