湯川遥菜氏（42）。
随分可愛らしいお名前だと思っていたら、
本名は湯川正行さんというのだそうで、
元々は、エアガン中心に扱う模型屋、
幕張にあったミリタリーショップ「ヒダカヤ」という店の店長で、
有限会社日高屋の代表取締役だったのだそうです。
いったい湯川氏がどういう経緯で、
シリアでISの人質になってしまったのか？
湯川氏が残しているアメブロを、少し読んでみました。
正直、そこに漂う軽佻浮薄な厭世観には辟易とし、
本来なら、私には読むに耐えないものです。
けれども、込み上げる嘔吐に耐えつつ、
端折りながら、読み進めると
この人物の魂が、どれほど迷走し
混乱を極めていることか！
彼の心は、恐ろしく複雑に捻じ曲がり、
さらに自ら勢いづいて捻り曲げ、突然、その心を風呂敷に包んで、
精一杯迷彩服でｶﾑﾌﾗｰｼﾞｭして、戦地に遁走したかのようです。
彼は、事業の失敗、妻の死という不運に見舞われて、
自殺を図ったとき、
なぜ、男性器を切り落とすという奇異な方法をとったのでしょう？
また、清朝の皇族の血を継ぐ、時代に翻弄された女スパイ、
男装の麗人と言われた川島芳子に特別な思い入れを持ち、
自分の前世は、川島芳子であるという妄想を抱いていたようです。
なぜ、自分自身の人生を、
誰か別の人間に擬えねばならなかったのでしょう？
湯川氏は、相手に応じて様々に顔を使い分け、
他者にとって「どんな人間であるかが解らない」自分であることに
快感を覚えると述べています。
例えば、男性器を自ら切除したために肉体も女性化し、
男なのか、女なのか？と、人が戸惑うのを見て
面白がっていました。
彼は、自分のセクシャリティの曖昧さを、
趣味の悪いﾌﾞﾗｯｸｼﾞｮｰｸで弄ぶように無頓着を装っていますが、
しかし、彼自身、本来の自分を
自分に対しても隠したかったかのようにも見受けられます。
さて、湯川氏のブログで、私が最も驚いたことは、
どうやら、彼は、本物の武器の仲買をしていたらしいということです。
アメリカの軍事関連の見本市に赴いて武器を買い、
何らかのルートで、自衛隊に売っていたというのです。
そして、折しも、集団的自衛権の行使が容認されようとする頃、
湯川氏は、「民間軍事会社・PMC JAPAN」なるもの、
また、政治団体「アジア維新の会」を立ち上げますが、
彼のブログでも友好関係を示す写真がアップされているように、
この動きには、自民党タカ派、それに連なる有力者の影がチラつくのです。
彼が中東に行く前に、彼やPMC JAPANの同僚は、
インド、インドネシアなどに渡航し、
アジア地域の拠点として現地法人を作るために、
駐日大使、軍の要人と会ったと述べています。
つまり、この度、湯川氏がシリアでISに人質となった背景には、
政府の影の力が働いていたのかもしれないということが疑われるのです。
湯川氏と交友関係があったことが表面化している要人とは・・
田母神俊雄 元防衛省航空幕僚 元空将
西田昌司 自民党の参議院議員
菅義偉 自民党の衆議院議員 官房長官
水島総 チャンネル桜代表
木本信男 元県会議員・自民党
木本信太郎 県会議員・自民党
この件に関して、
マスコミの質問が集中した田母神俊雄氏は、
このようにツイートして、詳しい説明を拒否しています。
「まだマスコミの皆さんからの電話が続いています。
私は湯浅氏とは全く面識がありませんのでコメントのしようがありません。
マスコミの皆さん、よろしく。」
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【湯川氏を取り囲んだ要人たちの関係性】
▼湯川氏の経営する「PMC JAPAN」
湯川氏のの民間軍事会社「PMC JAPAN」の「顧問」は以下二人の元官僚と政治家であった。
・国安正昭
（元外務省官僚。現在は放射能影響研究所の評議員でもある。）
・木本信男
（元茨城県会議員・自民党 自民党の水戸支部事務局長も務めた。）
▼湯川氏が立ち上げた「アジア維新の会」
「アジア維新の会」の茨城県事務所の担当者名は「きもと」
木本信男氏の息子で二世議員の木本信太郎氏の事務所と、
湯川氏が立ち上げた「アジア維新の会」のシリア支援募金の住所が同じ
▼「日本戦略研究フォーラム」
国に政策提言などを行うシンクタンク「日本戦略研究フォーラム」において、国安氏と田母神氏は同時期に評議員を務めている。
現在の「日本戦略研究フォーラム」も、安倍総理に近い「集団的自衛権の行使容認」の中心人物が、顧問や理事として顔を揃えている。
▼「頑張れ日本！ 全国行動委員会」
田母神氏が会長を務める。
チャンネル桜代表である水島総氏が幹事長を務めている。
「頑張れ日本！ 全国行動委員会」の茨城県本部の代表が木本信男。