今回のホーチミン滞在は、思い切って新しく出来た現地の友人(ベトナム語オンリー)の地元に滞在してみました。
日越・越日の辞書を持って、必死になって筆談して、何とか日常は過ごすような動きになりますが。。。
ちなみに位置関係ですが、ホーチミン中心部(皆さんが観光で絶対に行くドンコイ通りやサイゴンオペラハウス)から、西に向かってタンソンニャット国際空港までが、約8km。
タンソンニャット国際空港から、さらに西に向かってビンロック地区(工業団地が多い地域)までが、約10km。
その辺りのホテルになりますと、写真の通り、1泊120,000ドン(1円=200ドンですから、1泊約600円)程度な訳です。
ちなみにHISで予約してもらう、ホーチミン中心部の3つ星レベルだと、1泊約4,000円~。5つ星は10,000円超だったかしら。
今回聞いた、タンソンニャット国際空港付近だと、1泊約9,000円。
10km違うだけで、どれだけ価格差があるんだ?!という話ですよね。
中心部や、有名な観光地ばかりにいて、観光客目当ての綺麗なレストランやお店だけで、ベトナムに行った気になっていると、事の本質を見誤るというのは、このことだと改めて実感させられます。
似たような話ですが、今回、その友人と一緒に中心部に行った時の話です。
私もベトナムは十数回目になりますので、財布はポケットに入れない、人の前で出さないなどの意識は持っていたつもりでしたが、例えば携帯を手に持っていただけで、凄い勢いでたしなめられました。
腕ごともっていかれるという訳です。
ベトナム人同士であっても、中心部の犯罪にはとても警戒心が強いことに、改めて驚かされるとともに、まだまだ自分の意識など、日本の感覚が抜けずに甘いのだと、実感させられます。
その際に中心部のレストランで食事をしようとした時もしかりです。
露骨に嫌な顔をされたうえに、実際に行っても、美味しくなさそうな訳です。
そう考えてみると、確かに、美味しくないうえに、べらぼうに高い(ベトナムの現地人の感覚では)気になってきます。
私は、ロートアイアンを製作してもらうためにベトナムにいるのですが、どうもホーチミンの勢いや物価などを盾に、値上げを要求されることも多くあります。
確かに、毎年GDPは7%成長を遂げ、人件費などは確実に上昇し続けています。
年々、車も増えてきて、渋滞は酷くなり、中間所得層のますますの充実は手にとるように実感します。
しかし、外国には表に見えない、実勢はどうなのか?
それは、統計だけでなく、実際に現地、しかも周辺部の現地の人と触れ合わないと、わからないことがたくさんあると、実感させられ、本当に勉強になりました。
そのためには、通訳に頼っていてはダメで、自分で言葉を覚えて入って行かないとならないのですね。
ようやく、どこかでわかっていながら、気付かないフリをしていたのですが、そう心から思う意識レベルに到達しました。
遅いですよね、まあ、日々、勉強です。
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