今回、犬走りを作ったので、その過程をご紹介したいと思います。
まず犬走りとは・・・・・
建物の周囲に数十cm程度の幅で巡らす通路状の舗床のことをいいます。
一般的にはコンクリート製で、他にレンガ・砂利・他があります。
メリットとしては、
①降雨時に土が跳ね返って建物の基礎が汚れるのを防ぐ。
②草が生えない。
③歩き易い。
④家がどっしりして見える。
⑤庭がすっきりして見える。 等々ですかね。
今回、私が採用したのはコンクリート製です。
以下、私が実際に行った手順ですが、途中画像が無いところが多々ありますので
ご了承願います。
また、同様の手順で施工され、万が一あらゆる事故が起こりましても、一切の責任を
負いかねますので、ご参考程度にお願い致します。
1.レベル計測~罫書き
犬走りの高さを決めます。大体GL±0辺りが一般的だと思われます。
その位置を長手方向に2箇所罫書きます。
そして墨壺 などを使って直線のラインを罫書きます。
これが犬走りの最終の高さの目標になります。
2.掘削
基礎作りの為に掘削をします。
私の場合、
・クラッシャーラン厚 :50㎜
・コンクリート厚 :80㎜
・モルタル厚 :20㎜
合計150㎜となる様、掘削しました。
要は墨出しラインから-150㎜という事です。
3.クラッシャーラン敷き
掘削後、クラッシャーラン を敷き込みます。
4.転圧
敷き込んだクラッシャーランをしっかりと転圧します。
これを怠ると地盤の沈下により、割れ・ヒビ・家の基礎からの離れの原因になるので
しっかりと行います。
しかしながら転圧機(プレート)の無い今、自分の体重で転圧しました。(多分不十分)
`;:゛;`(;゚;ж;゚; )ブフォォ!
5.型枠枠組み
犬走りのサイズを決め、コンクリートを敷設する範囲に型枠を組みます。
私は塗装コンパネを使用しました。
そしてコンクリートの圧力で枠が広がらない様、木の杭と鉄筋を打ちました。
6.差筋アンカー打ち込み
基礎から犬走りが離れる(基礎と犬走りの間に隙間が開く)のを防止する為、
家の基礎に差筋アンカー を打ち込みます。
振動ドリルで穴を空けた後、これを差し込み、ハンマーでたたいて完了です。
7.メッシュ筋敷き込み
コンクリートのヒビ・割れ防止にメッシュ筋を使います。
100㎜ピッチのメッシュ筋を使いました。
まず必要なサイズを測定し、場合により切断します。
そして差筋アンカーの上に敷きます。
8.メッシュ筋結束
メッシュ筋がズレのを防止するため、差筋アンカーと結束します。
ハッカーと呼ばれる鉄筋結束冶具を使用します。
結束方法は、家の基礎屋さんに教えてらった時のことを 思い出しながら
何とかできました。
あの時教わったことをやっと実践で使う時が来ました!
結束するとこんな感じになります。
9.メッシュ筋浮かし
正式名称は不明ですが、メッシュ筋がコンクリートの中間くらいとなる様、
下記のパーツでメッシュ筋を浮かせました。
こんな感じに。。。。
10.コンクリート流し込み
ここからが体力勝負です。
(うちの場合、全面道路~高低差がある為、材料上げからが体力勝負ですが。。。。)
ひたすらコンクリートをこねては、型枠に流していきます。
セメント・砂・砕石の分量についてはココ を参考ににしました。
この時点で、夜中3時・・・・・・><
仕上をするには多少面倒な時間なので、仕上モルタルの付きを良くする為、
コンクリートにコテで模様を入れました。
11.モルタル鏝(コテ)仕上
一晩コンクリートを寝かせた後、型枠を外し、墨出しのレベルまでモルタルを載せました。
そして仕上げ鏝で仕上ました。
コツは、モルタルを載せて、中塗コテで慣らしたら、ノロが浮いてくるので、
それが引くまで仕上げをしないことです。
水が引いてモルタルが落ち着いたら一気に仕上ます!
さらに角の面は丸面引鏝を使って、滑らかにします。
万が一、家の基礎にモルタルが付着してしまった場合、ハケに水を付け綺麗に落とします。
12.完成!!!
出来上がり!
モルタルが完全に乾くと、画像手前の白い犬走りの様に、
白色になります。(手前は1週間前に施工済み)
本当は縁を切らずに家の外周一気にやりたいですが、
DIYでしかも一人でやっている私には無理です!
庭造りを春までに仕上たく、今後も猪突猛進で頑張ります!
こんな感じになりますように。。。。。
待ってろよ!!!ティフトン419!!
全てはアンタの為だ!!!!