今日は久しぶりの探険です。先週も雨、その前も雨、今年はほんまに天気に恵まれてない。今日も晴れてはいるが、黄砂がとんでいて、空はもやがかかったようになっている。ほんまやったら、青空の中、きれいな写真を撮って、残したいのやけど、もう贅沢もいうてられへんので、いくことにした。


 まず、28号からさかのぼって行くことにする。白地図でルートを確認すると、鉄塔の下まで道がついているようだが実際行ってみると、鎖がしてあって、歩いてしか行けない。あるきだすと、もうかなりの坂、日ごろの運動不足もたたって、何回もとまりながらやっとの思いで、上まできた。しかしコンクリートの道はここで終点。ここから、道なき道をあがっていかなくてはいけない。注意して探すと、黄色いビニールがくくりつけてあるわき道を発見!人一人がやっととおれる道。さらに急になる坂にひいひい言いながら登ると、男鉄塔がたっていた。しかし視界はひらけておらず、真下から鉄塔を見上げるだけで、隣の鉄塔など見えやしなかった。番号と結界を撮って山をおりる。                  waki1  waki2


 お次は27号、地図で確認すると、28号へ行く道のすぐ隣にまた別の方へ行く道があり、そこからいけるようだ。今日は山なので、あえてミラターボで来ているので、山道も楽勝で入っていける。いけるとこまで車で行かなければ、体がもたない。軽四一台分の地道をどんどん登る。途中鯉の養魚場の中をとおり、みかん山を抜け、行き止まりまでいき、地図を見ると、この先から鉄塔へ行く道があるようだ、車を降り、少し歩くと沢へ下っていく道があった。すると沢を渡る橋がかけてあったが、よく見ると古い電信柱。もうこれで、この道が鉄塔への道と確信して、また急な坂道をどんどん登っていく途中から竹やぶになり、道は結構きれいに整備されていた。しかし案の定かなり急な坂道。何度もとまりながらたどり着く。やっと着いたが、ここも周りを竹に囲まれて、視界はまったくひらけていなかった。ここもさくっと写真をとって下山する。

hasi  take


 26号は道路沿いから一旦沢へ降り、川を渡って山を登る感じで、地図は書いていた。

降りる道を探しながら、車を走らせると、ガードレールの切れ目から、降りる道があり、鉄の橋がかけてあった。そこから見える川はなかなかのもんで、夏には子供を連れて泳ぎにこようと思った。

 橋を渡り道なりに進むと、関電の階段が作ってあった。火の用心はないが、ここしかないと確信し階段を上がる。するとどんどん急になってくる。もう手をついてあがる感じで登っていく。道ではない崖であった。

 崖を登ると、とても低い女鉄塔が立っていた。低いので周りの木も、伐採されていて、隣の鉄塔もよく見える。27号と25号の写真も撮れて、下山するが、降りるのがまた大変。何度も足をくじきそうになりながら、やっとの思いで下山する。もう汗ぼとぼとである。橋にところでへたり込んでしまった。

 しかし、26~28はまったく火の用心がなかった。白地図がなかったら、絶対わからないとこやった。ue  gake

kawa  iriguchi


 しばらく休憩し、25号へ向かう。25号は下から見ると竹林のうえに建っている。地図を見ながら、入り口を探す。あった。見つけた。そこは小さな入り口だった。火の用心も立っていない。われながらよく見つけたもんやと、感心する。入っていくと、きれいに整備された道ができていた、しかし案の定かなりの急坂であった。ずんずん登っていくと、やっと出てきた、火の用心。火の用心のさす方向を見ると、なんとまあ竹が乱立し、道という物ではなかった。いままでの道は、竹のこ山の道やったのである。鉄塔に着くと、ここも周りを竹に囲まれて、視界はひらけてなかった。写真を撮っていると、人の声がする。すぐ横で、地主さんが竹を切っているようである。見つからないように山を降りた。降りる途中で、落ち葉に足をとられて、コケかけてとっさに竹をつかんだら、首にかけてあったカメラが竹に激突してしまった。レンズのアルミにひびが入ってしまった。ショック。

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 山を降りると、足はがくがく、腰は痛いし、トレーナーまで汗でぼとぼとになっていた。時間は3時過ぎ。どうしようかと思ったが、あと一本いけるやろうと、いくことにした。


 24号は山の反対側なので、山道を抜けながら、地図を確認するが、今度は道が書いていなかった。

山の反対側の道路へ出ると、道から24号が見えた。入り口を探すと、鉄塔の下あたりから入っていく道があった。火の用心はないが、入っていく。しばらく歩くと火の用心を発見した。また、竹林の中をあるくのである。ひいひい言いながら登ると、杉林にかわり向こう側に鉄塔が見えた。鉄塔へ着くとぱっと視界が開けた。超低い女鉄塔が建っていた。なんか様子が違うなとじっと見ていると、碍子が黒であった。黒碍子はなかなかいかつい。天気がよかったら、もっとはっきりええ写真が撮れたのにと思う。残念や。


 鉄塔の周りを移動しながら写真を撮っていると、足元に古い番号札が落ちていた。多奈川線八六とかいてある。どうやら初代の線名である。最初は多奈川発電所しかなかったので、多奈川線86、多奈川第二発電所ができて多奈二火力線89、そして現在の泉南東大阪線24になったと推測できる。

 このプレートは大事に持ち帰り、きれいに洗って、アロンアルファで修理して、私の部屋で第二の人生を歩むのである。このほかに割れた白碍子も落ちていたので、碍子も交換されているようである。


 山を降りると、もう4時になっていた。もう体力も残っていない。ギヤチェンジをするのも面倒なぐらい、足がだるくなっていた。やっとの思いで家へ着いた。今日のビールは格別にうまかった。

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きょうの写真はこちら。

http://www.geocities.jp/wcqkd677/sennanhigasiosaka/sennanhigasiosaka021.html


http://www.geocities.jp/wcqkd677/sennanhigasiosaka/sennanhigasiosaka010.html