こんにちは～
今日で東日本大震災から1ヶ月が経ちました。
この1ヶ月って、ついこの前だったような気もするんですが、被災地の方にとっては本当に長い長い地獄のような日々だったと思います。
その1ヶ月の間、私は何をしてあげれたんだろう？何ができたのか？そう自問自答しています。
今日は私のおばあちゃんの話をしたいと思います。
先日、実家へ行った時の事。私の母が椅子に座ってえんどう豆の鞘から豆を出していたんです。私は向かいに座って話をしていたんですが、その時に面白い話を聞いたんです。
母が、えんどう豆の豆を取った後の鞘を見て、
『おばあちゃんが戦争中に、えんどう豆の鞘を炊いて食べさせてくれた』
って言ったんですね。
この豆を取った後の鞘。これを食べるだって？？
なんでも食べてみる私でさえ、えんどう豆の鞘は「固い」という印象があって食べたことはなかったんです。
そして母が『そういえば、えんどう豆の皮を剥いていたような・・・』
って言ったんです。
「えんどう豆の皮？？？」
エンドウ豆の鞘に皮なんてあったかな？っという事で母と鞘をじっくり観察してみても、あまりよくわからず、私が生のまま皮を食べてみたんです。
それで、判明しました。
私のおばあちゃん、そして母の母が、剥いていたえんどう豆の皮とは・・・
鞘の内側にあったんですね。
てっきり外側かと思ってたので気づきませんでしたが・・。
このえんどう豆の鞘の内側にある皮を剥くんです。プラスチックのように固い皮です。
その皮を剥いた鞘を、私と母が食べてみて、同時に行った言葉。
『甘い～！！！！！』
本当にびっくりしました。すっごくシャキシャキしてて甘いんです。
2人でどうやったら簡単に皮が剥けるか、やってみたけれど、かなりの重労働。
一番簡単な剥き方は、上の写真のように、半分に折ってから剥く方法が一番うまくいくような気がします。
あと周りに固い筋があるので、それも取ります。
昔の料理だからきっと薄味だろうし、具はあったとしたら「揚げ」かなぁ～っと思い、おばあちゃんが戦時中に、すごい時間をかけ一生懸命皮を剥いて作った、えんどう豆の皮の煮物を再現してみました。
こんな感じかな？
味は、キヌサヤとほとんど一緒という感じです。
母は兄弟が多くて、おばあちゃんは子供たちに何とか栄養をつけさせたいって思って作ったんでしょうね。
このレシピは、レシピとしては載せないことにしたんです。
っというのは、ものすごい労力がかかるんですよ、この皮を剥く作業。
それにおばあちゃんと母と私の宝物レシピでもあるからです。
あの戦時中でいつ何があってもおかしくない状況で、こんな地道な、ある意味精神統一しないとできない様な作業をしていたおばあちゃん。
私も同じように、この面倒なえんどう豆の皮を取りながら、たくさん皮を取る作業で爪の間と指が痛くなりながら、当時のおばあちゃんの気持ちを考えていました。
きっとあの時のおばあちゃんは、自分の事よりも幼い子供たちの事だけを考えて無心になっていたんだな、って思いました。
物が何もない時に、何が食べられて、何が子供たちの栄養になって、どうすれば美味しく食べられるか・・・それだけを考えていたんでしょうね。
おかげさまで母は本当に健康優良児。風邪をひいたりして寝込んでいる所は長い人生の中1度しか見たことがありません。
そして、その遺伝子で、私も病気で寝込んだ記憶がありません。風邪をひいたのがいつなのかもわからないくらいです。
今の私に出来る事。被災地の過酷な環境で過ごしている人の為に、私のおばあちゃんのように、なんとか健康でいてもらいたい、そう願いブログで簡単で栄養がたくさんつけられる料理をご紹介したいと思います。
そして、元気だけが取り柄の私ですのでパワーも引き続き送りたいと思います。
もしこのブログを被災地の方が見てくださっているのなら、これからも大変な道のりだと思いますが、日本全国、世界中の人たちがサポーターです。
1人では無理かもしれないけど全員でならきっと乗り越えられます。
一緒にがんばりましょうね！
KEIKO
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いつも楽しくコメントを読ませてもらって、そして楽しんで返信させてもらっています。4月からは本格的に畑仕事が始まって、日によってはお返事ができない時もあります。そんな時にコメントをくださった方、ごめんないさいね。でもコメントは必ず読ませてもらってますし、すごくパワーをもらっています。
いつもありがとうございます
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