一月十八日、久々に鉄塔探険を再開した。どこから行こうか迷っていたが、最初なので軽く行こうと中途半端に終わっている中村線を探険した。


 中村線は信貴敷津線64から分岐して中村変電所まで接続している。受電側は信貴敷津線71で地中線になるのでどこに行くのかわからないが、おそらく我孫子電力所に接続していると思う。


 11号鉄塔 信貴敷津線64から分岐して電線をたどっていくと古びて錆びた鉄塔が出てくる。標準的な女鉄塔である。前にはマンション横は川。なかなかうまく写真が撮れない。不審者に思われないか気にしながら、マンションの3階まで上り写真を撮る。電線はそのままマンションの頭上をまたいでいく。


11 11号


 10号鉄塔 マンションの裏側へ出てみると、公園と墓地になっている。その隅に10号は建っていた。公園ではじじばばがゲートボールをやっている。写真を撮るのに少し邪魔。お構い無しにゲートボールに近寄って写真を撮る。じじばばとは目をあわせない。10号の向こうにも大きいマンションがあるので、10号は背が高く建て替えされているようだ。


10 10号


 9号鉄塔 この鉄塔も背が高い。おまけに田んぼの真ん中にブロックの結界を作って建っている。番号札を撮るのに、田んぼのぬかるみに入らなくてはいけない。今日の靴は新品やったので、少しいややったが、仕方ないので入る。半分沈みながら写真を撮る。


9 9号


 8号鉄塔 この鉄塔の横には、天美変電所があり、引き込み型になっている、腕金にケーブルヘッドをつけているタイプである。ちょうど変電所の中では、ケーブルヘッドの取替え作業中のようで、作業員がたくさん碍子のところで作業をやっていた。その様子や鉄塔の写真を真横で撮っていたので、なんか言われるかなと思っていたが、全くなんも言われなかった。


8 8号


 7号鉄塔 変電所から7号までは公園になっていて、公園を出たところに7号は建っているのだが、その左右と後に隣接して住宅が建っている。横に畑から写真は撮れたが、番号札だけ、住宅が邪魔をして全く見えない。写真を撮るには、民家の庭に入らなくてはいけない。いろいろ探したが、どうもその方法しかないようだ。しかたないので、家の人に頼もうと思い、チャイムを2度ならすが応答がない。留守のようである。鉄塔敷のフェンスと民家の塀の間に少しの隙間があり、カニ歩きなら何とか入っていけそうなので、入っていくと、民家の塀がなくなり、完全に民家の庭になっている。そこからなら番号札が見えるので写真を撮り、速攻で逃げる。


7 7号


 6号鉄塔 6号はマンションに端に小さくモノポールに建て替えられている。マンションの間を電線がすりぬけていく。全くモノポールは存在感のないものだ。写真を撮って次に行く。


6 6号


 5号鉄塔 5号もモノポールである。おまけに完全にマンションに挟まれていて、鉄塔敷がものすごく小さい。薄暗いマンションの間を抜けるとひっそりと5号は建っていた。


5 5号 これだけダブル碍子


 4号鉄塔 4ごうも会社のビルと民家に挟まれている。しかし会社のビルがそれほど大きくないので、モノポールに建て替えられずにすんでいるようだ。古いアングルの錆びた鉄塔がいい感じである。


4 4号


 3号鉄塔 この鉄塔はガレージとガレージに挟まれていて、モノポールになっていた。おまけに番号札が全く反対側で、どこからも回り込むところがない。どうしようかと思っていたら、どうやらガレージは町工場になっていて、そこの裏だと番号札が見えそうである。工場の人に声を掛けて、入らせてもらう。工場の人は、全く意味を理解してない様だったが、入らせてもらった。裏に回りガレージとフェンスの隙間をカニ歩きで入り番号札を撮る。工場の人は、完全に僕を関電の人と勘違いしているようであった。


3 3号


 3号を後にすると、視界が開けて、堺港八尾線12号に接続されている。1号2号は以前探険して、大正時代の鉄塔やったので感動したが。3号から後は、大正時代の鉄塔は残っていなかったので残念だった。一時間半ほどで探険が終わってしまったので、お次は堺港八尾線のバケネコ鉄塔が近くにあるので、それを探険することにした。


3-1 堺港八尾線12号


 堺港八尾線18号につく、これは化け猫型鉄塔に引き込み用の腕金を伸ばしている。片方の足に取り付けている。そこから下のケーブルヘッドの台座に電線を落としている。なかなかいい形である。


18 18号


 17号鉄塔は民家の路地を電線に沿って探していくと、公園の横に土管と建っている。V字型碍子をつけた男鉄塔であった。


17 17号


 19,20号と化け猫鉄塔がつづく、民家の間に結界を作りながら、どんどん北へ伸びてゆく。今日はこれで終わりにしようと最後の鉄塔にいくと22号となっていた。どうやら一基飛ばしてしまったらしい。写真を撮って飛ばしてしまった、21号へ急ぐ。


19 19号 20 20号


 21号も変わりのない化け猫鉄塔だが、なぜかフェンスが開いていた。ちょうど隣の家を解体中で解体業者が車を乗り入れていた。ラッキーである。めったに見れない結界を拝んだ。おまけにこの鉄塔はフェンスがあるにもかかわらず、鉄塔の周りをアングルで囲っていた。意味不明である。


21 21号 22 22号


 ちょうどきりがええのでこれで今日の探険は終了する。


今日の写真はこちら    http://www.geocities.jp/erorin_05/nakamura02.html


                 http://sky.geocities.jp/erorin_06/sakaikouyao04.html