就三原桜山城乃年代感 | 根多帖別冊 by おしろまん

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絵を描いていますので、そちらをメインにしたいのですが、お城の論考を書いたりしており、城関係がやたらと多いブログとなっています。
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昨日行った備後三原の桜山城。

遺構の時代感のクセが凄すぎてまともな写真や摂図を怠ってしまった。

石積も結構ある。そして炭焼き窯のような石積があり、その石積と遺構っぽい石積がよく似ているのである。

その窯のようなものが堀の斜面を利用していたりするので 絶対的に城遺構ちゃうやろとおもってしまった。

で、きわめつけがこれ。画像は所謂『北曲輪』だが内側に二重の石積が廻っている。

北曲輪

てっきり近代の砲台かなんかだと思ったが、よく考えたら北に向けてそんなものは作らんのかな。

東斜面の畝状竪堀群をはじめとする竪堀たちは城遺構で間違いないであろう。

で、それを破壊するようにここから北側をぐるっと城域を半周し、西下曲輪群の南で止まっている。

これは篠乃丸城のような横堀+土塁に似ているが、ぼくは後世の人が作った道ではないかと思ってしまった。

この城に関しての情報が結構ネットに挙がっているが、城遺構であることを疑っている記事が皆無である。

たしかにそうではないかともおもえるわけだが・・・それでいいのかなぁ・・・。