ようやく完成してこのところ、かなりの頻度で使ってます。
実は7~8年前にも塩レモンを仕込んだことがあるのですが、
その時は活用方法がわからず、結局捨ててしまったという苦い思い出が・・
でも、ゆりりさんが塩レモンをペーストにしていろいろ活用しているのを見て
こうやって使うといいのね~と思い、再チャレンジしてみました。
モロッコ版梅干?塩レモン
作者:中医薬膳師 清水えり
■材料(作りやすい分量)
レモン(無農薬、ノーワックスのもの) / 4~5個
塩(自然塩、海塩など) / レモンの重量の20%
後入れ:レモン汁 / 適宜
後入れ:塩 / レモン汁の10%
■レシピ紹介
モロッコの発酵調味料の塩レモン。
出来上がりまで1ヶ月くらい待ちますが、作り方は簡単。
夏向けの爽やかな調味料に、食慾をそそります。
詳細をタベラッテで見る
塩レモンで検索すると、いろんな配合、作り方にヒットします。
その中でいいとこどり。
レモンはもちろん、まるごと使うので無農薬、ノーワックスの
今回は瀬戸内産のレモンを使いました。
国産レモンは皮が厚くて固めな気がしたのと、柑橘がもともともっている
自然のワックスを落として塩が入りやすくなるように、
まるごとでさっと湯通し。
それから縦に4等分して塩をまぶし、密封できる瓶にぎゅっと詰めます。
ここでぎゅうぎゅうと詰めるのもポイント。
そして、毎日瓶を振って水が上がってくるのを待ちます。
(これを仕込んだのが4月7日でした)
で、こちらが一ヶ月後(5月8日)
本当はこんなに水分はあがりません。
この写真はレモン汁と塩を追加した後の写真。
レモン汁を足さないと、水分はレモンの半分くらいまでしか上がりませんでした。
レモンジュースを計って、その重さの10%の塩を溶かしたものを
レモンがかぶるまで注ぎます。
後入れレモンジュースは1週間から10日したころに加えてOK。
それから完成まで1ヶ月くらい、常温において毎日瓶を振りました。
手前が仕込みたて、奥が1ヶ月半ほどおいたもの。
これからの時期は室温があがりますが、少なくとも最初の1週間は
普通の室温に置いておいてください。
そのあとも冷蔵庫ではなく、涼しい場所に。
塩レモンは発酵調味料なので、最初から冷蔵庫に入れると塩も溶けず
旨みもできません。
そして、レモンと漬け汁を分け、レモンだけフードプロセッサーでペースト状に。
FPがなければ包丁(ステンレスのもの)で細かく叩いてもOKです。
酸が強いので、使用した刃物はすぐ洗ってくださいね~
この状態からは冷蔵庫で保存。
早速今月の料理教室でも、メインのビーフガンボにちょこっと添えたら
皆さんに大好評!
1ヶ月かかるので、ハードルが高いかな?と思ってレシピとしてはお渡ししてないのですが
皆さん仕込む!とおっしゃってレシピをメモして帰られます
使い方としてはドレッシングの塩代わりに使うのが一番手軽。
他にも鶏肉や豚肉にすり込んで焼いたり、
焼いた魚にちょこっと添えるだけでもぐっと爽やかな一品に。
ペーストにする前のものをスライスして、魚や肉、野菜と重ねて蒸すと
モロッコのタジン料理風になります。
食欲のない時に、このペーストをちょこっと舐めると
胃がすっきりして、食欲増進。。なんて効果も
私の感想としては、レモンでできた梅干みたいな味だな~と。
どちらも酸味があって、塩が発酵してるのが似てるのかな?
梅ペーストだと思えば料理にも使いやすくなりますね
<薬膳一口メモ>
レモンは薬膳では引き締める作用のある食材。
この引き締めるというのは、汗が出やすかったり、下痢しやすいなどの時に
これらを抑える働きのことです。
その他にも食欲増進や、唾液の分泌をうながす効果、つわりを軽減する効果などがあります。
このあたりはやはり梅に似てる感じ。
皮ごと使うと気のめぐりをよくして代謝をアップする効果や
胃腸の働きを助けることでデトックスする効果もあります。
また香りにはリラックス効果もあるので、ストレスで気が詰まりやすい方にはお勧めです。
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