こんにちは。

桜前線が上昇し、京都でもちらほら桜のつぼみがほころび始めています。
春といえば別れの季節ということで、今年もF同から3人の卒業生が。

先日はその門出を祝して壮行会を開きました。
みなさん合宿に参加してくださったり、NFでドラえもん着ぐるみを着たりと、F同の活動には欠かせない方々でした。
いなくなってしまうのは本当に寂しいです……

と、言っても永遠の別れではありませんから、NFなどでまたお会いするのを楽しみにしています!
ご卒業おめでとうございます。そして、今までありがとうございました!


さて、ちょっと時は遡りますが、3月5日には「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」が上映されました。
F同のメンバーで公開初日も含めて何度か鑑賞会を行ったのですが、改めて感想を載せておきます。

※以下ネタバレ注意



・ククルの身体能力がすごい(側転、バク転しまくり)→最後の伏線になっていた。
・ドラえもんが読んでいたゴロゴロコミックに『大魔境』のペコが!
・棚に「銀河防衛隊」のステッカーが貼ってあった。
・OPがやけに感動的だった(失恋するドラえもんに手を差し伸べるのび太)
・「第一歩を踏み外した……」は原作にはないセリフ(旧映画にはある)
・スネママ英・中・仏の家庭教師はやりすぎでは?
・「3万1年前に行こう」のセリフなし。→前半は端折り気味?
・ドンブラ粉がわざわざ出てきたのは最後の伏線にするため。マンモス狩り(byヒカリ族)の描写も。
・サイではなくパイソン? タイソン? が登場。また、ワニもオオサンショウウオになっていた。ちなみにオオサンショウウオは京都市水族館にもいますが、性格はいたっておとなしいものです。あのあと調べたのですが、実はかなり凶暴で、食いついたらねじって引きちぎろうとしてくるらしいです。怖い……
・土地や道具の取り合いをするのび太たちが醜い。
・木が二本からまってるところから、アンプルを混ぜようなんて発想はなかなか出ない。
・ママがのび太を心配するシーンはオリジナルだったが非常によかった。最後のシーンも、原作にはない演出(「のび太の長~い家出」のような、家出に対する親の心配描写)が光っていた。
・カレンダーから、舞台は6月? しかし長袖。
・ドラえもん「お放し下され。ネコの情けで」に笑ったwww
・神隠しの説明のシーンが怖い~!! →旧映画に張り合う。
・のび太が夜ククルと会話するが、この演出(”のび太が””夜””ゲストキャラと二人で”会話すること)は『宇宙英雄記』『新大魔境』『ひみつ道具博物館』など最近の映画とほぼ同じ。おなじみのシーンになっている。
・富士山が登場。
・ツチダマが原作通り何体もいる!
・タイムマシンで来といて「手遅れだった…」とは。
・のび太が遭難するシーンが強烈だった。パパ「だれの力も借りないんだろ」、ママ「一人で生きていくんじゃなかったの」、そしてのび太の自分との対話。孤独と絶望が色濃かった。旧映画ではなぜかドラえもんのドラえもんによるドラえもんのための裁判が始まったので……(笑)
・犬笛を吹くシーンと三匹の登場で泣きそうになった。ベタベタだがよい。原作では再会があっさりしていたので良いリメイク。
・時空乱流が起こった理由をギガゾンビによるものとしてつじつまを合わせていた。
・のび太が駆けつけるシーンで「夢をかなえてドラえもん」のオーケストラアレンジが流れた。→『新大魔境』意識?
・ドラえもんのオリジナルセリフ「たった一世紀のちがいなんて、みんながいれば怖くない!」「にせものの歴史が本物の歴史に勝てるわけない」がよかった。
・TPは『TPぼん』のリーム?
・テストを解きなおす演出やよし。しかし、最初に怒られたのにまだ落書きしてる(笑)


監督の八鍬さんは『新大魔境』の監督もされていたので、大変期待して見に行ったのですが、期待以上の映画を見せてくれました。
『新大魔境』はほぼ原作に忠実で、今回もそうなるかな~と思っていたのですが、
要所要所にオリジナル要素がちりばめられていて、非常に完成度の高いものとなっていました。
絵柄などを除いて、『恐竜2006』と少し近いかもしれません。

タイムパトロールに頼りっきりにならないところは、非常によいリメイクでしたね。

個人的にはギガゾンビが悪役らしくかっこよかったのと、ペットの個性が生きていたことがうれしかったです。あ、あと「残念、一世紀負けたか!」のセリフがあったのもよかった(笑)

総合的に見ても、非常に完成度の高い映画だったと言えるでしょう。ちょっと気になったところを挙げるなら、「日本誕生」の意味が映画を見ているだけだとよく分からないところかな? 原作では最後のページに補足があるんですが、ちょっと演出しにくかったかもしれません。


さて、来年の映画は氷の世界が舞台のようですね! 
ドラえもんが氷ざいくごてを持っていましたし、「大氷山の小さな家」が元ネタになるのかな?

季節が冬になるのだとしたら珍しいですね。それとも異世界になるのかも。
いずれにせよ楽しみです。



来週にまた映画鑑賞会をする予定です。今度は最初に気づかなかったところも確認したいです!


記:ノビーナ