出ていました。


平成22年度旧司法試験第二次試験論文式試験問題と出題趣旨(法務省ホームページ)

http://www.moj.go.jp/content/000056976.pdf


新試験と異なり短いです。

民事訴訟法の出題趣旨が興味深く、


第1問では、
「債務不存在確認の本訴に対して同一の債務に係る給付を求める反訴が係属している場合に,民事訴訟法第261条第2項ただし書の規定を文言どおりに適用してよいかどうか」

第2問では、
「これらの原則を形式的に適用して差し支えないかを論ずべき」


とあり、条文等の原則を形式的に適用して良いか、ということが両問共に問われていたわけです。原則の提示→原則をそのまま適用することの問題点→ではどうするか?、という思考を問うもので、考えてみる価値のある問題です。