☆ マイケルと人形② ☆ | ☆Dancing the Dream ☆

☆Dancing the Dream ☆

Let us celebrate
The Joy of life ♡
with ☆Michael Jackson☆


人形・・・傀儡、くぐつ、でく、マリオネット、パペット・・

色んな呼び方がありますが、

人間の姿、または、人間以外の動物架空の生物の姿

似せて作られた物をさす。----

先史時代から人間は、人形を作ってきたということです。

しかし、人間が作り出すものは、

どこかしらヒトガタが反映しているのだとも言われます。

人工のものは、何らかの人形的なものをもっているということ。。。



人形の空洞に、人は何かを念じて入れて来たのでしょうね。

愛情、呪い、欲望、弔い、願い、祈り。。

土偶や埴輪、陰陽師の式紙、雛人形、鯉のぼり、子供の玩具全般、

絵馬や御札、もしかしたら、お墓もその内じゃないかしら?

だから、人形は、美しくもあり、恐ろしくもある



エンターテイメントや・・・いや、宗教、学問、芸術の表現も・・それ自体、

「人形」的な役割をしているような気もします。



しかし、時には、生きた人間が、生きた人間を「人形」に

してしまうことがあるのだと思います。


王様が民を、戦争の勝利者が敗者を、金持ちが貧乏人を

祭司が信者を、教師が生徒を、親が子を・・・

強者が弱者を支配する時、望みのままに人形のように操る。



しかし、その弱者が、強者に抵抗する時、

やはりこの「人形」を使うのではないかと思うのです。

つまり、

自由を奪われ、破壊されてしまいそうな生きた人間が、

エンターテイメントや・・・学問、芸術の表現などにより

魂を注がれた「人形 ヒトガタ」的な代理を あたかも活きているように活動させ、

現実の悪夢を払拭し、残された自由の中で、暗に抵抗する手段として

用いてきたのではないかと。。



マイケルジャクソン、史上最高のエンターティナー、

史上最高の「人形遣い」だったと思います。

音楽や映像も、メッセージを仕込まれ、

マイケル本人の代わりに「ヒトガタ」となって、世界を駆け巡りますが、

彼の場合は、

操り手でありながら、

自ら「人形」になって見せるという手法です。


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     彼は、狼男になったり・・・

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     黒豹になったり・・

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     遊園地に張り付けられたガリバーのようになったり・・してきましたが、



 極め付きは、1人5役+αになった 

 97年の作品Ghostsでしょうか。

 ①メイヤー(村長)
 ②マエストロ(館の主)
 ③スケルトン(骸骨)
 ④スーパーグール(悪鬼の姿になったマエストロ)
 ⑤メイヤーグール(悪鬼の姿になった村長)
 α 顔を脱ぐマエストロ、崩れる顔のマエストロ、ドア一杯の変顔 



 さて、マイケルの「Ghosts」での↓これらの表現なんですが・・


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  ヴェネチア、カンヌ、スペインの映画祭など
  
  世界が注目するアニメーション映画監督、押井 守

      『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の続編
  
      『イノセンスINNOCENCE』(2004年) は、

      傀儡、つまり「人形」がテーマに据えられています。

      この ↓ 印象的なシーン。。。


  どうも~~DASH! 私的には、マイケルの「Ghosts」に酷似して見えるのです。



     
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         マイケルジャクソン演じるマエストロと

        少女型愛玩用アンドロイド、HADALYが行っているのは、

        究極のストリップショー・・

        残酷なまでの姿で、自ら、外皮を破り捨て、

        身体を限界まで脱ぎ捨てて

        無言で不敵に 見得を切る。

        人形は、人の欲望を身に受けて 晒す。


        
        「ドウダ?

         コレガ、ワタシノ本当ノ顔。

         コレガワタシノ本当ノ身体。

         ワタシハ人形。 

         コレガ、オマエノ欲望。」



                    
*押井監督は「なぜ、人は人形を作るのか?」を考えることは、
 人間の存在について考えることと同じなのではないかと言います。
 監督が、この映画で取り上げた球体間接人形の始祖は、
ハンス・ベルメールである。
 人形について、ベルメールは、ピグマリオニズムではなく、
「身体を幾何学している」と述べている。 
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「イノセンス」のエンディングテーマ、Follow me を訳していたら。。。
 バリー・ギブとマイケルのAll In Your Name思い出しました音譜
 マイケルが、Follow me ~♪と歌うのです。。
 http://www.youtube.com/watch?v=wiS8LmlrUXE&feature=player_embedded


Follow me

作詞:Herbert Kretzmer & Hal Shapey (1982)
原曲:Adagio, Concierto de Aranjuez by Joaquin Rodrigo (1939)
 歌: 伊藤 君子


Follow me to a land across the shining sea
Waiting beyond the world we have known
Beyond the world the dream could be
And the joy we have tasted.

私について来なさい 光り輝く海を渡り
我々の知るこの世界の彼方で待っている国へと
夢見たことさえ無い世界が
味わったことの無い喜びが待っている国へと


Follow me along the road that only love can see
Rising above the fun years of the night
Into the light beyond the tears
And all the years we have wasted.

私について来なさい 愛だけが見ることのできる道を通って
夜の喜びの歳月よりも高みへ昇るその道を
費してきたすべての歳月と涙を越えて
その光の中へと


Follow me to a distant land this mountain high
Where all the music that we always kept inside will fill the sky
Singing in the silent swerve a heart is free
While the world goes on turning and turning
Turning and falling.

私について来なさい この高い山の向こうの遠い国へと
そこでは 私達がいつも内に持っていた全ての音楽が空を満たすでしょう
静かに行く道を変え歌えば 心は解き放たれる
それでも その世界は周り 周り続け
周って 落ちてゆくのです






    でね・・ブタ 話はマイコーから離れますが、、
 
    押井監督と宮崎駿監督は仲良しです。
    
    宮崎監督は、押井監督のことを、才能を認める数少ない同業者であると言う。

    ジブリの鈴木敏夫、敏腕プロデューサーは、彼らは、対等な関係で
 
    作品も共通する点が多いと述べる。----


    似てんですよ~~~目

    「イノセンス」↑(2:17あたり)と「千と千尋の神隠し」↓の
 
     オリエンタルエキゾチックジャパンな感じの街のモチーフや

     独特の色使いが~~びっくり

     

     ね?

     フィーリングは、まったく陰と陽なんですけどね。。


 
     陰陽両刀のマイケルが、真ん中に入って、

     「陰の手」を押井監督の肩に、

     「陽の手」を宮崎監督の肩に回して・・

     共通するメッセージをもっていると感じる

     三人が、仲良く並べば ラインダンスラインダンスラインダンス

     面白いラインダンスが できそうな気がするんですけど~ bell 合格

 
     ******************


     マイケルと人形・・  

 
     いちおう、 つづく・・で。。


      

 
     「変身」ということについて、つづき書いてみたいと思います。

 
      


     長文、お読みただき 誠にありがとうございました
おじぎ