四月六日、天気は晴れ。朝おきて、やる気が出てくる。まず、銀行やらたまっている用事を済ませ、パソコン屋へマザーボードの修理に行く。パソコン屋の店長は、慣れた手つきでマザーのコンデンサーを変えてくれた。これで、またメイン機が使える。

 家に帰って、飯を食べ、娘たちに鉄塔行くかと聞くと、いくいくと二つ返事。今日はすごい山の中やけど本間に行くか?と聞くと、いくいくとやる気満々です。


 そろそろ、泉南東大阪線の探検を始めないと、いけなくなってしまうので、今日からスタートします。

今日の目標は29,30,31。車に乗り、鉄塔へ向かう。地図でしらべると、30号から行くのがよさそうだとわかる。30号のふもとに車を止め。徒歩で山を登る。

 30号までは、コンクリートの軽四一台分の道を100メートルほど登ったところに、標識があった。そこから杉林の中を、しばらく歩くと、茶色い女鉄塔が目の前に飛び出てきた。標高220mほどの山の中腹にたっている。ものすごく低い。低すぎてカメラに収まらない。さすがに山の上、景色がよい。31号を見下ろす写真を撮って31号に向かうことにした。


 31号は30号より下にあるのだが、急な崖の横に建っているので、鉄塔へは回っていかなくてはいけない。地図によると、一旦30号より上に登り、尾根づたいに31号へおりるという感じで書いている。

 しばらく登ると、道が分かれる地図どおりだ。するとそこに、車が止まっている。中には見覚えのある服を着た人が、居眠りをしていた。たぶん休憩中なのだろう、こちらの気配にまったく気づかない。そっと近寄り名札を見ると、某電力の方だった。たぶん鉄塔パトロールの人なのであろう。となると、車の後方に、下っていく道がある。これやと思い、竹やぶの中をずんずん入っていく。すると、火の用心を見つけた。96と書いてある。96とは旧名で30号のことだ。

96  take

おかしいなあと思いながら、ふみ跡のある竹やぶをぐんぐん下っていくと、行き止まり。これ以上、いけそうにない。一人やと突破しているかもしれないが、今日は子供もいるので引き返した。もう一度標識のところへもどり、もうひとつのふみ跡のほうへ、これもいい感じで、ぐんぐん下っていくが、結局行き止まり。また戻る。地図を確認するが、どうやら、道がなくなっているようである。残るは、もうひとつの道らしき道をいくことにした。ぐんぐんくだってきた。ずっと測量の赤印をたどりながら、崖をおりていく。もうもどれない。子供も四苦八苦しながら、竹やぶの中を降りる。すると下が見えてきた。竹の子堀りのおばちゃんがいた。さらにしたをめざしてふもとまで降りた。鉄塔を確認すると、31号をとっくに通り越していた。結局一時間ほど、山の中をさまよったわけである。一体、あの火の用心はどこを指していたのだろう。あれさえ見つけなければ、こんなことにはならなかったのに・・・。ぶつくさ言いながら、ふもとの道路を31号に向かって戻る。すると、道路際に、ちょこんと火の用心が!こんなところから上がっていく道があったとは、まさに超がっくしである。娘たちもブーブー言っている。車で通ったときは、まったく気づかなかったのである。

31  30

 31号へは、削り取った崖の横から、人一人分のコンクリートの道が作ってあった。ものすごい急な坂で、45度ぐらいあるかもしれない。ひいひい言いながら、31号までたどりついた。31号は山の斜面に建ててあった。写真を撮り、ふと見ると、来た道と反対側にまた火の用心が・・・。30と書いてある。さっきのリベンジやといいながら、さっき行けなかった道を探るべく、矢印のほうへむかう。しばらくは道があったが、結局竹に行く手を阻まれてしまった。どうやら30~31への道は廃道化しているらしい。やってられない。

 しかたがないので、引き返して、急な坂道をかに歩きで下りながら、ふもとの道まで下りてきた。

そのころには、どんより空が灰色になっていた。またまた曇りである。時間も、もう3時を回っている。帰ろうかと思ったが、目標の29を目指すことにした。これがまた地獄なのだが。そのときは知る由もない。


 29号は山の頂上に建っている。標高は250mぐらいある。30号よりさらに高いところにある。地図を見ると、真下あたりから、道があるようである。火の用心は簡単に見つかった。入っていくと、しばらくは階段が作ってあったが、途中からどえらい崖、道が崩れている。おまけに昨日までの雨でぬかるんでいて、つるつるすべる。子供も登るのにかなり苦戦している。娘たちをひっぱりあげながら、杉林の中をどんどん登っていく。何回もすべりながら、やっと鉄塔の見えるところまできた。しかし鉄塔へ行く道がない。どうやら、道を間違えたようだ。でも、もう戻る気もしない。草を掻き分け強行突破である。やっとの思いで、鉄塔に着いた。するとそこだけ、野原になっていた。しかもものすごい景色がきれい。苦労してのぼった甲斐もあるというものである。天気は曇っているので、いい写真は撮れなかったが、まあ、子供も満足しているようでよかった。

 ちょっと、鉄塔にぶら下がっている写真を撮ろうとすると、突然デジカメがエラーを起こした。電源を入れると、フォーマットしますかと聞いてくる。まさかと思いながら写真をとるのをやめた。これで、メモリが消えてしまったら、今日の探検はパーである。もう山を下りることにした。鉄塔の横にはまた30と書いた火の用心が建っていた。さっきのルートを下るより、正規ルートを下ったほうがいいと思い、矢印のほうへ。するととんでもない道だった。道というより崖!おまけにぬかるんでつるつる。一直線に真下へ向かって下りている。なまじ進んだばっかりに、もう滑って戻れない。行くしかない。ズボンがどろどろになりながら、下っていくと、行きしなの道と合流した。結局どっちを通っても、大変だったわけである。

 まあ、無事に山を下り、車に戻った。家に帰り、ばらばらのパソコンを組み立てて、セットアップする。直っているだろうか。無事、起動成功、画面のちらつきもなくなっている。

 今日の晩御飯はから揚げやった。大好物である。とても腹がすいていた。ええ運動になりよかった。子供たちに、今日は懲りたかと聞くと、面白かった。次も行くという。やっぱり子供はたくましい。


 結局、サイトの更新はもう3時までかかってしまった。明日も早いので、これでねます。今日は疲れた。


今日の写真はこちら。



http://www.geocities.jp/wcqkd677/sennanhigasiosaka/sennanhigasiosaka010.html