タイトルながっ(笑)


日々是でこぼこ道Act2-sendai


さて。
行ってまいりました!
お席は1階5列(実質2列目)センターブロック下手通路寄り。
…ありがとう、RR(T-T)

もうもうもう。

さとしバルジャンにやられまくってきました。

さとしバルジャンを語り出したら止まらなそうなので、他の感想から(^-^;

(どんだけ語るつもり:笑)



港司教様、歌い方変わった?
以前よりも力強さが増したような。
そして、なんか深みが増してる(年齢を重ねてるというか…)気がしました。
そして、優しさの中にも力強く揺るぎなく存在する司教様を目の前にしたら魂が揺さぶられるよなぁ…と。
説得力が増した気がします。

あ、宿屋での港さんには吹き出しそうに。
モリクミさんと同じ事を自分のスカーフでやって切なそうな顔になってるし(笑)

そうなんですね(謎)

レーグルは、不安や怖さを忘れようとするかのような(やけ酒のような)飲み方が印象的でした。(共に飲もう)
エポニーヌが亡くなる時には、想いのぶつけどころがないような辛そうな哀しい表情だったり。
以前以上に目に飛び込んできました。

そして鎌田フイイ、いい!
めちゃめちゃキモチいい真っ直ぐ力強い声に思わず拍手しそうになっちゃいました。

松原アンジョは、所々物足りなく感じる部分は正直ありましたが、あの自分の信念を貫き通すキリッとした表情とたたずまいがとても好き。
そして、力強く真っ直ぐな歌声も好き。
熱くも冷静なアンジョ。

最期、伊藤グランの差し出した手をしっかり握って静かに頷き、バリケードに駆け上がる。
その表情が特に印象に残ってます。
なんていうか…冷静な表情のままなんですが、グランの想いを優しく受け止めてるような、でも自分の信念は曲げられない、そんな覚悟を強く感じるというか。

その後、その手を見つめて堪え切れず泣き出す伊藤グランの表情もよかったなぁ。

あ、エポニーヌの異変に気付く伊藤グランの表情と仕草が以前からツボです。

周りと何気なく話しててふっと振り返った瞬間、その瞬間に異変に気付く。

呆然としてるような、言いようのない不安に襲われてるような・・・そのたたずまいと視線に切なくなります。

そしてそれが「Drink with me」、そしてガブの死、そしてバリケードの最期・・・とすっと繋がっていくように思うんです・・・。


ここで、ちょっと毒吐きます(笑)


気になることがいくつか。


まず。

モリクミさんのアドリブ・・・。

モリクミさん自体好きなんですけど。うーん・・・。

いつもの尺位の中に方言ネタ、位は構わないんですけど・・・コゼットを引き取ると訪れたバルジャンが、差し出されたグラスを突っ返したらつっかえ返し×3とか。

‘笑い’が起きると違和感があるシーンってやっぱりあるので・・・。

そして、神田コゼット。

透明感のある歌声や可愛らしさはステキだけど。

どうしても名古屋公演から違和感があったんです。

それがなんなのか最初分からなかったんですが、菊地コゼットのカテコの挨拶で「これなのかも」と。

うまく言えないんですけど・・・彼女に「暗い過去を背負った」影や「ひっそりとした慎ましさ」みたいなものが、私には感じられなかったんです。

なんか、コゼットにしては華やかすぎるというか・・・影が感じられない・・・。

それがどうしてもダメだなあ・・・。



話を戻しまして。^^;


印象に残ったのはシルビアファンテーヌと今ジャベール。


シルビアファンテーヌの表情がすごい素敵…
喜びや切なさ、それがまさに『夢を見て』『夢破れて』な表情&歌声でした。
コゼットの幻を見てる時の優しく暖かく幸せそうな笑顔が辛かったなあ・・・。


そして今ジャベ。

大好きですドキドキ(いきなり告白かい。)

揺るぎなく職務に忠実なジャベ。

その彼が堪えても堪えても揺らいでいく様が、以前にも増してその仕草や表情からも伝わりました。

「スターズ」で一瞬みせる笑みがなんともステキ。

でもその星さえ凍る・・・

ホントにズッシリきました。

そして、やっぱりさとしバルジャンとの熱い闘いはすごい!

しょっぱなから、その視線だけで火花が・・・

警棒垂直グリグリも健在(?)

ああ、この組合せたまりません・・・。


そして、さとしバルジャン。

しょっぱなからあふれ出るエネルギーに圧倒されました。


独白ですでに涙ポロポロ・・・。

なんていうんでしょう…
さとしバルジャンの魂の叫びが胸にビシビシ響いてくるというか…。
息をするのも忘れそうな位でした。

(「独白」終わった瞬間、心拍数大変でうっすら気分が:笑)


それと表情や仕草がやっぱりいいです。

繊細で心がこもってます。
息絶える前のファンテーヌの手を握りしめてる時の、優しく穏やかなでも哀しみにくれる表情。
その伏せた目が、ジャベールの声で別人のようにギラッとするどい顔に変わった瞬間。
ゾクッとしました。


マリウスからの手紙を盗み見る(?)時も好き。

読んでる内に、自分の知らない事実に一瞬息を飲み驚きながら、慌てて(?)読み進めるその感じや、「マリウス・・・」その存在を深く自分の中に染みこませるような歌い方と表情。


志願兵になって、そのマリウスを初めて目にするその表情。

マリウスに差し出しかけたその手を震えながら下ろすバルジャン。

最期の闘いが始まり、命が消えそうなマリウスを抱きかかえどうにもならないその現実に嘆くその表情。


『彼を帰して』では第一声でぞくっと。
天に向かって祈るような、包み込むような歌声。
そしてだんだん天に挑むような強く訴えるような歌声に。
いろんな歌い方をするようになったなぁなんてしみじみ。

バルジャンの最期にもうるうる・・・。

意識も遠のく中、現れたコゼットに気付きハッと我に返るその表情。

愛おしく最後の力を振り絞ってコゼット抱きしめるその表情。

もう、最初から最期までキモチが持ってかれっぱなしでした。


あ。

コゼットとの「♪ら~ら~ららららららら~」が最初ずれちゃったのと。

マリウスを抱えて下水道に入り込むとき、「ガタガタッ!」という音と一瞬引っ込み方がに「ん?」と思った(もしかして足を踏み外した?)時はハラッとしました(汗)


そんなわけで。


大感動のひと時でした。


カテコにつづく(?)