ファミコン25周年座談会 by Nintendo DREAM | 遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」

ファミコン25周年座談会 by Nintendo DREAM

 昨日は毎日コミュニケーションズさんの「Nintendo DREAM 」誌の企画記事、「ファミコン25周年座談会」なるものに出てきました。


ファミコン25周年座談会

 テーブルを囲んでいたのは遠藤を含めて4人。進行役はファミリーコンピュータマガジンの名編集で知られる山本直人さん。テクノスジャパンで「熱血硬派くにおくん」シリーズを作っていた岸本良久さん。ディスクシステムの名作「新・鬼が島」「バレーボール」などを作った橋下友茂さんです。

 詳しくは次号?のNintendo DREAMを見てもらうとして、色々誌面には載せられないような話から、今なら時効だよねみたいな話など、昔話はあまり好きでない遠藤ですが、あるあるネタならぬ「あったあった」ネタで一時を楽しく過ごしました。


 橋下さんとは初対面だと思うのですが、新・鬼が島はWiiのバーチャルコンソールでちょっと前にやったので、タイムリーな出会いでした。岸本さんは・・・遠藤は人の顔を覚えられないという、脳の機能が欠落している相貌失認の症状があるんだけど・・・初対面だと思ったら、最近同じ事務所で仕事していて、エレベーターとかも一緒になったりする人だと知った。ごめんなさい、全然覚えておりませんでした。もちろん山本さんには何回も取材を受けている仲。

 その時代の何かを持ってきてくれという要望に、特に遠藤は「ファミリーサーキット」「ケルナグール」のリクエストが多かったので、当時のドキュメントや手書きのグラフィックシートを持参した。この辺は学術的な価値も高いので、いずれ全てスキャンしないとダメだね。

 凄かったのが橋下さんが持ってきた開発用のROMテスト用基板。


ファミコンROM用開発基板

上が表で下が裏なのだが、エポキシグラス系の基板にラッピングという手法で配線がなされている。青緑のソケットはICの抜き差しがレバーで簡単にできるソケットで、ファミコン開発の名機「HP64000」にも採用されている。このソケット自体も連続使用による故障リスクを考えて、通常ソケットの上に2段挿ししてあるのが、いかにも当時のものらしい。ささっていたROMは「ぺんぎんくんWARS」だったよ。


 みんなで色紙も書いたんだけど、遠藤のはこれ!


モザイク部分は本誌参照のこと

読者プレゼントにしていいよ!と言っておいたので、ひょっとすると手に入るかも知れないね。ちなみに、裏に真実の言葉をちょこっと書いてある。


裏面の真実

 MONDO21の企画で、「ミスタースプラッシュ」なるファミコンソフトの開発に、無理やりスーパーバイザーとして組み込まれてしまったのだな。詳しくはこちら を見てくれ。


 というわけで座談会は終わって、ふと不思議なことに気がついた。最初の写真を見てもらおう。ファミコンが置いてあるのだが、スロットにはディスクシステムが差さっている。で画面は「ファミリーサーキット'91」・・・おかしい。


ディスクシステムでファミリーサーキット'91

と思ったら、もう1台別のファミコンが裏に繋いであったとさ。ということは、流れの中で「懐かしいですね、ちょっとやってみましょうか?」になっていたら・・・気付くのが、もうちょっと早かったらなぁ(笑)