![]() 裏返った状態でも、まっすぐ走っている間は地面に擦ることもないので、落ち着いてつま先を入れるといい。 |
車体もどんどん手を入れて、グリップ、ステム、サドル、タイヤと順に換えてステップアップを楽しんできた。次に手を入れるとすればペダル。
クロスバイクにビンディングペダルを導入するかどうかは、ロード志望の初心者にとって悩ましいところだ。
まだ経験はないのだが、どこをどう読んでも誰に聞いても、ビンディングをつけた方が速くなるのは明らか。純粋に走ることを考えれば、そっちがいいに決まっているようだ。いずれロードバイクに乗るつもりなので、シューズとセットで少々値が張っても、無駄な投資にはならない。きっと山道も楽に登れるのだろう。
しかし、クロスバイクであちこち散策することを考えると、歩くために作られていないシューズは抵抗がある。慣れてきたので、武庫川だけでなくいろんな所に足を伸ばしてみたい。
「どっちやねん!」と突っ込まれそうだが、今はまだクロスバイク1台しかないのでこんな葛藤をしているわけだ。ロードバイクと2台あれば使い分ければ済む。…たぶんそうだと思う。
そこで浮上したのがトークリップ。それもストラップの不要なハーフクリップだ。ビンディングの代用になるとは思っていないが、平ペダルを補完するものとして使えそうだ。わずか数百円のパーツで、ビンディングへ行く前に少しでもステップアップが楽しめれば上等だ。
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選んだのはこれ。zefal MT 45ハーフトゥクリップ
樹脂製で、反射板をはずした穴にネジ2本で固定するだけ。
足の着脱は難しくない。片足ははめた状態でスタートするからいいが、もう片方は足探りではめることになる。直接足元を見ていると危ない。クリップの重みで下を向いているので、前方から足の裏をペダルに当てるようにしてから、つま先を突っ込むといい。1日乗ってモゾモゾやっていれば慣れてしまう。そのうち何も考えずにはめられるようになる。
つま先を突っ込むだけなので、降りるときに足がはずれないということはない。足を後ろに抜くと自然にはずれる。前および上下方向にはサンダル並みの固定力だが、左右は開いている。忘れていて横に動かしても、パコッと音がして気づくだけで、立ちゴケの心配は全くないので安心されたし。
ただし、クリップに上下位置の調節機能はないので、履いている靴の厚みによって固定力も変わる。ペダルの厚みによっても変わってくるだろう。クリップが樹脂製なので、そのあたりはアバウトだからなんとかなる。
ハーフクリップの効果はどうか。
ビンディングペダル未経験なので比較のしようがないが、そもそもこんな樹脂製のつま先サンダルもどきに、引き上げる力は期待していない。それよりも、ペダル上で足が踊らないので、安心して回せるのが最大の効果だ。
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それがクリップのおかげで、足が浮くくらいの抜重でもペダルから離れることがない。ゆるゆる散策しているときはあまり関係ないが、しっかり走るときは気にせずグルグル回せるので、ちゃんと役立ってくれる。
ハーフクリップでもこれだから、きっとビンディングは凄いんだろうな、世界が違うんだろうなあと、わずか数百円で夢がふくらむパーツだった。
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