弁護士も就職氷河期~福岡県の場合 | 福岡若手弁護士のblog

福岡若手弁護士のblog

福岡県弁護士会HP委員会所属の弁護士4名によるBLOG
(ただしうち1名が圧倒的に多いですが、だんだん若手じゃなくなってるし)

清きワンクリックを ←ポチっとねすみません

弁護士会として全国7番目の規模の

福岡県弁護士会でも、平成20年度、

過去最多の68名が新規登録し、

この10年間で1・5倍の822人に

なった(2009/5/1現在)。

「試験合格と同時に、弁護士志望者の

実質的な就職活動はスタートするんです」

新試験に合格し、平成20年12月に福岡に

登録した吉沢愛弁護士が明かす。

弁護士は事務所に所属して腕を磨き、

数年後に独立するのが一般的。司法

修習生は、弁護士事務所の求人情報を

修習生同士で交換したり、事務所の

HPを検索したりして探している。

また、修習生は裁判所や検察庁、弁護士

事務所で実務修習を行なうが「平日の

夜や土日は、就職活動のために弁護士

事務所廻りに充てることが多い」「登録

半年前の6月がリミット。それまでに決定

しなければ、その後は就職先を見つける

のはかなり厳しいんです」と吉沢弁護士。

就職先が決まらないため、自宅を事務所と

してとりあえず弁護士登録する、就職浪人も

珍しくない。(中略)福岡県弁でも平成20年、

「新規登録者の受け入れ対策を考えるべきだ」

との声があがったという。弁護士事務所が

弁護士を1人受け入れるには、秘書を雇ったり

執務室を設けたりするなど負担が大きく、

福岡県弁がHPに掲載する求人情報は

2009/2/25時点で9事務所最大17名に

とどまっている。福岡県弁会長経験のある

ベテラン弁護士は「今後、就職活動は厳しく

なっていく」と予想する。

被疑者国選弁護制度の大幅拡大で、

平成20年に全国で7411件だった利用件数は

今後約10倍の規模に膨らむと予測されている。

福岡県内でも約4000件の利用が見込まれる。

福岡県弁の池永満現会長は「被疑者国選

以外にも、手がける弁護士が少ない行政

訴訟など、弁護士を必要とする需要はまだある。

若手弁護士が独り立ちできるよう、研修制度の

充実を図っていきたい」と話している。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

2009/5/23読売新聞夕刊より

ろぼっと軽ジK 感想はコメント欄で。