中国に負けたことを認めたくない日本 ~Invincible (和訳) | ☆Dancing the Dream ☆

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日本は、先の戦争を、
アメリカに負けたのであって、
中国との戦争に負けた。とは考えられないでいる。


そういう意味で日本は『Invincible』な国だ。

『Invincible』とは、
マイケルジャクソンの最後のアルバムのタイトル曲ともなった重要な曲である。

In-vincibleという語は、
ふつう"征服できない、無敵の"と訳されるが、
底にあるのは、
敗北していることを感じない」という意味である。



侵略戦争の歴史事実を否定し、過去の戦争を「正義の戦」と見なし、
「大東亜解放戦争」だったと強調する。


05:53~纐纈 厚(こうけつ あつし)先生・弁

それは・・・

「日本人は、中国やアジアの人たちに負けたと総括したくなかった。
 アジアで唯一の近代国家・日本にとって近代化されていない中国に
 負けるはずがない。
 負けるとしても、その相手は日本とは別のスタイルの近代化を達成した
 米国でなければいけなかった。」

 ・・このような日本の『Invincible』な心理から来るものだ。


敗戦からさほど時をおかずに始まった冷戦のなかで、
日本は政治・軍事の戦略拠点として米国から保護を受ける。

日本が侵略や支配した国々では軍事政権や強権的政権が続き、
侵略責任や戦争責任を問う人々の声は封殺された。
革命を果たした中国は冷戦のカーテンによって日本人の視界から消えた。

そして、アジアへの優越感も、戦前のままに保たれた。
あの戦争はアジア開放の戦いだったとか、
植民地支配には利点もあったとか、
戦犯は勝者の一方的な裁きだというような主張も目立つ。

そうした自己肯定がドイツでありえなかったのは、
欧州諸国が、徹底した侵略責任の糾明とナチス犯罪への謝罪が実行されなければ、
ドイツを許さないという政治環境にあったからだ。

ヒトラーはドイツ国民が選挙で選んだが、
日本の臣民は戦争を始める責任者を選ぶ権利はなかった。
そのため、
日本人は、自分を加害者だと意識しにくいのだ。
しかし、戦争は総力戦。
一部の軍国主義者だけでできるものではない。

先の戦争では、本当の日本の姿は「中国に敗北し、米国に降伏した」のだ。
日本は米国に負けたと誤解し
米国に過度に依存する日本の姿勢が形作られ
日本が米国と対等に付き合う方法を終始見いだせないでいる。

具体的な内実を伴って日本の戦争犯罪の謝罪を行い、
アジア隣国との友好関係を構築することが、
失われる一方の信頼を取り戻し、
全ての国家と人々の友好的、平和的関係を築く課題である。


「あの戦争は、日本とアジアの戦争だったはずです。
 対米戦に投入した人員より、中国戦線に投入した人員のほうがずっと多かった。
 しかし戦後、日本は米国に負けたのだと総括しました。
 『太平洋戦争』という呼称にそれがあらわれています」

「そのような歴史認識はGHQにより刷り込まれたものです。
 アメリカに追いつき追い越せ、アメリカのようになりたい、という
 高度経済成長期の流れも、アメリカの思惑通りなのです。
 日米の『歴史認識同盟』ですね。」

一番アメリカが怖がっているシナリオが、
 日中同盟です。

 日中平和共同体のようなものです。EUならぬAU。
 政治的、経済的に日中がホットな関係を築くことが、
 アメリカにとって最も怖いのです。」


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上の言葉は、
日本政治史、とくに政軍関係を研究しつづけている山口大学教授、及び副学長の
纐纈 厚(こうけつ あつし)先生のものを引用、応用させていただきました。

こうけつ先生は、
日本の若者に近現代史を正しく認識するよう訴えかけておられます。

閉塞感を感じ、そのはけ口として戦争モードへ進む心理を利用することは、
くりかえされる政軍関係の歴史です。

中国といえば、もうひとり、ちょっとだけ。。


中国研究の一人者、矢吹晋先生は、「チャイメリカ」という言葉で、
今や「米中協調体制が世界を決める」ということを示されています。

いまや、「ジャパアメリカ」から「チャイメリカ」なのです。
かつての日本と同じように、
中国の過剰貯蓄(マネー洪水)がアメリカの過剰消費(貿易赤字と財政赤字)を
支えている。アメリカは中国に財布を握られている。。

そんなアメリカが、日本を守るために、
日米安保条約における義務を履行してくれる思うのは幻想であり、
つまり、日米vs中国という二項対立という構図は、幻想なのです。

冷戦の終焉以降も存続した日米安保がとっくに役に立たず、
今は害しかない。
にもかかわらず、中国脅威論の旗が躍り、日米安保にますます傾く。。

「右か左か」といった単純で情緒的な思考様式から抜け出せていない日本の時代錯誤的な論調では、この状況に対処できない。。。
マスコミが甘やかしてきた石原、安部、橋下など、
対中認識の歪んだの言動によって、日中関係は大きく揺すぶられている。



尖閣問題については、
米国は1951年のサンフランシスコ講和条約により、1953年から沖縄諸島など、北緯29度以南の南西諸島を信託統治することになる。講和条約には、尖閣諸島に対する直接の言及はないが、米国は1953年に米軍政令で尖閣諸島を南西諸島に含めた。米国はその後、1971年に日本と締結した沖縄返還協定によって、沖縄と尖閣諸島に対する施政権を1972年に日本に返還した。

アメリカは日本に返したのは「施政権」であって、
「領有権」ではない。と言っている。つまり、日米安保の責任の対象外であるとしている。
この件は、沖縄返還に際して米国から日本が返還されたのは、
「施政権」であって「領有権」ではない。ということにも関連してくるのだ。
これもアメリカの軍事戦略上の操作であり、
いまも、日中は、揉めていてくれる方がアメリカには好都合なのです。

台湾の国家元首、馬英九は、
尖閣について非常に詳しく、博士論文は尖閣問題なのだそうだ。
馬英九は、「主権は分けることはできないから棚上げ、資源は分けることができるので分割しましょう」と主張しているとのこと。

私たちは、中国と、アジアと、
全ての国、全ての人々と平和な関係を結ぶこと、
『We are the world』を築くことは、できるのでしょうか?

