このブログのタイトルにも使っている「自然栽培」ってご存知でしょうか?
下は私がやっている「ほのぼの農園」のピーマン畑です
(2016年初夏)
見てのとおり、一般的な畑とはかけ離れた雰囲気です
詳しい解説は他に譲るとして、簡単に言えば、「肥料、農薬、除草剤」などは一切使わずに作物を育てます。有機肥料なども使わないので、皆さんが良くご存知の「有機野菜」とか「オーガニック野菜」と言われるものよりも、更にレアで、非常識な栽培かもしれません。
で、この農法を初めに提唱したのが、「奇跡のりんご」で有名な木村秋則さんです。
映画をご覧になった方もいるかもしれませんね。
因みに私はこの映画の中の、阿部サダヲさん扮する木村さんがいう
「俺が無農薬のりんご作りを諦めるということは、人類が無農薬のりんごを諦めるということだ!」
という台詞がとても好きです。(細かな言い回しは違っているかもしれませんが)
ちょっと話がそれましたが、それだけ無農薬のりんご栽培が非常識極まりないものだったという事が分かると思います。木村さんはりんごの大産地の中で、周囲の厳しい誹謗中傷と無収入に耐えながら、約10年かけてりんごの無農薬栽培を完成させました。ただ、お米や野菜はそこまで苦労せずに、無農薬無肥料で作ることができたそうで、そこで得た全てを「自然栽培」として隠すことなく世間に広める活動をされています。
そんな木村さんが講演会などでよく言われるのは、
「私がりんごを育てているのではなく、りんごが自分で育ってるんだ。私はただのりんごのお世話役でしかない」
という話をされます。
もう何年も前からこの話は聞かされていたのですが、ここ最近になってやっと本当の意味で理解出来たような気がします。結局のところ、人間のエゴで「大きい野菜」、「大量の野菜」、「美味しい野菜」を作ってやろう、採ってやろうと思ってやっている内は、違うんですよね~。上手く言葉にはし辛いのですが・・・。
テクニック(技術)じゃないんです、自然栽培って。
ハートで、魂で作るものなんですね
「物の見方であり、考え方であり、生き方その物」がまずあって、それがあって初めて「この作物に何をしたら良い」という技術が出てくるのですが、これが場面場面で毎度違うので、一般的なテクニックとして人に伝えられるものにはならないんです。
そんな面白くて奥の深い「自然栽培」ですので、宇宙の法則という自然の摂理ととても相性が良いと思いませんか?
私にはそんな直感があって、今年、宇宙の法則と自然のリズム(天体の動き等)に習って「自然栽培」を実践して、その素晴らしさを実証したいと思っています。この地域は寒いので、3月頃から少しずつ畑作業が始まりますのでどうぞお楽しみに。
今日もありがとうございました。