ミハイロフスキー劇場バレエ 「ローレンシア」
1月5日(火) 19:00開演 東京文化会館 大ホール
ローレンシア : イリーナ・ペレン
フロンドーソ : イワン・ワシリーエフ
騎士団長 : ミハイル・ヴェンシコフ
ローレンシアの友人 : タチアナ・ミリツィワ
村娘 : アナスタシア・ソボレワ
ヴァイオリン弾き : デニス・モロゾフ
M.メッセレルにより復刻された全幕「ローレンシア」。
音楽:A.クレイン 振付:V.チャブキアーニ 改訂演出:M.メッセレル
スペインの小さな村。戦争に勝利して帰還した騎士団長は、迎える村人の中にいる美しいローレンシアを気に入る。しかし、ローレンシアは村の若者フロンドーソと恋人同士だった。騎士団長が力ずくで彼女を自分のものとしようとするが、フロンドーソは果敢に暴君に立ち向かう。騎士団長は、二人の結婚式にのり込み、フロンドーソを逮捕してローレンシアを城に連れ去る。騎士団長の暴挙に耐え切れなくなった村人達は団結して暴君に戦いを挑み、ついに勝利する。
―光藍社解説よりー
ドン・キホーテのコミカルさや、パリの炎のような叛乱とかのお話かな~と思い楽しみにしておりました。
全体的にとても見やすいわかりやすい、あっという間のお話でした。
ちょっと展開が早いような気はしますが、コンパクトにまとまっていたので、見やすかったです。
バレエの踊りとお芝居がほどよい按配で、何回か見たら好きになれそうな演目です。
内容は、思っていたよりも「大人の内容」でした。
村娘もローレンシアも、解説に「心も体も傷つけられ・・・」とありましたが、もう、そのまんまの内容でした。
ちょっとリアルっぽくて生生しかった部分も感じました。
私の解釈が違っているのかもしれないけれど・・・。
実は席が前すぎたので全体の雰囲気を眺めることができず、その上、前の方が大きくて、頭で真正面が観られませんでした(笑)
なので、「何回か見たら・・・」という感想になりました。
その分、個人の踊りは、はっきりくっきり見えましたので、楽しめましたよ。
期待通りのワシリーエフ!
今まで見てきたガラと変わりない素晴らしさでした。
思わず声がでちゃいましたよ(笑)
パ・ド・シスのワレーリア・ザパスニコワ
ローレンシアの友人役のタチアナ・ミリツィワ
このお二人も華やかさがあって、特にザパスニコワが目を惹きました。
音の取り方が好きです。かっこよかった。
騎士団長のミハイル・ヴァンシコフも、よい具合に悪役がはまっていて、とても憎々しげに思いましたよ(笑)
主役の1人である、イリーナ・ペレン。
とても美しい方で、長い手足で、前半はよい感じでしたが、
後半はちょっとはまれませんでした。ごめんなさい。
後半は他のダンサーに埋もれている感じがして…。
美しさは際立っていて、時々ハッとするような美しさがあるのですがね。
前日の予習で、オシポワのローレンシアを観てしまったせいかもしれません。
予習も善し悪しですね。
今回、サラファーノフの回のチケットを買っていないことに気づき、
急きょ、会場にて翌日の「ジゼル」のチケットを購入しました。
これから、観に行ってきまーす(笑)