小さな小さな最高の宝物 | Eye of the God ~神の眼~

Eye of the God ~神の眼~

現代における預言の言葉。黙示。
現代の常識、価値観では幸せになれない人たちへ。
新時代に合うものの考え方を紹介していきます。
あまりにも常識と違うので、戸惑われることでしょう。
でも、キリストはかつてこう言いました。
『耳のあるものは聞くがよい』。

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 グリム童話に、『三つの願いごと』 というお話がある。
 ある日、老夫婦が妖精から三つまで願いをかなえてもらえる権利を得る。
 おばあさんはたまたまお腹がすいていたので、「こんな時に大きなソーセージでもあって、焼いて食べたらおいしいでしょうねぇ!」 と軽はずみに言ってしまう。
 それが願いごとのひとつめとして認識されてしまい、願いかなってソーセージが現れる。
 それを見たおじいさんは、大切なお願いをくだらないことに使ってしまったおばあさんに腹を立て…
 「何てことをしてくれたんだい、このマヌケめ!こんなソーセージなど、お前の鼻にくっついてしまえばいい!」
 おじいさんがそう言ったとたん、この発言も二番目の願いとして聞かれてしまう。
 後悔先に立たず。ソーセージはおばあさんの鼻にくっついて、取れそうもない。
 このまま生きていかなければならないとしたら、本当にかわいそうな状況である。
 でも、おばあさんはけなげに言う。
 「もう、お願いは一回しか残ってないじゃない。お金持ちになるようお願いしていいんだよ、おじいさん。そもそも、私が最初に口を滑らせてソーセージが欲しい、なんて言わなけりゃこんなことにはならなかったんだから…私のことは気にしないでおいて」
 でも、おじいさんは心からの願いを口にする。
 「おばあさんの鼻からソーセージを取ってください。」
 これで、三つの願いはすべて使い尽くされてしまった。



 このお話を、皆さんはどのように受け取るだろうか?
 多いのは、人間は欲深く、何でも願いがかなう、なんて状況を与えられるのにふさわしくない生き物なのだ、という皮肉な見方。人間の愚かさを浮き彫りにし、読む者を戒めるのである。謙虚になれ、と。これは他の誰かさんではない。あなた自身かもしれませんよ? と。
 でも反面、こういう受け止め方もできる。
 確かに、この老夫婦をめぐる一連の出来事の結果だけを見れば、愚かである。
 何でもかなえてくれるという、三つの願いをかなえてくれるという権利を棒に振ったのだから。
 もし、この権利が自分に与えられたとしたら、こううまくやるのに!なんて夢想する人もいるだろう。
 でも、最後の三つ目の願いに注目してほしい。
 おばさんのことさえ考えなければ、地球の王にもなれた。世界一の富豪にもなれた。
 空を飛べたかもしれないし、究極の強さを手にできたかもしれない。
 最後のひとつの願いの使い方次第で。
 でも、実際におじいさんが願ったことは、結果だけ考えればもったいない状況に終わった。
 自分のした失敗の尻拭いをして終わった。




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 現実的な成果主義の観点で言うと、実績はソーセージ一本だけである。
 三つも願いごとをかなえられる権利を得ておいて、結果それだけですから!
 一体何やってんだ? バカじゃないの? という話である。
 でも、私はこう思うのである。



 最高の学びができたじゃないか!
 最高の気づきを得られたじゃないか!
 最高の宝物を得られたじゃないか!
 これは、最高の勝利の物語だ!



 最後のおじいさんの一言に、心打たれませんか?
 その一言を、三つめの願いとして言えたおじいさんは、最高だと思いませんか?
 本当に、三つの願いを的確に、かしこく駆使して、大金持ちになり地上の王となり不老不死を手に入れたら、それが一番模範的ですか?そうできたほうが、このおじいさんよりも偉いのだと本当に言えるでしょうか?
 宇宙には、本来は一切の価値判断がない。すべて同価値であり、良し悪しはない。
 ただ、この三次元ゲーム内でのみ通用する判断をさせてもらえればー
 この老夫婦が、三つの願いを巡って体験した感情・そして思いの世界はー
 何にも代えがたい、世界最高の宝である。
 最後の最後、本当に大切なものが何か、という気づきを得た。
 金銀財宝もその他のどんな物質も名誉も、これを上回ることはできない。



