週末の天気予報は傘マークだったのに、土曜はうれしい晴れ。満開をちょっと過ぎた桜のお花見に、ダホンで出かけた。勤務中に花見に行ける幸せな(?)職業ではないので、休日にお花見のタイミングが合うとラッキーだ。今回はお花見写真集ということでお付き合い下さい。
いつもの散歩コース。旧176号線から天神川の土手道へ。ベニカナメの新芽がまぶしい。
自転車に乗ったままシャッターを切っていると進行方向の写真ばかりになりがちだが、時々振り返って景色を眺めるのもいい。帰りに撮れば良さそうなものだが、光も天気も変わっているので同じ写真は撮れない。
大学のまわりのなんでもない道。桜だけでなくいろんな色の花が咲いていると、美しい景色になる。
小学生の女の子たちが桜の写真を撮っていた。散歩の人も多いし、桜の前で立ち止まっているのもこの時ならでは。
これもなんでもない土手道に1本だけの桜。普段なら立ち止まる人もいないだろう。
お花見スポットにやってきた。荻野団地。川床は工事中だったが、桜には影響なし。
ここの桜も毎年見事で、土手上と土手下、2列の桜並木の両方で楽しめる。
伊丹空港を飛び立った飛行機が左旋回で頭上を通り過ぎていく。それにしてもいい天気だ。
桜と花壇、ハイキング装備の人々。ここだけ見たらどこの観光地かと思うが、車も入れない小さな川沿いのローカルな道にすぎない。だからこそ、ちょっとした贅沢な気分になれる。
上ばかり見ているが、下にもタンポポが黄色い花を咲かせている。花柄の短いタンポポを、小さなコンデジを持ったオヤジがはいつくばって撮っていても、誰も怪しまない。
花見に子供を連れて来たことはあるが、桜の下にシートを敷いて飲み食いするというベタな大人の花見をした記憶がない。どうせするならだだっ広くて人で一杯の公園でなく、こんなところで景色を楽しみながらのんびりやりたい。
うしろを振り返っておく。まだきれいな青空だ。
伊丹スポーツセンターあたり。黄色、緑、桜、青空。
眺めとしてはもうひとつな昆陽池公園をパスして、端ケ池公園に来る。桜の下、あちこちでブルーシートの上に座る花見客多数。桜は見事に咲いているが、いまいち魅力を感じないのは、自分が宴会目的でないのと、池の周囲の高いフェンスのせいで絵にならないことが原因かと。
池の東側、きれいに桜のトンネルになっているのだが、フェンスとアスファルトに囲まれて風情に欠ける。などと贅沢を言っているが、去年は入院していて散りかけをぎりぎり見ただけだった。
端ケ池の桜トンネルを抜けて東に行くと、やってきました陸上自衛隊伊丹駐屯地。一般開放のイベント、さくらフェスタ。自転車だと駐車場の心配をしなくていい。毎度のことながら、車両誘導の錬度の高さには感服する。そりゃまあ、戦車を積んだトレーラーや榴弾砲を牽引するトラックまで裁くんだから半端なはずはない。
見事な桜並木がずーっと続き、各部隊ごとの屋台が並んで、まさにお祭り状態。食べ物は安くてうまいしグッズも販売してるし言うことはない。
基地らしい風景も。アンテナ塔と桜。だんだん雲が出てきた。
装備車両。並んでいるのは1/2tトラック。赤色灯がついてるのは警務用。
下は衛星単一通信可搬局装置を積んだ高機動車。サマーウオーズに出てくるのは、これのミリ波バージョン。
しだれ桜も見事。第36普通科連隊のピンズとタオルをゲットして、ぎょうざ200円天ぷらうどん300円で満腹になって駐屯地をあとにする。
ふたたび端ケ池、昆陽池前を走り、天神川右岸を西に向かう。
土手に植えられた花。こういう光景はローカルな小さい川でよく見る。近所の人が植えているのだろうが、行政もさすがに土手を勝手に使うなと引っこ抜くような無粋な真似はしないのだろう。むしろ地域の美化緑化に協力するボランティアなのだから。じゃあ畑はどうなんだとか収穫してるのはボランティアかとか野暮なことは言わないでおく。
これも何ということはない川沿いの市街地風景なのだが、桜が咲くと別世界に変わる。サクラは勝手に生えてきたものではなく、どれも人が植えたものだ。この川に伸びる枝振りも、咲くことを考えて剪定されたもの。道に枝がかかって危ないなどと言う人はいない。街のあちこちに咲き乱れる桜を見ると、みんな本当に好きなんだなと思う。
帰りは天王寺川を北上する。ふと鳥居が目について、寄ってみる。今まで何回か走ったのに気付かなかった。素盞嗚神社。まったく読めない(笑) すさのお神社なのだが、須佐男という字しか知らなかった。今日の花見の最後に参拝して、自分と皆の健康を祈願する。帰ってダホンを洗車。水ももう冷たくない。いい一日だった。
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