あのマイケルジャクソンが、
暴力を武器にする心の破壊者に操られ、
自分自身も暴力で自分を守ろうとすることが得策だと思い込んでしまった者へ、
その頑なな壁の向こうの魂に語りかけようとする歌、『Invincible』

もちろん、破壊者の手管に墜ちようとしている子も
マイケルのマイベイビーなんです!
今こそ、『Invincible』をお聴きください! 


  まぁ・・ネトウヨさんは、私のブログなど読まないでしょうけど。。



Invincible
written by Michael Jackson, Rodney Jerkins, Fred Jerkins III, LaShawn Daniels & Norman Gregg (和訳・byてん)

If I could tear down these walls that keep you and I apart
I know I could claim your heart
and our perfect love will start
But girl you just won't approve of the things that I do
When all I do is for you but still you say it ain't cool

もし君と僕を隔てる壁を取り壊せたなら
僕は君の失った心を取り戻せると解っているよ
そうしたら、僕らの完全な愛が始まるだろう
でもお嬢さん、君はまったく僕のすることを認めようとしない
僕がする全ては君のためなのに 
それでもやはり、君は"そんなものイケていな~い!"と言う

   *claim・・「紛失物の返還を要求する」という意味を持つ。

If there's somebody else, he can't love you like me
And he says he'll treat you well, he can't treat you like me
And he's buying diamonds and pearls, he can't do it like me
And he's taking you all across the world, he can't trick you like me

もし、誰か他にいるとしても 僕のように君を愛せはしない
彼が君の面倒をみると言ったとしても、僕のようには癒してあげられないよ
もし彼がダイヤや真珠を買っても 彼は僕はするようにはできないさ
彼は君を世界中に連れて行くだろうけど 彼は僕のように鮮やかにはできないさ

[CHORUS]
So why ain't you feelin' me, she's invincible
But I can do anything, she's invincible
Even when I beg and plead, she's invincible
Girl won't give in to me, she's invincible

さて、なぜ君は僕を感じないんだ? 
彼女は敗北しているのを感じることができないんだ
でなければ、僕は何でもできるのに 彼女は感じることができないのさ
僕が乞い頼んでも 彼女は感じない
お嬢さん 僕に降参してくれないかい? 彼女は不感症なのさ


Now many times I've told you of all the things I would do
But I can't seem to get through no matter how I try to
So tell me how does it seem that you ain't checking for me
When I know that I could be more than you could ever dream

ほら、君に何度も僕がするつもりでいること全部 君に話したよね
だけど、いくら試みても 君には通じないようだ
でも、どうしたらいいか教えてほしい 
僕は君が夢見てきたよりもずっと夢を見させてあげられるのに
君は僕のことをちゃんと見ていないように見える


If there's somebody else, he can't love you like me
And he says he'll treat you well, he can't treat you like me
And he's buying diamonds and pearls, he can't do it like me
And he's taking you all across the world, he can't trick you like me

もし、誰か他にいるとしても 僕のように君を愛せはしない
彼が君の面倒をみると言ったとしても、僕のようには癒してあげられないよ
もし彼がダイヤや真珠を買っても 彼は僕はするようにはできないさ
彼が君を世界中に連れて行くだろうけど 彼は僕のように鮮やかにはできないさ

[CHORUS]

Now some way I'll have to prove all that I said I would do
Giving you everything, fulfilling your fantasy
Then maybe you'll change your mind and finally give in time
Then I'll be showing you what other men are supposed to do for you my baby

さぁ なんとかして、僕がするつもりだと言ったことの全てを証明する必要があるだろう
君に全てを与えて 君の幻想を満たす
そうすれば、もしかしたら君は心を変え、ついに僕に降伏するかもしれない
その時、他の男が君に何をするつもりなのかを君に見せよう 僕のベイビー


[RAP]
Yo! mami, stop the frontin I'm real with mine.
All the things that I promise, I'll fulfill in time.
Change in the race, you've got the realest shine
So many trips, you'll have jet lag and still be fine.
He can trick, but his money ain't long enough.
He can spit, but his game ain't strong enough.
Now, the way you're resisting, this ain't cool.
It's like nothing seems to worry.
She's invincible.

realest shine・・realest=Superlative form of real.
             最上級の真実の輝き


おい、お嬢さん!強がるのはやめなよ 俺は俺のままだぜ
俺が約束したこと全部 早晩やって見せるさ
やり方を変えなよ あんたは最上級の真実の輝きを手に入れるぜ
物凄い沢山の旅さ 時差ボケに酔うだろうが、すぐに良くなるさ
奴はペテンはできるが、奴の金はそう長くは続かないぜ
奴は唾は吐けるが、奴の試合運びはそれほど強くもないぜ
お前が反抗するそのやり方こそ "イケていない"ぜ
なにも心配いらないと思うがな
彼女は、何も感じないときたもんだ! 



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お読みいただきまして、誠にありがとうございましたおじぎ