 そう見ることができたら、この物語はガラリと姿を変えてくる。
 人間としての愚かさのゆえに願いごとを無駄に使ったが、最後かろうじて思いやりというものを発揮した。人間とは愚かさの中にも、素敵な部分を持っているー
 これが、よくある発想である。老夫婦を素晴らしい、微笑ましいとしながらも、どこかでやっぱり 「それでも、もうちょっとやりようがなかったか?」 と思ってしまう。
 心の面では申し分ないが、現実結果としてはやっぱり失敗だとー。
 でも、最後の最後の願いを言えたことこそが、最高の宝物なのだ。
 この最高のものを得るために、それまでの二回の失敗があったと言っていい。
 つまり、過失や失言ではなく、学びのために最善が起きた。
 そして満を持して、三つめの願いによる人生のレッスンが行われー
 おじいさんもおばあさんも、もはや以前の二人ではなくなった。
 結果得たのは、物質的にはソーセージだけだっただろうが、胸の奥に朽ちることのない宝を得た。
 それが何かを本当に知ったなら、世の王も賢者も富豪も、うらやましく思うだろう。
 何よりもそれを欲しいと思うだろう。
 自分の持っているものが、価値において逆立ちしてもそれにはかなわない、ということを認めるだろう。



 本日の、私の結論。


 失敗や成功、見た目や実績に関わらず―
 たったひとつでも、心の底から言いたいことが言えたり
 気づきがあったり
 心が軽くなったり、豊かになったりすることがあったら
 それひとつが、他の失敗や無様さをすべて覆い尽くす。

 
 
  
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 さっき、『フライト』 という、デンゼル・ワシントン主演の映画を見てきた。
 (以下、ネタバレです!)
 デンゼル・ワシントン演じる旅客機の機長は、優秀なパイロットである。
 ある時、彼の操縦する旅客機が、整備上の問題のため墜落した。
 しかし彼の機転と、たぐいまれなる操縦センスのおかげで、助かりえない状況でかなりの人命が救われた。
 彼は一躍ヒーローになるが、ある事実が明るみに出るのをきっかけに、風向きが変わってくる。
 実は、彼はアルコール中毒だった。しかも、麻薬にまで手を出していた。
 そのことが、事件当時の彼に何も影響してないのは事実だが、世間はそれでは納得しない。
 自分がかわいい彼は、自分がアル中である事実、フライトの前日まで浴びるほど酒を飲んでいた事実を、隠ぺいにかかる。彼と利害が一致する会社や弁護士も、証拠潰しに奔走。あとは、彼が何食わぬ顔で 「知らぬ、存ぜぬ」 を通せば、社会的な彼の立場は安泰だったのだがー
 ウソをつき通し、しまいには勇敢に死んだ客室乗務員にその罪をなすりつける状況になるに及んでー
 彼は、叫ぶ。
 一切の自分の利益や、周囲とのしがらみや、計算を超えて。


 
 実は、俺が悪いんです。
 私は、アルコール中毒です。
 ええ、事件当時私には酒が入っていました!



 彼は、パイロットとしての資格をはく奪され、刑務所に。
 形としては、すべて失ったように見える。
 でも実は、見た目に反して刑務所の中で本当の自由を味わっていたのである。
 捕まってもいなかった時。それどころか英雄扱いされていた時こそ、一番自由ではなかったのである。
 


 この映画の話と、さっきの 『三つの願いごと』 のお話が重なりませんか?
 三つの願いごとのおじいさんは、もう少しかしこくやりようがあった。
 映画の機長も、最初からウソなどつかなければよかった。
 そもそも、アル中で麻薬常習犯である時点でアウトだよ、と言う人もあろう。
 でも、最後の最後。おじいさんも映画の機長も、人生という名のレッスンで、最高の学びができた。
 この世がゲームだとすれば、最高の得点を挙げた。最高のアイテムをゲットした。
 お金でも、地位でもない。

 

