華麗なる一族、次回で最終回ですね音譜


私は、ハラハラ・ドキドキしながら、このドラマをみています。


30数年前、山崎豊子さんがこの「華麗なる一族」を書かれたころは、

全てがきつく規制されていた時代でした。
今はあらゆる規制が緩和されてしまいましたが、

「今」の経済発展の原点となっているような世界を垣間見れるところも 面白いところですニコニコ


夢や理想に立ち向かう姿旗

喜びや悲しみを共に共感する家族の姿。

愛情。憎悪。

挫折。裏切り。

這い上がっていく精神力。

それぞれの生き様のぶつかり合い。


そんな全ての要素が含まれているところにひき込まれるのでしょうキラキラ


最近の、父、万俵大介のココロの根底に渦巻いているのは、

権力への欲望?トラウマ?

何がここまで非情にさせているのだろう・・。
何かがどこで欠けてしまって、それを満たそうと、

追い求め続けてしまう人生になってしまったのかもしれませんね。


「権力があっても、大切なものを見失っていたり、幸せそうじゃない人」をみるにつけ、

権力を求め続けて、最後に残るものってなんだろう?と思います。

「万俵家の存続のために」という大義の名のもとで、

大介が鉄平を追い詰めてまで得ていくもの・・・。

それも、結局は、誰かに持っていかれるものなのになぁ・・汗と思います。
権力が自分を癒してくれるわけじゃないのですよね。


一時的に自分の欲望は満たされるけれど、
それによって失うものの大きさを、

大介は、クライマックスでやっと気づくのでしょうか。




ブーケ2さて、このドラマ。小説や映画などを観て、ストーリーをご存知の方も多いかと思いますが・・

モデルとなっているのは、岡崎家だと言われています。

昔は神戸の岡崎といえば知らないものはないほどの財閥だったのだそう。

(神戸離宮公園の植物園は岡崎家の跡地で、当時の面影もわずかながら、残っています)


万俵大介(北大路欣也)の阪神銀行。

万俵鉄平(木村拓哉、専務)阪神特殊製鋼のモデルは、

神戸銀行、山陽特殊製鋼だといわれています。


ドラマは、

太陽神戸銀行の設立をめぐる民と官の主導権争い

山陽特殊鋼の経営破綻事件。

銀行合併ビル

までを、半分くらいノンフィクションで仕上げたものなのでしょうか・・?


神戸銀行と太陽銀行が合併してこの時できた太陽神戸銀行はその後も吸収・合併を繰り返して、

太陽神戸銀行→三井銀行と合併し太陽神戸三井銀行→さくら銀行へ商号変更→

住友銀行と合併し三井住友銀行に至っています。



ブーケ2万俵家の邸宅は芦屋の六麓荘の設定でしょうね。

400平方メートル以上の敷地への一戸建て住宅しか新築を認めないため、

ゆとりを感じさせる家ばかりラブラブ

(町内会の入会金は50万円で別途月々の管理費もあるそうです)

電柱は地下、自販機も、信号もなく、景観が整っていました。

周囲の環境も素晴らしく・・ニコニコ

ちょっとドライブするとこんな景色もひろがっていました。

キレイですよね。

写真は、芦屋の六麓荘を通って、有馬温泉方面に車で向かっている途中で撮ったものです。