今回の熊の事件で色々と考えさせられた・・
お役所に電話するという、今までだったら有り得ないような事ができてしまったり、
やり場の無い怒りとか悲しさとか、様々な経験ができた。
こちらの地元の新聞にこんな記事が載っていた。
伊勢崎市内の幼稚園に通う子供達が熊のためにどんぐりを80キロも集めた
このどんぐりは熊森さんへ届けられたそうだ。
ちっちゃな子が一つ一つ集めたどんぐり・・
この子供達は、「あのどんぐり、熊さん食べたかな」
と思いながら大人になっていくのだ。
こういう教育をしている教育者がいるという事実、日本もまだ捨てたもんじゃないと思う。
例のお役所、あまりに酷い対応に腹の虫が治まらなくてもう一度電話してみた。
熊担当の名前を確認したかったからだ。
そしたら、やけにトーンダウンしていてこちらがびっくりした
「あまりに酷い対応で腹が立って、こうしてまた電話しました」
「そんなつもりは無かったんですが、不快な思いをさせたのなら謝ります・・」(一体何があった)
「一般市民をなめないでもらいたい
こうして一人が電話するという事は、その後ろにたくさんの市民の声があるという事を忘れないで下さい」
「はい、ちゃんと受け止めていきます。」
名前は聞いたのだけど、こうなったら出せないじゃないか・・
鳥取県の八頭町からいただいたメールです。
こうしてちゃんと返事をくれる町もあるんですよ。
ご指摘・ご意見をいただきました、ツキノワグマの取り扱いについて回答いた
します。
ご指摘にもありましたとおり、今年は山のドングリ等が少ないようで、クマが
エサを求
めて人里へ頻繁に降りてきております。10月上旬頃までは果樹園等での被害が
中心であ
りましたが、10月中旬以降は町内全域において、農地ばかりでなく住宅地周辺
や集落内
での目撃・被害情報が多発し、人的被害が想定される危機的状況となっています
。
八頭町としては、合併以来、鳥取県ツキノワグマ保護管理計画を順守し学習放
獣を行っ
ており、本年も放獣を行ってまいりました。
また、今日の状況は人災であるとのご意見も頂きましたが、地球温暖化対策の
一環とし
て県内でも他町に先駆けISOの認証も受けておりますし、間伐の促進、コナラ
・クヌギ
等広葉樹の植林にも助成(苗木購入助成)するなど、植林の推進も図っております
。
しかし、例年からは想定もつかない異常事態に、鳥取県とも協議の上、10月
22日に
鳥取県ツキノワグマ保護管理計画に基づく緊急対策本部を設置した次第でありま
す。
我々行政は、住民の生命・財産を守ることが使命であり、前述でも申し上げま
したとお
り、現状は異常な事態で危機的状況であり、被害の未然防止は行政に課せられた
命題であ
ります。
つきましては、期間を定め、農地・集落周辺で捕獲したクマについては原則殺
処分と決
定しておりますことに、是非ともご理解いただきますようお願いします。
最後に、緊急対策本部設置以降、日本熊森協会の皆様からドングリ等の提供を
いただき
鳥取県支部の皆様の支援で配布していただきました。ありがとうございました。
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八頭町役場産業観光課
主任 安藤彰規
〒680-0493
鳥取県八頭郡八頭町郡家493
TEL (0858)76-0208
FAX (0858)76-0217
E-mail sangyou-kankou@town.yazu.tottori.jp
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