【P-01A】文字の縦横はどうやって変わるの? | 遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」

【P-01A】文字の縦横はどうやって変わるの?

 仕事柄、携帯端末を変更する機会は多いのだが、昨日から販売されているDoCoMoのパナソニック端末「P-01A 」は、やたら「見せて、見せて!」という人が多い。

通常の開け方でのボタン配置


 何に興味があるかというと、このボタンの文字なんだよね。ちなみにこれが普通に開けた状態。

Wオープン横位置でのボタン配置


 こちらがワンセグやゲームや、フルブラウザとかで使う「Wオープン」で開けた状態。ボタンの文字の縦横が変わっているだけではなく、ボタンの配置も変わっているのが特徴。


 CMとかで見てるのはこの2つの状態だけなので、当然ボタンの下のディスプレイパネルがあって、表示が変わるというハイテクなものだと感じる。結構コスト掛かるよなぁ、とか思うんだけど、なぜかこの機種から人気のない「逆ヒンジ」が採用されている。ここが核心部分!

 P905i⇒P906iと切り替えていたので、Wオープンの片持ちヒンジの固定側の強度を確保した上で、端末の上下長を短くするための作戦かと思うとさにあらず・・・、とりあえず文字が変わるところのネタばらし!


20度くらい開けた状態


 どうやって変わってるのか確かめるために、そぅっと開けてみる。上の画像が20度ほど開けたところ。

 アレッ、何だか文字が左にズレているように・・・


40度くらい開けた状態


 さらに、40度くらいまで開けると、横位置用の文字が半分左に埋まって、右側から縦位置用の文字が出てきた。


60度くらい開けた状態


 さらに60度くらいまで開けると、横位置用の文字はボタンの隙間に隠されて、すっかり縦位置用の文字に変わってしまう。90度まで開けると、完全に縦位置用になって一番最初の画像の状態となる。


 つまり、ボタンの下に手品のトリックみたいに、2種類の文字が交互に印刷されたシートがあって、ヒンジからのリンケージでそのシートがズレるようになっているだけなんだよね。全く物理的に!

 それゆえ、本体側にヒンジが来る必要があって、逆ヒンジになってしまったわけだよ。う~ん、子供だまし?