from seed to cup 長文です
今日は、お知らせがあります。 かなり真面目に真剣に書きます。
先日まで行われていたJBC大阪・東京予選。
予選に参加されたバリスタの皆さんの競技を見させていただき、ワタシ色々と考えるところがありました。
出場されたバリスタの皆さん全員が、様々な環境下で日々努力精進されているのはとても良く分かりましたし、素晴らしいパフォーマンスでした。
が、残念ながらスペシャルティコーヒーの啓蒙・普及を主目的とするバリスタチャンピオンシップにおいて、『スペシャルティコーヒーとは』 という基礎的知識・情報力の差が、バリスタ個人間で、そして、企業間で大きく出ていたのが現実でした。 ワタシはそう感じました。
自分に出来る事、 ウチの会社FBCインターナショナルとして出来る事。
考えました。
そこで、初の試みですが、セミナーを開く事にしました。
from seed to cup コーヒーの種子からカップまで と題して 全6回の有料セミナーを行います。
セミナーの主目的は 次の5点です。
① 主にバリスタの方 (もちろんバリスタ以外の方も大歓迎です) の為のコーヒー(特にスペシャルティコーヒー)基礎知識
② カッピング技術習得
③ 風味表現
④ 焙煎や抽出による風味の違いを知る
⑤ 全6回セミナー受講後 (来春4月) には、自身で生豆・焙煎豆の風味・味覚特性を知覚する事ができ、他者へ自身の言葉にてその風味・味覚特性を伝える事ができるようになる。 と共に、自身の理想とする焙煎豆を探し見つけ出す事の一助となる
セミナーの内容は次の通りです。
第1回 『種子からカップまで』
9月15日(木) 午前の部 : 午前10時~午後1時 (定員6名)
午後の部 : 午後2時30分~午後5時30分 (定員6名)
① パワーポイントによる写真などを使った分かりやすい説明。
特にコーヒーの生産処理工程や収穫は分かりづらい事項なので、これを丁寧に説明します。
② カッピングの方法説明
③ カッピング 2ラウンド
④ 質疑応答、交流会
第2回 『消費国の動向 米国』
(第2回以降は 日程未定、 基本的に毎月第二木曜日を予定)
① アメリカのコーヒーの歴史 (特にスペシャルティコーヒーについて)
現在のサードウェーブまでの歴史を説明
② カッピングの方法説明
③ カッピング 2ラウンド
④ 質疑応答、交流会
第3回 『産地編 グアテマラ』
① グアテマラの概要、産地紹介
② グアテマラの収穫、生産処理
③ グアテマラの最新状況
④ カッピングの方法説明
⑤ カッピング 2ラウンド (グアテマラ)
⑥ 質疑応答、交流会
第4回 『産地編 パナマ』
① パナマの概要、産地紹介
② パナマの収穫、生産処理
③ パナマの最新状況 (ゲイシャなど)
④ カッピングの方法説明
⑤ カッピング2ラウンド (パナマ)
⑥ 質疑応答、交流会
第5回 『産地編 インドネシア、ケニア』
① インドネシア、ケニアの概要、産地紹介
② インドネシア、ケニアの収穫、生産処理
③ インドネシア、ケニアの最新状況
④ カッピングの方法説明
⑤ カッピング 2ラウンド (インドネシア、ケニア)
⑥ 質疑応答、交流会
第6回 『焙煎、抽出編』
① 焙煎と抽出の概要
② 焙煎方法による風味の違い (カッピング)
③ 抽出による風味の違い
④ 質疑応答、交流会
講師は、ワタシなりに考えました。
・ JBC ジャッジではない
・ JBC 競技会運営には一切関わっていない
・ スペシャルティコーヒーにかかるカッピング経験が豊富であり、第一級のスキルを要すること
・ 産地へ業務として継続的に訪れ今日現在において現役でビジネスを継続しているプロフェッショナルコーヒービジネスマンであること
・ コーヒーに興味のある方への、教育・指導経験を豊富に持つこと
・ そして、ワタシの考えに賛同してくださること
以上の条件をすべて満たす (間違いなく国内唯一の方) 土屋浩史(カフェプントコム)氏に講師をお願いすることになりました。
土屋講師の経歴は次の通りです。
1967年12月29日 東京生まれ
1986年東京農業大学農芸化学科入学
1990年同卒業
1990年東京農業大学大学院修士課程農芸化学専攻入学
1991年同修了
1992年4月 井関農機株式会社入社
* 米穀の品質に関する研究及び品質測定装置開発に携わる。
1994年8月 同社を退社。
1994年12月 株式会社ユニカフェに入社
* コーヒー抽出カスリサイクル事業に携わる。
1997年 4月 同社開発研究室に異動
* コーヒーの品質管理及び商品開発に携わる。
* 2001年ディードリッヒ焙煎機の導入を行い、差別化商品で成功を収める。
* 日本のスペシャルティコーヒー産業の立ち上げに寄与する。
* スペシャルティコーヒーの国際審査員として、世界中で活動する。
2003年 10月 同社生産管理部購買課に異動。
* コーヒー生豆の買い付け、輸入、品質管理、食品購買に携わる。
* スペシャルティコーヒーの国際審査員としての活動、海外産地訪問及び新しいコーヒーの発掘、コーヒー生産国の発展のためのコーヒーコンテスト開催に携わる。
2005年 4月
日本スペシャルティコーヒー協会トレーニング委員会委員となり、業界の発展に寄与。
(現在同副委員長を務める。)
2007年 10月 同社開発事業部に異動。
* コーヒー全般の商品開発に携わる。
2008年8月 スペシャルティコーヒーの鑑定士資格であるCQI(コーヒー品質研究所)認定Qグレーダーとなる。(現在日本で約50名)
2009年 1月 同社を退職。
2009年 2月 コスタリカ、グアテマラ、パナマを訪問し、買い付けを行う。
2009年 4月~
カフェプントコムを立ち上げ、世界のコーヒー産地と日本のスペシャルティコーヒー消費の末端を繋ぐ役割を担い、生豆輸入販売、各種セミナー、ワークショップ等教育活動、技術指導を行っている。コーヒーの産地から末端の消費まで、日本のコーヒー地位向上の為、活動しております。
第1回 9月15日(木) 午前6名、午後6名 募集方法
★ ワタシまでメール ueno@fbc-intl.co.jp 、或いは 弊社までFax 03-5408-3469 でお申し込み下さい。
各回、先着順にて締め切らせて頂きます。
★ セミナー代金 : 1回 10,500円 (消費税込み)
★ 持参する物 : ご自身のカッピングスプーンがあればお持ち下さい。 なくてもこちらでご用意いたします。 他には、エプロンをお持ち下さい。
★ 基本的に第1回参加者が、第2回以降の連続受講を希望する場合は、優先受講とさせていただきます。
★ セミナーでは、土屋講師が産地にて撮影した豊富な写真などをプロジェクターを使い、初心者の方にも分かりやすく説明いたします。
★ カッピング未経験者、ホームバリスタの方も大歓迎です。
その他 ご質問等ございましたら上記ワタシのアドレスまでお問い合わせ下さい。
尚、企業様やグループなど、5名以上の方で出張セミナーをご希望の場合も併せて同メールアドレスにお問い合わせ下さい。