スタイリッシュ原発 | Saor Eire! Saor Okinawa! weapons don't kill,PRAY FOR GAZA!!

スタイリッシュ原発

スタイリッシュ = かっこいい

という意味である。(適当)


それはいいとしてこの語句がマスメディアに乱用されだしたのは90年代半ばのことである。


この頃の最大のイベント(?)といえばオウム事件である。

オウムの連中が風呂にも入らず小汚いのが多かったのを見て視聴者はこぞって小奇麗系のファッションを指向しだした。茶髪が流行り出したのもこの頃であり、オウムの連中との差別化を図るのにもってこいということで流行り出したのだ。それまで茶髪と言えば団塊世代がまだ若かった頃のちょっと不良系女子(自分のことを「あたい」と呼んでた)の定番ファッションであり、それ故反体制的な60年代ファッションを徹底的に弾圧しまくった80年代には時代遅れとされていたものだ。(youtubeで当時の風俗を確認してください。連合赤軍の長田洋子は茶髪だけど80年代アイドルは異様に髪が黒々してて不気味だから)

そんな時代背景とともに90年代前半に起こったアメリカ風俗の大逆襲(ネルシャツ、ロン毛、ブーツ、ヒゲetc)とそれに付随して伝搬していた「60年代的反体制アティテュード」もこの「スタイリッシュ礼賛」でもってマスメディアは押し流そうとしていた。

それが証拠に当時アメ村でちょっと上級のオシャレさんが履いてたビルケンシュトック(ドイツ製のヒッピーが履くサンダル)をファッション雑誌が意地になってスルーして 間 違 い な く 情報弱者のお上りさんしか履いてなかったクラークス(イギリス製のヤッピーが履く靴)を「今、若者の間で大ブレーク!」とか喧伝していたのである。


んで、そんな具体的事実から離れてこの「スタイリッシュ」という言葉に隠された恐ろしい性質を検証していこう。

アメリカで提唱されていた「オルタナティブ」という言葉があるが、これは代替案、とかもう一つの、とかとって代わるもの、という意味だ。

つまり



A から B へ



という転換を表している。この場合、AとBはまったく別の物でなければならない。


しかし、スタイリッシュの場合はどうか


A から スタイリッシュA へ


という転換でしかない。どっちも同じAである。形容詞が付いただけ。

要するに「朝三暮四」ということわざの示すとおりのことなんだけど、これに日本国民が見事にはまってしまった。

そして、この時期は前も書いたんだけど、アメリカの反原発運動やってるロックバンドを日本のFMラジオなんかが一切かけなくなって、その代わりにイギリスのヌルこいポップミューズィックをしつこくかけるようになった時代である。

んで、さらに調べていくとおそらく核燃料のウランを採掘してる国である南アフリカ共和国がこの時期にイギリス連邦に復帰。これでイギリスは核燃料の仕入れラインを確保、あとは反原発派を黙らすだけでウホウホだったわけだ。

つまり反原発運動も含め社会変革(オルタナティブ)を希求する声はスタイリッシュという名の現状維持でなぁなぁの方向に持っていかれて黙らされたのである。


結論 


スタイリッシュの影に原発推進の暗躍があった!!


といことで今回は終わりです。