 心の底から湧いてくる素直な気持ちに思い切って従う


 それ以外のものは、そう大したものじゃない。 
 これさえあれば、それだけでどんな失敗も格好悪い様も、その価値の輝きを曇らせることはできない。



 皆さんは、生きていて思うことがあるだろう。
 たくさんの失敗をした。
 恥ずかしくなるような苦い経験も重ねてきた。
 それを通して、学んだこともある。
 でも、本当に高い授業料だったー。
 もっとスマートに、格好良くこれれば良かったのになぁー。
 実は、それこそが最善だったのだ。
 何か気づきを得た。何かを実感した。
 それだけで、十分。いや、それだけで最高。
 恥じることなど、何もない。
 その一点だけで、あなたはヒーローであり、ヒロインである。



 テラも、様々な経験を繰り返し、様々な問題に直面し、見た目傷だらけになりながら生きてきた。
 でも、その一瞬一瞬の 「今ここ」 自体が、最善だったのだ。
 今でも、私という存在や私のしていることは、見る人によって評価は様々だろう。
 そんなことは、私という人間の真の評価には、何の意味もない。
 それは、皆さんにとってもそう。
 あなたは、常に今ここを最善に生きようとしている存在。
 それだけで、輝かしい。
 それだけで、最高の価値がある。
 結果として見た目に何を生み出すかなど、おまけでしかない。
 そのおまけが素敵なものであることに越したことはないが、自己肯定感と受容なくして実績や見た目の華やかさがあってもねぇ。それでは意味がない。

 

 今日も、この世界では様々なことが起こっている。
 人間的に言えば、いいことも悪いことも。
 問題があるように見える。問題のある個人がいるように見える。
 問題のある国があるように見える。問題のある私がいるように見える。
 でも、私は全面的に信頼している。
 どんなひとでも、三つの願いのおじいさんであると。
 『フライト』 におけるデンゼル・ワシントン演じる機長であると。
 途中、どんなに失敗しても、愚かでも、回り道をしてもー
 必ず、自分の魂の本質に戻ってくると。立ち返ってくると。
 その本質とはさっき言った…


 
 心の底から湧いてくる素直な気持ちに思い切って従う


 …ということである。
 別名を、喜びにフォーカスする、ワクワクに従うとも言う。
 ただここで、喜びという言葉のもつイメージに注意。
 何かホンワカとした、陽的な 「うれし~っ 楽し~っ」 ということだけを指すのではない。
 もしそういう見方をしたら、かなり見える世界が狭められる。
 喜びとは、もっと広い意味を持つ。
 厳粛な、厳かな喜びだってあるのだ。

 

 さぁ、あなたも失敗なくうまくやることや形だけの成功にとらわれずー
 たったひとつつかめるものがあれば、それでOKなんだという気楽さで、生きてみませんか。
 三つの願いを棒に振った老夫婦を笑うことなく。
 最後の最後で自分がアル中であることをやっと告白した機長に、「そこまで追い込まれないと真実が言えないのか」 などと当事者でない立場から価値判断することなく。
 すべての生きとし生ける者を信頼しましょう。
 彼らは、常に最善を生きている、と。




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 【業務連絡のコーナー】

①テラと黒斎の「言いたい放題」 in 福井

 申し込み受付開始!

 【日時】 4月20日(土)14:00~16:30(開場13:30)

 【場所】 福井県地域交流プラザ レクリエーションルーム
       福井市手寄1-4-1 AOSSA(アオッサ)6階


 【料金】 おひとり様 4.000円

 【申し込み】

  PC用購入ページリンクURL

  携帯用購入ページリンク


②創音感言Ⅱ・in 東京
  ~賢者テラとオンプ♪ちゃんのピアノ瞑想と 掛け合い漫才 トークライブ~


 テラと、ピアノヒーリングのオンプちゃんとのコラボライブになります。
 開催日は、2013年 5月18日(土)。
 申し込みは、下記のブログ記事で詳細をお読みの上、そこに貼られている申し込みフォームで。


  http://blog.goo.ne.jp/yudolce83/e/8a404137aa277ec0fc96fe153a6b293c


③熊本イベント 『テラとディナーするストロベリー・ナイト!』

 参加申し込み受付開始!

