演劇学を勉強すると就職に役立つか?否か? | 藤村正宏のエクスマブログ

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久しぶりに東京の自宅に帰ってきました。
けっこう5日間も温泉に浸っていると、ふやけますよ。(嘘)
今日は朝から移動ばかりだったし、初もうでや弟家族との夕食などで、ブログを書く時間がありませんでした。
シーフード料理のファミレス「レッドロブスター」のオニオンリングのヴィジュアルは、けっこうインパクトありました。
盛りつけを面白くすると、SNSで発信してもらます。
だから、面白くないより、面白いほうがいい。
普通より、きれいなほうがいい。
写真ばえする料理の盛りつけなんかも、これからの飲食店は考えていく必要がありますよね。
というわけで、今、帰ってきて、自宅のボクの部屋でブログ書いています。
今日も引き続き、藤村正宏自伝です。


レッドロブスター オニオンリング
レッドロブスターのオニオンリング
すごい背が高い!


明治大学文学部の演劇学に入学したことを伝えると、多くの人たちは、「どうして?」という顏をしました。
高校までほとんど演劇なんてやったことないし、人前に出るのも嫌いだし、幼稚園の時の学芸会で「花さかじいさん」の主役をやったことはあったけど、それ以来まったくお芝居とは無縁だった。
だからみんなボクが演劇学を選んだのが不思議だったのです。
おまけに、演劇学が将来、就職なんかに役立つなんていうのも、想像できないようだった。
もちろん、当の本人だって、就職なんかに役立つわけがないと思っていたのですから、当然の反応です。


でもね、今思うと、演劇っていうのはとっても役立ちます。
演劇をやっていた学生を、あなたの会社に採用すると、かなり活躍すると思います。
どうしてかというとね。


まず演劇の要素で大切なのは、シナリオです。
お芝居がどう始まって、どういうふうに物語が進行して、どういう結果になり、どういうメッセージを観客に与えるのか?
これを、常に考えているわけです。
演出する人はもちろん、美術、照明、音響、役者。
関わる人すべてが、そういうことをいつも意識している。
だから、最初のセリフはこっちのほうがいい、とか、音楽はどうだとか、照明がこうだとか、演技がこうだとか。
そういうことを議論したり、演じたり、試したり、稽古したりしながら一つの作品を創り上げていくわけです。
これって、何かに似ていませんか?
そう、マーケティングと同じなんです。
売れるしくみっていうのは、シナリオです。
モノを売るために、集客するために、シナリオ発想がとっても重要です。
演劇をやっていた人は、シナリオ発想ができるんです。


次に演劇は演出力が大事です。
演出力。
も少し平たく言うと、表現力と言ってもいい、
同じことを伝えるにも、表現力があるかないか、それで伝わり方がまったくちがうんです。
だから演劇をやっていた時に、言った言葉「伝わってないな~」「伝わってね~よ」「伝わらないってのは何もないのと同じなんだよ」。
常日頃、表現力を磨いているってこと。
演劇をやっていた人は、役者も裏方も表現力のプロなわけです。
あなたの会社のすべての営業マンが表現力豊かだったら、どうですか?
きっと価値を伝えてくれるでしょう。
あなたの会社の販促セクション全員が、表現力が豊かだったら、どうですか?
きっとすごく売れる販促を作ってくれるでしょう。


次は演劇っていうのは、チームで作り出すってこと。、
チームがバラバラだと、どんなにいいシナリオ、どんなにいい役者がそろっていても、まったくダメな作品になります。
チームで役割分担して、協力したり切磋琢磨したり、調和したり意見を出しあったりしながら、作品を作っていく。
チームワークがよくないと、変な作品になってしまう。
たとえば、自分の立場を主張したり、嫉妬したり、悪口や陰口、噂話などを言ったり、仲が悪いスタッフがいたししても一つの目標に向かって、最大限の能力を出しあう。
何が目標なのかがわかっているから、たとえどんなに嫌いな相手でも、その能力を認めリスペクトして協力する。
一緒に作品を作っているんですから、足の引っ張り合いや、チームのマイナスになるような行動は決してしません。
だって、すべて自分に返ってくるから。
それが、成功する要因なんです。
まさにビジネスのプロジェクトも同じでしょ。
演劇を真剣に作ったことのある人だったら、それが良く理解できるのです。
それができるから、協調性のない人間にはある意味、できない。


こう見てくると、演劇っていうのはビジネスにとっても役立つと思いませんか?
あなたの会社、演劇をやっていた学生を社員にすると、飛躍するかもよ。
実際、ボクは演劇を4年間以上やっていたことを評価され、倍率の高い会社に入社したのです。
その話は明日でも書こうかな。