昨日は、東京ドーム大会でした。




新日本プロレス、年間最大のイベント、ドーム大会。


デビューしてから今年で25年目になりますが、過去何度もドーム大会に出場させて頂きました。


若手時代、凱旋帰国、タッグ選手権、IWGPヘビー級選手権、その他にも様々なシチュエーションで試合をさせて頂きました。




そして、今年初めて、ドームでの第0試合を経験しました。


第0試合…文字通り、第1試合よりも前に行われる試合です。


18人参加の時間差バトルロイヤル。


こういう形式の試合に出場するのは、多分初めてかな。


全日本時代にあったような気もしますが、記憶にないです。




今回のこの試合、語弊を恐れずにいえば“本戦出場できなかった選手の集まり”という事になります。


でも、自分はまだ現役バリバリだと思いたいし、思っています。


メンバーは様々で、階級も違うし、年齢もバラバラだし、普段毎日のように試合している若い選手もいれば、私の兄や父に近い年齢の選手もいます。


だから、言ってみればバラエティーに富んでいて、試合自体は刺激的なものになりました。


かつて何回も闘った越中詩郎さんや、若手時代に新日本で対戦経験のあるキングハクさんもいて、ワクワクした部分もありました。




私の結果は、永田さんと熱くなってやりあっていた時に、ハクさんが勢いよく体当たりしてきて、永田さんと私はリングアウト負けになりました。




去年のこの第0試合で優勝した永田さんは、その翌月の仙台大会で中邑の持つチャンピオンベルトに挑戦したという経緯があったので、是が非でも優勝してステップアップをはかりたかったのですが、その夢は叶いませんでした。




いろんな意味で悔しかった。


ただ第0試合でも、普段の試合と変わりはないし、第0だから適当でいいやなんて全く思わなかったし、むしろ、第0試合から観戦する為に早めの会場入りをして下さった方々に感謝の気持ちを込めて闘いました。




私みたいにアマチュアで何も実績のなかった男が、プロレスという世界に入り、四半世紀もの長い時間を現役で過ごせているなんて、私自身が一番想像できなかった事です。


だからこそ、どんな状況の時にも支えて頂いてるファンの方の存在が、本当にありがたいと感じています。


昨日の試合でも、入場で私がアリーナに入った瞬間、たくさんの声援を耳にする事ができました。


嬉しくて、客席を見ながらゆっくり入場したかったけど、1分おきに一人ずつ入場する形式だったから(苦笑)、ダッシュで入場しました。




改めて、昨日、私に送って頂いた声援は忘れません。


東京ドームという広い空間で、スタンドの離れた場所から送って頂いた声援でも、私の耳には届いてました。


ありがとうございました。


今日、また試合があるので、そこでも昨日と同じように全力で闘おうと思います。






本日、後楽園ホールにて、18時30分ゴングです。