スチュードベーカーという会社は1964年まで存在したアメリカの自動車メーカー。会社は消滅したけどこの会社、ファンにとってはとっても面白いメーカーだったのです。メーカーが存在したインディアナ州サウスベントには今も博物館があります。もう一度行きたい博物館の最右翼がここ。
このメーカー、あれやこれやと色々面白いことを考え出すことでも超一流で、作ってきたモデルも実に変わったものばかりでした。この博物館の地下倉庫のようなところで見つけたのがこれです。
ラークという名のクルマで、これ自体は生産車として存在したのですが、これはそのプロトタイプ。敢えてリアを開けているのはそこにエンジンがあるから。
これ、どこかで見覚えがあると感じた人は凄い。
何と、ポルシェ356のエンジンです。
スチュードベーカーはこれを本気で作ろうとしていました。それが証拠にこんなものが。
勿論実現しなかったのですが…
デザインセンスも取っても変わっていて、当時はきっと認められなかったのだと思いますが、とってもいい感じで、それは今もミュージアムのロゴマークなどに表れています。
サウスベントの工場はその後、AMジェネラルに買収されてハマーを作っていましたが、そのハマーもなくなり、果たして今どうなっていることか・・・。機会があったらまた訪れてみたいです。