「枠を外す」思考をもとう! | 藤村正宏のエクスマブログ

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■「枠を外す」思考をもとう!



午前中に出て、昔ボクが展示をプロデュースした、上湧別の郷土資料館


「ふるさと館JRY」に行ってきました。


平成8年に開館したから、もう16年にもなるんですね。

ボクが最初に関わった、社会教育施設です。


建築設計は、有名な建築家、渡辺豊和さん。

本当に、哲学者のような建築家の方です。

公共建築の枠にとらわれない、大胆な発想。

よく実際に建てたなと、当時は思ったものです。


<どんな建物か知りたい方は、 ⇒渡辺先生のホームページ>


ボクは展示のプロデュースをしました。

この展示も画期的だった。


ミニチュアのジオラマを多用した、わかりやすい展示です。


「枠を外す」というのはすごく大切な考え方だな、と思います。
業界の常識、世間の常識といったものを「本当にそうか?」と一度疑ってみる。


例えば「店を出すなら駅前の人どおりの多いところに出せば儲かる」というのは本当か? 

と考えてみるわけです。


そうじゃないかもしれません。
だって、駅からすごく遠くてすごく不便なところでたくさんのお客さんを集めている店もあるし、駅前なのに全然お客さんが入っていない店がある。


そうすると、「駅前の立地自体はそれほど大きな要因ではないのかな?」と考えてみる。
あるいは「駅前には一見の客が多くて、離れた不便なところにある店には常連さんが多いな」とか。
そして、どっちの商売がいいだろう、と考えてみたりするんです。

 
言われていることをそのまま鵜呑みにすることはすごく危険なことです。
自動的な思考をしないこと。
 

「枠を外す」というのはそういうことです。


◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-上湧別ふるさと館JRY
ミニチュアジオラマ展示のひとつ


◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-上湧別ふるさと館JRY
200人ちかくいる人、ひとりひとりに物語が


エクスペリエンス・マーケティングは、まさに「枠を外す」思考です。
もともと「モノを売るな!」とボクが2001年に言ったとき、「何を言っているの?」と言われました。
2001年に『「モノ」を売るな!「体験」を売れ!』という本を出したとき、「何を言っちゃってるの? 売らなくてどうするんだよ?」と言われました。

 
「ニーズを聞くな」とボクが言ったのは、世の中で「ニーズを聞け」と言われていたときです。
「お客さんの声をたくさん聞きなさい」と言われていたときです。

 
そのほかにも、「差別化するな!」とか「顧客満足を目指すな」とか「クレームを聞くな」とか、いろいろなことを言っています。

 
ちょっと「枠を外す」ためには、逆のことを考えてみること。
違うことを考えてみること。
「本当にそうか?」と考えてみること。


「枠を外す」ことはとても大切なことなんだな、と思う。



◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-上湧別ふるさと館JRY
今日自分撮りした画像
天井の梁がきれいです