Temple Expiatori de la Sagrada FamíliaⅠ
夢にまで見たサグラダ・ファミリア。
偉大なる建築家 アントニ・ガウディの傑作は、2005年未完成でありながら、生誕のファザード
部分がユネスコ世界遺産に登録されています。
スペイン初日のこの日は、朝食をホテルで食べて、張り切ってコチラへ
聖家族贖罪教会 カタルーニャ語でTemple Expiatori de la Sagrada Famíliaと言う正式名称だそう。
バルセロナに来たからには、ガウディの傑作を思いっきり堪能したいと言う事で
サグラダ・ファミリアの近くで見つけた、KIMOCHIと言うお店と美味しそうなパン屋さん。
サグラダ・ファミリアの正面 誕生のファザードは、キリストの生誕から幼少期の出来事が表現されており、
キリストとその家族に捧げられた教会として、そしてバルセロナのシンボルとして存在しています。
中央上部は、永遠の命の象徴である 生命の木 糸杉。鳩は、信者を表しています
糸杉は、西洋檜(せいようひのき)サイプレス(Cypress)とも呼ばれます。
キリスト教において、白鳩は三位一体、神の第三位格である聖霊としてのイメージとして用いられます。
そのすぐ下、糸杉の下にあるペリカンの像は、親子の愛情のシンボル。
重要な場所に置くことによって、親子の絆の大切さを表現しているそう。
まさに、石で聖書を刻むすばらしい彫刻の数々。
中央の聖母マリアは、神への献身的な愛への報いとして、聖母マリアがキリストから冠を受ける場面。
3人いる左側は、聖ヨセフ。
そして、ナント
中央のステンドグラスの右側、中央門にある15体の天使像は、1978年からサグラダ・ファミリアで
働く日本人彫刻家 外尾 悦郎さんが作成したもの
正面から見える4本のピクナルと呼ばれる鐘楼の先端は、司教のシンボルである冠を表現しています。
その下には、捧げものを表現したフルーツ
鐘楼となる塔の壁には "sanctus"、”聖なる” という形容詞の文字が刻まれています。
ガウディは、教会そのものを巨大な楽器にみたて、鐘楼に取り付ける鐘の音響効果も研究したそう。
正面には、3つの門があり、左の門は"信仰の門"、中央の門は"慈悲の門"、右の門は"希望の門"
そして、中央の門"慈悲の門"を構成する柱の土台には、変わらないものの象徴として、亀が
彫刻され、中央の柱の土台にはリンゴをくわえた蛇が彫刻されていました
太陽が沈む西側を向いた 受難のファザードは、キリストの死がテーマになっています。
装飾を排除し、冷たい石の肌をあらわにすることで、苦難の苦しみを表現しようとしています。
ちょうどネットが掛かった部分にキリストが
左下からS字型に見ていくと、磔刑の前夜の出来事、ゴルゴダの丘への道、イエスの死と埋葬の順に
辿ることが出来ます。
イエスの最後の晩餐からキリストの磔刑、キリストの昇天までの有名な場面の彫刻。
コチラには、16の数字が描かれたパネルがあり、縦・横・斜め4つの数字を足すと、いずれも
現在までに、北ファサード・イエスの誕生を表す東ファサード・イエスの受難を表す西ファサードや内陣、
身廊などはほぼ完成していますが、イエスの栄光を表すメインファサード、18本建てられるちの10本の
塔が未完成。
これらの塔の12本が12使徒、4本が福音記者、1本が聖母マリア、1本がイエス・キリストを象徴する
ものとされています。
現在はスペインの経済成長や入場料収入などに支えられ、ガウディ没後100周年目の2026年を
目指して完成に向け、建築と修復が行われています。
さて、外側を堪能した後は、コレマタ素晴らしい内部を。
Temple Expiatori de la Sagrada Família
Carrer de Mallorca, 401 08013 Barcelona
Metro #5,#2 Sagrada Familia