【音読】ニッポンの宿題。小学校の宿題の音読にアメリカでの教師経験から思うこと。 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

心まで伝わる英語絵本の読み聞かせで、本物の英語力を育てます@神保町+オンライン講座。子ども英語講師の指導力と英語力を上げる・英語絵本コノサー講座のトレーナーMs.Miyukiのブログです。英語で子どもと笑おう。楽しく世界の絵本を英語でご紹介!!

はい、はい、音読。

 

小学生の国語の宿題の定番。

 

日本人の子どもたちなら

 

たとえ海外に住んでいて

 

普段日本人学校に

 

通っているわけではない子でも

 

日本語補習校が

 

住んでいる地域にあるかぎり

 

逃れることが出来ない「音読」。

 

子どもさんがこの宿題を

 

好きかどうかは個性によりますが

 

チェック欄のついた音読カードを

 

子どもを通じて否応なく

 

担任から受け取らされ、

 

付き合わされる大人はどうかな?

 

う~ん・・・・

 

そう。

 

宿題の音読を聴くのって

 

楽しくはないかなー。

 

でも教育効果はある。

 

間違いないよね!!

 

目で見た情報を瞬時に口から出す。

 

それが正しいか耳で確認しながら。

 

だから子どもにはやらせないとだめ。

 

だけど、付き合う大人は

 

正直ちょっと億劫かも。

 

ちゃんと出来るよ!!

 

なんてお子さんには

 

ちょっとくらい水増ししちゃえ。

 

なんて「運用」のご家庭も

 

あるのではないかなあ?

 

・・・・

 

「音読」って

 

教師や大人など「指導者」が

 

そのお子さんが本当に

 

その文章を読めるのか

 

能力を測るためのものです。

 

だから通常、その文章の内容が

 

状況が浮かぶように、や

 

情感が伝わるように

 

読み込む必要はありません。

 

指導者は内容を知っていますからね。

 

むしろ数をこなす反復練習のためには

 

よけいな「演技力」などなくてよいもの。

 

それが多く誤解されている「音読」です。

 

でもね。

 

文章って音楽でいうところの楽譜。

 

そして本当に人の心を動かすのは

 

楽譜ではなく演奏なのだとしたら、

 

よく見る日本の音読って

 

まるで「基礎練習」。それでおしまい。

 

・・・・

 

今声に出した音が

 

聴いている相手に向かって

 

内容が届くには。

 

「読めるものを読み上げる」

 

だけで充分でしょうか?

 

音読。

 

アメリカ人の子どもたちだって

 

同じように「音読カード」持たされて

 

ちょっと真面目なご家庭だったら

 

家族旅行先ですら教科書持参で音読。

 

なんてこと・・・

 

まあ、ありえません。

 

もしすでにある文章を

 

声に出して読むのなら

 

それは本来誰かに聞いてもらうためです。

 

だから、「反復練習」の効用を

 

もともとあまり重視しません。

 

そして没個性なトーンで

 

読み上げをされたら

 

私なら間違いなく指導を入れます。

 

お芝居じみたことは必要ありません。

 

でも心に届く「抑揚」はあるはずです。

 

それさえないのであれば

 

読み上げする意味がありません。

 

お子さんの音読。

 

面白くなかったら、

 

おもしろくな~い。

 

上手く読めたら

 

かっこよかったね!!

 

いいお話し、

 

パパうるうるしたよ~。

 

そんな楽しいやりとりのために

 

出されている宿題なのだと思って

 

楽しんで取り組んでみましょうか?ね!!