サラリーマンNEO season3が終了しちった。

セクスィー常務がいるとは・・・びっくりなオチで。

エンディングの「○○でええねん」はもし自分が書くなら

何て書くかをいつも想像してしまうんだけど、

八甲田とかニセコとかスキーとか雪山とか・・・

思い浮かぶのはそればっか。


さて、ホーチミンに移動後1日目、の記事を

書いていきましょうかねー。



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7月8日(火) ホーチミン1日目  くもりくもりくもり



今日はハードな1日だった・・・それも予期せぬ感じで。


朝食をがっつり食べ、さぁホーチミンの街だよ!

といそいそとホテルを出ると、なんだこの埃?!

むしむしする暑さはアンコールワットとあまり変わらないけど、

むわっと埃が舞っている。思わずハンカチで口を覆う。


11:30頃、後輩Kの友人のTさんのお家へ。

Tさんはベトナム人で現在日本にいるが、Kは以前ホーチミンに来た時も

Tさんの家族にお世話になっていて顔見知りなのである。


Tさんに住所と「ここに行ってね」と書いたメモをもらっていたにも関わらず

タクシーに迷われる。わざとなのかどうなのかわからないけど。

後から聞くと、3倍ほどの値段だったとか。


間違えて隣の他人の家に入りそうになる、小ハプニングはあったけれど、

ご家族の方に暖かく迎えてもらえた。

ただし、このご家族は日本語はもちろん英語も通じない。

会話が成立しないので身振り手振りだ。


Tさんにお願いされていた、パソコンから写真データを入れる作業を行う。

Kはそこまでパソコンに詳しくないので、私が作業を行うも・・・

データが重くて時間がかかる。

「小雪ちゃんがいてよかったわ~アタシ一人やったら絶対できひんもん」

と言われ、久々に自分の大学での専攻が情報系で良かったと痛感する。

アタシは英語ができないし現地に友達もいないのでね、

役に立てることがあってよかったよ。


日本にいるTさんに電話し、

KとTさんが話す、その後TさんとTさんの家族が話すという

電話通訳により、本日の予定が決定。


まずはアオザイ作り。

アタシのやりたかったことの1つだ。

ヘルメットをもっているTさんの妹を見て・・・もしかして?と思ったけど、

やっぱりバイク!バイクに乗るんだ!!


ホーチミンに来て何が一番びっくりしたって、そのバイクの多さ!

車1台に対してバイクは30台・・・いや40台はいるね。

しかもその運転の荒さたるや・・・交通規則はあるのか?と思うくらい。

強引な車線変更・横断・逆走だってあり。そしてクラクションの嵐・・・


そんなバイクに乗るなんて・・・だ、大丈夫?!

Tさんの家族3人(今後おばさんズと書こう)の後ろに1人ずつ乗る。

長袖を忘れたことを後悔。

まぁでもバイクの後ろは乗りなれてるし、30~40km/hだし。

慣れると快適に。

なんてったって歩いてる時と違って風が気持ちいいし。

事故一歩手前の運転も・・・まぁアリかと。だんだんそんな気持ちになってくる。


ここで死んでも悔いはないかなーとか

33年生きててよかったなーとか、

このバイクの群れが一体どこに向かっているのかと思ったら

目的があるようなないような、あってもなくてもどっちでもいいような、

混沌とした気分になるわけで。

アタシ、日頃、結構頑張ってるよねーとか思うわけで・・・

旅って外に出て行く行為だけど、内にも広がるものがあるよね、とか・・・


まぁそんなことを考えながら、

どこを走ってるかもわからないまま、生地屋に到着。


大量の生地があって、全部アオザイの生地だっていうんだもの!

すごーい!迷うー!なにどれ選んだらいいのー!

直感で好み!と思った青の紺の中間色に、

上半身から下半身にすっと落ちる流れ星のような刺繍が入ったデザイン。


いいわーと思って鏡で合わせていたら、3人のおばさんズに却下される。

言葉が通じないのに身振り手振りで却下。

「これはあなたよりKのが似合う!」と。

Sさんもこの生地が好きだったみたいで合わせていると、

「あなたもダメよ」とダメ出し。

Sさんは小柄なので、色が濃い青系・黒系はよけいに小さく見えるからダメ、らしい。

ピンクや赤系ばかりすすめられて、青系が好きなSさんは困惑気味。


一方、Kは今回はアオザイは作らない、

なぜなら今回ホーチミンは6回目、

しかも毎回作ってすでに5枚も持ってるから!と言ってたのに、

ちゃっかり生地を選んでいる。

大柄な彼女にしか似合わない、黒に花?というか

ピンクのアロエの葉?みたいな模様。

そしてちゃっかり一番にお会計。決めるのが早すぎますよ。


アタシは、と言うと、おばさんズの一人に店の奥に連れていかれる。

「この生地」と指差されたのは

お店に入ってぐるっと1周した時に「これがいいな」漠然と考えていた生地!


好きな色とおすすめの色が一緒とは!

おー嬉しいなー!

当ててみると、うん、かわいい。それにしっくりくる。

自分で言うのもなんだけど、似合ってる。

おばさんズの反応も上々。


ただもっと見たい女心。

店を3周くらいして、人にボンボン当たられながら鏡の前で合わせて

(ベトナム人は悪気は全くないんだろうけど、わりと平気でぶつかってくる)

まだ未練たらしく持っていた最初の青の生地を、おばさんに握られ、

ポイッとされた時にアタシの心は決定した。


青緑で、黒の細長い小さなビーズがたくさん縫い付けられている。

好みの上半身から下半身に天の川のように流れるデザイン。

私のアオザイのイメージと重なって嬉しい♪

下のパンツは真っ白。これがまた・・・合うのだよ。


意気揚々とお会計して、大切に大切に鞄にしまって、次は仕立て屋へ。

もちろんバイク。


2回目のバイクは慣れたもんだけど、ただね、埃がすごいのよ。

ベトナム人もマスクしてるし。

アンコールワットでもタオル代わりに手ぬぐいが大活躍だったけど、

ここでも大活躍!旅の必須アイテム!

(タオルの毛足の長い繊維(手ぬぐいに比べてね)でさえイラッとくるくらい暑かった。

それに手ぬぐいは乾くのが早いからかなり重宝した)

雪だるま柄の手ぬぐいをマスク代わりに巻いて、

サングラスかけて・・・なんて相当怪しい人だったけどね。


どこをどう曲がったのか、10分程たったかな、バイク3台が止まった。

おばさんズがなにやら話をし、来た道を戻る。

しばらくして止まる。また話をする。また戻る。

どうやら道を間違った模様。そして1人が電話をかける。

・・・場所がわからないのかしら?


電話の後、また戻って、左にギュインと折れる。

人ひとり通れるくらいの小道。

そりゃー迷うわ。それに旅行者は絶対入らんわ。

道かどうかもよくわからんような場所だもの。

奥へ奥へと進み、民家とおぼしき建物をいくつか通り過ぎてようやくバイクが止まった。


家族経営の・・・地元民しか知らないような仕立て屋。

嬉しいけどね、こういうの。絶対自分達だけでは来れないし。


色々な部分を採寸。胸・ウエストだけじゃなくて、

腕・足の長さ、首の周り、胸から腰までの長さ・・・

襟・袖の形とSさんだけパンツの形をを決める。

(これまた英語が通じないからカタログで指をさすという原始的な方法で)



相談中~


おばさんズに色々言われているが、全くもって意味不明。

ほめられているならいいけれど・・・


3人の採寸が終わった後は、お礼を言って次の目的地へ・・・



長くなったので続く~