この連休中は、司法試験の予備試験の論文式試験が実施されていました。

早速問題が公開されています。


平成23年司法試験予備試験問題(法務省ホームページ)

http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji07_00039.html


刑法の問題は、(架空の設定とはいえ)身につまされる内容でした。


ちなみに憲法の問題ですが、ある大学が採り入れようとした入試制度をヒントにしたものと思われます。

しかし、ストレートに法科大学院入試が題材では、解答者が感情移入してしまうのでは、という疑問もありますが(司法研修所に入所したい人も人間ですから、誰しも自分に有利な入試制度を望む(不利な制度を嫌う)のは当然でしょう)。


なお、司法試験予備試験も、トップクラスの研究者、実務家が作問した問題であり、司法研修所入所試験である、新司法試験の受験資格を与えるか否かを判定する試験ですから、間接的に新司法試験にも有益であろうと思います。法科大学院生および修了生の方は、参照されることをすすめます。