「広い草原を馬に乗って走りたい!」という衝動! | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「広い草原を馬に乗って走りたい!」という衝動!

   子どもが、小学生くらいのときに、 
   こんな話をしてやればよかったなぁ、と思った。 
   今見ている景色は、 
   ぜんぶ、後で思い出すものなんだよ、と。
   「ボールのようなことば。」
糸井重里(著)
 
 
ほぼ同世代の隊員ひな。  
探検隊の旅に参加する人は、みな若い。 
最終日、俺の馬を颯爽と乗りこなしてた姿が印象的だった。

名前:ひな  
職業:会社員 
年齢:50~59歳 
地球探検隊ツアー参加歴: 1回目
 
<今回あなたが参加した現地発着ツアー>
ツアー名:内モンゴル騎馬遠征隊 
2015年8月13日~8月19日まで
 
<ツアー中の宿泊場所について> 
①ゲル・・・女性3人で1つのゲルを使用。 
ツーリストキャンプのゲルのような一人一ベットではなく、 
ゲルの奥が高床になっていて、
そこに布団を敷いて三人が並んで眠れるようになっていました。
 
ゲルの形状上、高床部分が半円状なので、端の二人のスペースは奥行きがやや短く、
身長の低い自分でも足がゲルの内壁に届いていたので
身長の高い人には窮屈だったと思います。 
敷布団(かなり小さかった)と掛け布団と枕あり。 
敷布団だけでは床板の固さが背中に伝わってきてしまいましたが、 
数泊のことなのであまり気にならず眠れました。シャワー無しも事前に承知していたので、
水のいらないシャンプーや大判のボディタオル(使い捨てウエットタイプ)で
過ごせましたが、髪の毛の絡まりが酷くなってしまったので、
 
5日目に洗顔用水タンクの水を使って髪の毛の先だけ洗わせてもらいました。 
水は無駄にはできないと思い、「ごめんなさ~い」と言いながら(>_<)・・・・ 
栓を開ければ水が出て好きなだけ使える日本の当たり前が、ここでは当たり前ではない、
ということをしみじみ感じつつ。 
お世話してくださったモンゴルの御家族も温かで親切。とても良かったです。 
驚いたのは、日本の電源コードがそのまま使えたこと。 
デジカメやスマホの充電を気軽にさせていただけて有難かったです。

②キャンプ地
 
一人用のテントを設営してキャンプ。ロケーションもとても良かったです。不便なし。

③北京のホテル(7 days inn)

たどり着いたとき、正直「!?」と思いましたが、 
客室への出入り口にもセキュリティ設備がなされており、WIFIが使えました。 
室内・ベッドも広く、私の部屋は幸いシャワーも調子よく出たので
1泊だけでしたが快適でした。
 
ただし、ホテルからタクシーを呼べないというのは全く想定外で、 
最終日に半日観光を入れ込むのはけっこう難しいことだと思いました。 
今回は旅仲間の協力や偶然の出会いが運を導いてくれて、 
故宮を見に行くことができ、本当に欲張りな旅が実現できたと感謝しています。

<ツアー中の食事について>
 
どのお料理も美味しかった!!!!!! 
羊肉と乾燥チーズの固さ、半端ない・・・・(笑) 
自分の咀嚼力の無さ(あご力の無さ)にくじけそうになりましたが、 
ここでしか食べられないと思い、頑張りました。モンゴルの人は本当に歯が強い! 
乗馬の休憩時に食べたすいかも最高でした。

  <スタッフ(スチンさん、乗馬ガイド、隊長)に対する感想>  
スチンさん:本当におおらかで頼りがいがあり、 
安心して旅をお任せできる方だと思いました。 
スチンさんの姿を見つけると本当にほっとできました。 
個人的に御愛用のナイフをいただけて嬉しかったです。
 
乗馬ガイドのモンゴルのお父さん:きっととてもシャイな方。 
でも日を追うごとに笑顔が増えてきて、その笑顔がチャーミング。 
休憩中の相撲対決には負けず嫌いの一面も表れていました。 
木陰を見つけて一人でさっさと仮眠してしまうところも、 
こちらの人の仕事スタイルなんだな~と納得。 
私の馬はおっとりしていて自分からはけっして走り出さないのに、 
お父さん(の馬)が後ろから近づいてくる気配だけでも 
態度を変えて急に威勢よく走り出すので(笑) 
「お父さん、来て来て」といつも思ってました。
 
