利息制限法が廃止されるかも? | 福岡若手弁護士のblog

福岡若手弁護士のblog

福岡県弁護士会HP委員会所属の弁護士4名によるBLOG
(ただしうち1名が圧倒的に多いですが、だんだん若手じゃなくなってるし)

貸金業規正法の利率引き下げ+利息制限法の利率

引き下げ(存続が前提)に賛成の国民はポチッ

人気blogランキング  ←


http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aUbIY04r92wc

弁護士業界のメーリングリストで今大きな話題となっている一つである。

最近、最高裁判所では貸金業規正法がほとんど存在意義をなくし

貸金業者の敗訴が連続しているため、「司法がだめなら立法で」と

三権分立を逆手に取った金融業者からの巻き返しがはじまった。

立法問題となると、弁護士会は敗訴者弁護士費用負担導入・

代用監獄常置化をつぶした経験があるが、それらの成功要因

として、メディアとの連携が功を奏したことがあげられる。

さて、広告収入に頼っているメディアの台所を大きく支えている

業者はどこであろうか、そう、消費者金融業者なのである。

チワワがでたり和香が出たり熊田がでたり安が出たり

ユースケが出たり・・・われながらよくCMが思いつくもんだ。

とすると、メディアが消費者金融に都合の悪い報道をすることは

あまり期待しがたい。なぜなら、1社や2社ではなく消費者金融

全体からもたらされる広告収入はTV・新聞1社1社にとって

半端じゃなく大きいからである。

利息制限法は消費者金融業者にとって邪魔ものであり(これが

あるからグレーゾーンとして弁護士や司法書士からいろいろ

文句をつけられてしまう)、元から絶てば何てことはなくなる。

少なくとも債務整理で「合法的に」カットに応じる義務がなくなる。

弁護士会も利息制限法存続(さらには上限金利の低下)+

貸金業法の金利引き下げに全力を注いでいるが、何せ

敵は資金力豊富で、ロビイスト活動も活発な貸金業者で

とても手ごわい。皆さんの協力がないと法律改悪は

阻止できない。その場合に不利益を蒙るのは結局

多数の国民なのだから、一人一人しっかり声をあげて

改悪を防止するために反対して欲しいデス。

ろぼっと軽ジK