2日は、福岡大会でした。




この日に待っていたのが、鈴木みのる選手。


前回のエントリーに書きましたが、2006年に初めて対戦してから、ずっと因縁が続いた間柄である。


途中、数年間は疎遠な時期もあったけど、なんだかんだで今も関わりがあるという意味では、テンコジに近いものがあるのかもしれない。




そして、久々の一騎打ちで感じたのは、やはりこの人は並みのレスラーではないという事。


一目で鍛え上げていると分かる身体、一瞬で普段トレーニングしていると分かるスピード、あっという間に関節を決めるテクニック…等。


そして何よりも驚かされるのが、“プロレス頭”の良さ。


相手レスラーだけじゃなく、観客も手玉に取り、周りにいる全ての人が鈴木さんに操られているような錯覚に陥る。


団体に属さず、フリーランスのプロレスラーとして、長い間トップに君臨している理由がわかる。




福岡大会でも、セコンドのタイチとデスペラードを巧みに操り、気付けばずっとやられていた。


セコンドのテンザンが途中で助けてくれたりして、チャンスも少しあったが、結果的に惨敗だった。


試合の8割~9割は攻められていたかも。


変な話、セコンドの介入がなくても、鈴木さんは強すぎるくらい強い。


それでも、セコンドを使うところに“鈴木軍”としての拘りがあるのかも…と感じた。




今回の敗戦が、今現在の私と鈴木さんの実力差。


よく鈴木さんがコメント等で言う「勝った者が正義」というセリフ。


これって実は、正論なんだよね。




よく「プロレスは結果が全てではない、内容も大切だ」と言ってくれる方がいる。


私もそう感じる事はあるんだけど…ただそれって“レスラー側が言ってはいけない”というのを、最近強く感じています。


ファンの方が言ってくれるのは有りだと思うけど、闘っているレスラーが「結果は負けたけど内容で勝ってたし…」なんて、口が裂けても言ってはいけない、と思う。


私達はプロレスラーだから…やはり、勝つ事が目標なのだ。


観てくれる方も、最初から「内容が良ければ…」という前提?で、応援する事はないと思う。


あくまでも勝ってほしいから、声を出して、応援してくれていると感じています。




これは、現時点での私の思いなので、ご了承頂ければ幸いです。


とにかく、まだ折り返したばかりのG1クライマックス。


優勝の可能性はないですが、最後まで頑張ります。






本日、松山・アイテムえひめにて、19時00分ゴングです。