 …別に、怖いイベントではありませぬ。(笑)
 九州は熊本の地で、テラを囲んでディナーしながら楽しく過ごしませんか?という趣旨です。
 近隣で興味のある方、是非ご参加ください。
 次の日が宮崎トークライブに当たりますので、こちらもセットで! (宣伝です)


 【日時】 2013年3月30日 (土) PM 6:30~

 【場所】 〒861ー0127
       熊本市北区植木町亀甲1526-1
       湯~庵内、食事所「和樂」


 【募集人数】 20名様限定! お早目に

 【料金】 4,500円

 【申し込み】 主催 : 石原千由紀

 ※以下のアドレスまで参加者名、参加人数、連絡のつく電話番号を明記の上お申し込みください。

  4275-ishihara@ezweb.ne.jp


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④岡山トークライブ 『踊る大覚醒線』
 ~事件は意識で起こっているんじゃない!現実で起こってるんだ!~


 申込み受付開始!

【日時】 5月12日(日) 14:00~16:30

【会場】 倉敷市芸文館 202会議室

【料金】 お1人様 3,000円


【申し込み】 https://ssl.form-mailer.jp/fms/b8609cab236485

 ※懇親会あり。こちらもふるってご参加ください!


⑤名古屋トークライブ 『研磨大戦 ~ケンマタイセン~』

 【日時】 2013年3月24日(日)開場:14:00 開演:14:15-16:45

 【会場】 名古屋駅前 菱信ビル 貸会議室 
      名古屋市中村区名駅4丁目8番12号 菱ビル
      (名古屋駅 徒歩2分)


 【料金】 お一人様:3,000円

 【申込みフォーム】https://ssl.form-mailer.jp/fms/0344961a234706


⑥東京トークライブ 『おお、粗品はタオル!』

 申込み受付開始!

 【日時】 2013年4月29日 (月) 開場13時30分 開演14時 終演16時30分

 【場所】 子どもの城 青山劇場 会議室904
      http://www.aoyama.org/access.html

 【料金】 お一人様 3,000円

 【申込み】https://ssl.form-mailer.jp/fms/d1c9ec7f230721

 【主催者さんのブログ】 inparadisomichi (paradisomichiさんのブログ)

 → http://ameblo.jp/paradisomichi/
 
 ※本当に、粗品にタオルをプレゼントする予定です。


⑦福岡トークライブ 『お池にはまって、さぁ体験!』

 いよいよ申し込み受付開始!

 【日時】 2013年4月6日(土曜日) 開場 13:30 トークライブ 14:00~16:30

 【場所】 アクロス福岡 セミナー室2

 【料金】 おひとり様 3000円

 【申込みフォーム】 http://form1.fc2.com/form/?id=824091


⑧テラと黒斎の「言いたい放題」 in 名古屋

 【日時】 2013年4月13日(土) 12:00~15:00 (開場:11:30)

 【会場】 ウィンクあいち 小ホール
      JR、名鉄、地下鉄、近鉄「名古屋駅」より徒歩3分     
      http://www.winc-aichi.jp/access/


 【料金】お一人様:4,000円

 【お申込み・お問い合わせ】  担当:室井

 → http://www.reservestock.jp/events/11947


⑨賢者テラ・宮崎トークライブ 『ツッコミが遅い!』

 申し込み受付中!

 【日時】 2013年3月31日(日曜日) 開場 13:30 トークライブ 14:00~16:00

 【場所】 延岡総合文化センター 展示室1
      〒882-0852 宮崎県延岡市東浜砂町611-2
      TEL:0982-22-1855 FAX:0982-21-6668   
      http://www.nobeoka-bunka.com/


 【料金】 おひとり様 3000円

 【申し込み先】 みりさんのブログ 『サクラの花が咲く頃に』

 パソコンの方→ http://ws.formzu.net/fgen/S76779817/

 携帯の方→ http://ws.formzu.net/mfgen/S76779817/


⑩賢者テラが、過去に出版した小説を復刊させよう!

 テラが今のようになる前、チャネリングによって書いた小説があり、出版していました。
 しかし当時は私も無名で、内容は本当に面白いのですが結局売れず、廃版となりました。
 私が今のようになって、トークライブへ行く先々でこの本を欲しがられますがー
 作者の手元にも、ほとんど残っていません。
 この物語を、このまま埋もれさすのも惜しい。そこで、皆さんにお願いがあります。
 以下のサイトにて、投票いただきたいのです。


 『復刊ドットコム』

 → http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=56653

 皆様の、清き一票をよろしくお願いいたします!

 ※現在、277票です!


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