東京ゲームショウ2009 | 遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」

東京ゲームショウ2009

 今年も東京ゲームショウの初日に行ってきた。
 まずは基調講演を聞いたんだけど、CEDECでも聞いていたPS3の新型コントローラーで面白いものが作れるように思う。問題は、長時間プレイだと操作に疲れてしまうということなんだけど、短時間で満足してもらえて、またやってみたくなるような、それでいて新しく、妥協の産物ではないものを、アイディアで何とかしてこそ、日本のゲームクリエイターだなぁと思う。
 メーカー各社座談会の中で心に残ったのは、バンナム鵜之澤さんの「バンダイとナムコの真の融合を果たす」という言葉かな。遠藤は色んなメーカーさんにお世話になっているけど、このナムコとバンダイの2つが若い頃を支援してくれたので、特に感慨深い。
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-ホール2・3
 基調講演を聞いて展示ホールに移ったのだが、今年のTGSはスペースが余っている感が拭えない。上の写真を見ればわかるように、今まで別々にコマを持っていたコーエーとテクモが一緒になっていたりとか、KDDIが参加していないとか、ちょっと寂しい感じがする。
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-ホール4・5・6
 代わって躍進していたのがゲーム系学校の展示。最近のゲーム系専門学校のレベルは、技術的にはきちんとゲームを作れるレベルにある。遠藤も先生とかやってる関係で、色々なところで呼びとめられたけど、学生がたくさんいて盛り上がっている半面、学校系ブースが広い面積を取れるようになった原因である、メーカー・パブリッシャーの力の低下は、確実に彼らへの門戸を閉ざしているに違いない。
 もちろん優秀な人材を見逃すような業界ではないけどね。
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-ホール7
 ホール7はガランとしていた。物販のゾーンなのだが、フードコートがとても広く取られている。ビジネスデイと一般公開では客の入り方が違うので、ここはこれで土日には人がたくさんになるのだろう。
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-ゲーム科学博物館歴史
 スペースを埋めるように「ゲーム科学博物館」というコーナーがあるのだが、こちらはゲームに登場する戦国武将の甲冑の紹介。海外からのお客さんが喜んでいるのはわかる。でもそれ以上に必死なのは歴女の方々なのかな?真田幸村の甲冑の前で写真を撮りまくっていたお姉さん。とっても「にわか歴女」の香りがした。
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-ゲーム科学博物館ハード
 こちらは同じ「ゲーム科学博物館」でもハードの展示。XboxとPSの分解実物が置いてあって、その変遷が分かるコーナーは遠藤的には面白かった。特に「ヒートシンク」とかもちゃんと違いが説明されていたりして、見ていたら新型PS3が欲しくなってきた(笑)
 ハードと言えば、今回立体ディスプレイによるゲームも展示されていたんだけど、会場で桜井政博君と会って、やっぱりそこが一番の注目点だよね、と合意してしまった。いずれディスプレイは立体になると思う。その時、ゲームはどうなっているのか?ただ単に立体に見えるだけではつまらない。立体を生かす方法論を早めに構築したクリエイターが、まずは先制点だろう。
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-一番元気に見えたレベル5
 そんな中で一番元気があると感じたのはレベル5。オープンな7面スクリーンで、多くの人に情報を伝えたいという姿勢が、とてもよく見えた。そして今回もDSソフトが当たった人には配られていたのだが・・・、会場に日野さんがいたので挨拶したら、全部入りの特別パックをもらってしまった。日野さんとはNHKの正月特番の収録以来だったけど、最近はMGSがROIDにゲームを出していたりするので、会えてよかったかな。
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-年末はFFXIIIですよ
 遠藤が一番今注目しているのが「FFXIII]なんだけど、スクエニも今までのクローズドなトレイラー上映ではなく、オープンスクリーンを使っていた。その人の導線が秀逸に思えたんだけどね。
 スクリーンの前に緑のラインがあり、ここから後にできるだけ詰めて、見る人は見る。人が増えたら後方からとにかく充填していくのだが、画像が1巡して見終わった人などは、スクリーンの下をくぐって、向こう側に退場する仕組み。見ている人がちょっとずつ前に出れるので、混乱とか不満が出にくいんだよね。
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-SCEのお姉さん、PSPのGTを遊んだよ
 もう1つ注目していたのが「PSPgo」。これは絶対に自分でプレイしてみたいと思っていたのだけど、SCEのコンパニオンさんが試遊させてくれていたので、早速「GT」を遊んでみた。「軽い!」が第一印象、スライド部分が人差し指に掛かるのが気になったけど、慣れると本体を保持するのにいいかも知れない。
 遠藤が手に持って、アップで写真を撮らせてくれないか?と申し込んだら、アップは困るとのこと。だったら?と聞いたら、持っている私を撮るんならOKだとか。というわけで上の写真を撮ったのだが、当然・・・
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-アップはNGなんだよね
 拡大してみるよな(笑)
 小さい、薄い、軽い。アイテムとしては買いなのだが、16GBのメモリーだけのネットワーク専用機というところに、何となくSONYの覇道が感じられる。「ユーザーに不要なコストを転嫁しない」ためのネットワークならいいが、「流通マージンもウチが戴く」なネットワークだったらガッカリだな。
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-実物大ガンダムの頭部
 その他、目に付いたところでは、例の実物大ガンダムの頭部が展示されていたこと。やっぱりガンダムは日本ドメスティックだけど、強力なコンテンツなんだよね。こいつも再び全身が見れるようになったら、また見に行きたく思う。
遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」-喜屋武ちあきちゃんと一緒に
 歩いていて声を掛けられるのは、おっさんばっかりの遠藤だけど、一人だけ可愛い女の子が声を掛けてくれた。しかも「ブログ用に写真を撮っていいですか?」そりゃもちろんOKだけど、ついでにこちらのブログ用にも撮らせてね!
 というわけで、遠藤が応援している、きゃんちこと喜屋武ちあき 君だね。今年は時間が無くて、コンパニオンさんを撮ってくるとか遠藤らしいことができなかったので、この1枚で勘弁してもらおうかな(笑)