内外人平等というおかしな概念の条約を結んでいると、区別を差別と勘違いして無法がまかり通ってしまうことがあります。
今日紹介するのは納税者に寄生するとんでもない者たちの話、イギリスからです。
以前、8人の子持ちで夫婦ともに無職のカメルーン人移民一家が、イギリスの納税者に寄生しているにもかかわらず、家が狭いと文句を言って広い家を寄こせと騒いでいたことを紹介しました。
英国:壁を作っても経済難民は英国を目指す!無職移民10人家族が5寝室の家の提供を狭いからと拒否!
写真を見れば思い出すかもしれませんね。これが厚かましい一家です。
以前の家はこちらでした。
そして今度あてがわれた家はこちら。
家の価値は42万5千ポンド(5千450万円)だそうです。もちろんタダです。
この家は、バストイレ付きの主寝室が1つ、3つのダブルベッドルーム、食堂、納戸、庭、駐車場があります。
この夫婦はタダの住宅のほかに、年に44000ポンド(564万円)の手当をもらっています。
2012年にイギリスへ来てから今までに、23万8千ポンド(3千50万円)の現金をイギリスの納税者から与えられたことになります。(住居は別ですし、たぶん学校や医療もタダでしょう。)
こんな成功談を聞いたら・・・
そりゃあ、命懸けで地中海を越え、ドーバー海峡を越えますよね。
ソース
Migrant dad-of-eight 'lands plush four-bed detached property worth £425,000' – and YOU PAY
お次も酷いですよ。
ナイジェリアから妊婦が飛行機でイギリスへきて、子供を産んで料金を踏み倒しているケースが多発しているということです。
イギリスには、国営保健サービス(National Health Service、NHS)と、プライベート(私立)医療の2つの医療サービスがあります。
医療技術に関してはどちらも先進国としての水準を保っています。
NHSは処方薬、歯科、眼科検診を除いて無料で、診療時に支払う必要がありません。
(イギリスの医療事情の詳細はこちらをどうぞ)
ここを悪用されました。
医療ツーリズムを是としている病院でありながら、受診時にパスポート確認もせず、NHS資格者かどうかも確認しない病院があり、そこに外国人 が付け込んで踏み倒しているのです。
病院の姿勢もどうかと思いますが、多人種国家のために外国人か自国民かわからなくなって確認も止めたんでしょうか?
(もちろん海外の外国人にNHSの資格はありません)
この病院、聖ジョージ病院と言いますが、5人のうち4人の外国人患者が料金を払う前に逃げて踏み倒し、医療目的訪英外国人による損失額は年間460万ポンド(5億9千万円)にのぼります。
ソース
The London hospital used by Nigerian mums flying in for free maternity care
NHSが外国人や移民難民に食い物にされているという記事は今年5月にも出ています。
見出しだけでわかります。
【NHSで1人の不法移民に18万1千ポンド(2315万円)使いました。納税者は医療ツーリズムでも多額の負担をしています。】
NHS spent £181k on ONE illegal migrant - and taxpayers pay millions more on health tourism
医療だけじゃありません。最初の10人家族の記事に写真だけ載っていたのですが、
太りすぎで働けない生活保護受給者夫婦、ケンタッキー・フライド・チキンをドカ食い
という見出しがついています。
納税するのが馬鹿らしくならないでしょうか?
助け合いの精神をここまで蔑ろにして、そのうえ外国人の面倒まで見るならば、政府の社会保障に保険料(税金)を払いたくない、自分は民間の保険に入って、まともな収支計算をしているところに払いたい。
そうです、小さな政府の方がいいという考えが出てくるでしょう。
それでも民間保険にはお金がなくて入れないから小さな政府では困るという人もいるでしょう。
上の2つの意見は相反するように見えて実は同じところに辿り着きます。
儲けの出ないところだけ政府に面倒を見させるというのがグローバリストの政府像です。
だから、どちらも裁量や権限の小さな政府になります。
イギリスのNHSの場合、NHSの対象範囲を大幅に小さくして、最低限の医療だけにしてしまうということにそのうちなるかもしれません。お金がないのですから。
そうすれば民間保険会社は儲かります。
日本の公的医療制度がNHSと同じ道をたどる可能性はTPP発効で加速します。(拙過去記事)
今日、生活保護世帯が増加したという記事がありました。
イギリス、ドイツ、フランスに比べてまだまだ日本は受給比率が低いと言っている人がいるようですが、それらの国の消費税率はそれぞれ20%、19%、20%です。(※非課税品や軽減税率に違いがありますが。)そのうえ、日本より失業率も高いです。
生活保護をもらいながらも消費税で納税をしているという考え方もできます。
他国と比べてどうだというよりも、日本の税収や税の構造、人口構成などを考慮して考えるのが正しいと思います。
すべてが違う国と比べてもどうしようもありません。
話をイギリスに戻します。
せっかく高度な社会を築き上げたのに、移民難民を入れて、国民のお金を勝手に慈善に使った当然の結果が出てきたのです。
頑張る貧困者には厳しいのに、制度を悪用したりその制度外の人間の面倒を見たりするというのは、先進国共通の現象ですが、これって何かおかしくないでしょうか?
国内の悪用者にも結構やさしいですよね、国民が怒りを爆発させない程度に、時々摘発しますが、外国人への支給を絶対に止めませんし、偽装難民申請者にも手当を出します。
日本政府も同様で、外国人にも大盤振る舞いして抜本的対策をとりません。
グローバル主義者の立場で考えてみてください。
なんでもかんでも私たちの意に反して進めるということは得策ではありません。
社会保障に移民や外国人を入れて破綻させることは、自立した、まだ搾り取れる庶民からも「小さな政府を望む」という声を引き出せる、グローバリストにとっては有効な方法です。
儲かるところと儲からないところを民意で分離できるのです。
世界には70億の人口があるから、本当は70億の市場なのです。
でも、お金がない人は商品を買ってくれません。
世界は一つなんですから、国境を越えて生活保護を支給するというのが彼らの考えではないかと思いました。
強引に先進国からお金を取り、世界中の貧困者に分け与え、消費者にする。
この流れで見ると、あの図々しい10人家族は、大事な消費者であり、絞れるだけ先進国からお金をもぎ取り彼らに与えることは、グローバル企業にしてみれば歓迎すべきことなのです。
自分はお金持ちでも、儲けたいわけですから、自分の財布から貧困者に与えるということは考えません。
自分以外のところ、すなわち先進国の庶民の税金を搾り取って、世界中の貧困者にあまねく配りみんな自分のお客さんにする、
頭いいでしょ
小さな政府への民意と、移民難民など第三世界の住民への現金支給は矛盾するようですが、微妙なバランスの上に同時進行しているような気がします。
絞れる対象がいなくなった時に、配給で生活するような大勢の人たちが生まれ、その2つが融合して収束するのかもしれません。