隊長:旅に同行する旅行会社の代表というイメージは全くなく、 
誰よりも旅を楽しんでいる人。そして、まさに『永遠の19歳』。 
最後に隊長の白馬に乗せてくださってありがとう!とっても気持ちよかったです。 
我儘をきいてくださって感謝です。

<ツアー中の出費は>  
日本円で約1万2千円分。レートは1元=約21~2円で。 
到着日・・・ドライブインでの食事30元 
水やお酒類はすべて用意してもらっていたので、その後は5日間一切使わず。 
6日目・・・ガイドさんへの心遣い、内モンゴルでのお土産購入、万里の長城観光代、
夕食代
7日目・・・朝食代、故宮観光代(地下鉄・タクシー使用、入場料)、
北京空港での昼食+お土産代

 <持ち物>  
基本的には、事前にいただいた情報をもとに用意しておけば
問題なく過ごせると思いました。
 *役に立った物(あると便利だと思った物)・・・というより絶対必要だと思ったものは  
乗馬の時、身につけるもの(特に、お尻パッドのついたパンツ、
膝・ふくらはぎ用サポーター)
 
基本、素肌は出さない方がいいですね。隊長、虫に刺されましたもんね。

<旅の思い出/感想>  
・「広い草原を馬に乗って走りたい!」という衝動に駆られ、 
昨年、大手旅行代理店の外モンゴルツアーに参加。 
出発日と帰国日は殆ど移動のみだったので、テレルジのツーリストキャンプに 
滞在できたのは5日間の日程のうち3日間。(4日目はウランバートル観光、宿泊) 
さらに乗馬できたのはそのうち一日半で、馬にちょっと慣れた頃
もうおしまいになってしまい、物足りなさが残りました。
そこで、今年再度モンゴル行きを決意。
 
岩山の多いテレルジとは違う風景と、より長い乗馬時間、
そして「探検」のキーワードに期待を抱き、
 
内モンゴル7日間のこの旅を選びました。中国未経験の私にとって
『北京集合・解散』は選択を一瞬躊躇する不安材料でしたが、
ちょっと心配があるくらいが旅らしいし、
 
似たような漢字を使う国だからまぁなんとかなるだろう、と。
 
蓋を開けてみたら、往路・復路とも参加の仲間の誰かと同じ便で、
実際、なんとかなりました。

・とにかくすべての体験が期待以上!ツアーでありながらも自由度が高く、
 
十分に馬に乗れて時間の流れはゆったり。
残すのが申し訳ないくらい美味しい料理が毎回たっぷりと準備されていて、
アルコールはほぼ飲み放題状態!(笑・・・しかも朝から)大自然の壮大さを味わえ、
 
人とのつながりもいただきました。
中村隊長をはじめ個性豊かで素敵な仲間とともに過ごせて、
 
本当に楽しかった。日常を忘れて、モンゴルにどっぷり浸かることができました。
   
・内モンゴルから北京へ戻る途中には、万里の長城観光希望も叶いました。 
出発日の午前中は、弾丸故宮観光組とホテル居残り組に分かれましたが、 
それも充実した時間となりました。乗馬メインの旅だったのに欲張りすぎ?と思うくらい、 
滞在時間の短かった北京も楽しめて、本当に良かったです。 
ひな

まさに『永遠の19歳』
か、今も変わらないな、俺。

 
   じぶんとは、子どものじぶんである。 
   大人のじぶんは、じぶんがつくったじぶんである。 
   つくったじぶんよりも、 
   じぶんのほうが、よっぽどじぶんなはずで。 
   押入れに閉じこめられても、 
   さるぐつわをかまされて黙らされても、 
   そいつは生きて足をばたばたさせている。 
   よし、言おう。 
   言ってしまおう。 
   人間とは、子どものことである。 

   「ボールのようなことば。」 糸井重里(著)