今更ではあるが、維新シンパらによる「竹山は維新の支持を受け、都構想にも賛同していたにも関わらず、13年9月の2期目堺市長選で裏切った!」の論に、「そんな事実はない!」と反論してきた文言と、野村友昭・自民堺市議の年譜を貼る。

 竹山氏の1期目の選挙は、2009年9月。 
 都構想を現大阪市長で当時の知事を代表とする「大阪維新の会」が発表したのは、2010年3月。

 竹山選挙時に、現維新の市議連中は、自民で、民主・公明・社民と共に対立候補の現職であった木原敬介市長を推していた。
 代議士となった馬場(伸幸)君、その後竹山対立候補として市長選に出て落ちた西林氏など。 
 馬場君が大阪維新の会に合流したのは、2010年5月12日。


「自民党・維新の会」http://www1.odn.ne.jp/imai/life/newpage13.html から引く。 
「地域主権型システムとは、国から地域への権限と財源の移譲に伴う住民主体の自治制度の確立」であり、「脱中央集権、脱官僚政治、真の地方分権、地域主権を実現するために地域住民すべての人が、政治に興味と関心を持ち参加する、成熟された民主主義の確立を目指し」、

 この言葉に反対する議員はいるのだろううか? この文面のみなら、俺も大賛成する。
 


堺市長選について(1)--竹山市長への「裏切り」批判について
http://t.co/V7w4AMXBQr
より、野村友昭・自民堺市議作成の年譜

堺市長選に関する年表

年月 できごと
平成17年(2005) 9月 木原敬介(前)堺市長 2期目当選(ほぼ無風)
平成18年(2006) 4月 堺市 政令指定都市移行、行革も進み優良自治体に
平成18年(2006) 9月 国政において小泉純一郎首相辞任、第一次安倍政権発足
平成19年(2007) 4月 堺市議会議員選挙(統一地方選)
平成19年(2007) 7月 参議院選挙で自民党惨敗
平成20年(2008) 1月 自民党大阪府連、府知事選に橋下徹を擁立、当選
平成21年(2009) 3月 WTC庁舎移転問題で府議会自民党会派が分裂
平成21年(2009) 8月 第45回総選挙 民主党による政権交代
平成21年(2009) 9月 堺市長選挙 橋下氏支援の竹山氏に自公民推薦の木原氏敗れる
平成21年(2009)10月 大阪府議会の混乱、WTC購入案可決、庁舎移転否決
  これ以降、解党的危機に陥った自民党から離党者が続出
平成22年(2010) 3月 橋下大阪府知事が大阪都構想を表明
平成22年(2010) 4月 大阪維新の会(府議会会派/政治団体)が結成
平成22年(2010) 4月 大阪維新の会堺市議会議員団が結成(4/19届出)

平成22年(2010) 7月 第22回参議院選挙、普天間問題等で鳩山から菅内閣へ
平成22年(2010) 9月 維新に参加した元・自民党議員の多くが自民党を離党(9/25受理)
平成23年(2011) 4月 統一地方選で大阪維新の会候補が大量当選
  この間、政府・民主党への支持下落に歯止めがかからなくなる
平成23年(2011)11月 大阪府知事、大阪市長ダブル選挙で維新圧勝
  大阪維新が破竹の勢いで勢力を拡大、国政進出にも言及
平成24年(2012) 9月 日本維新の会結成、各党から国会議員が離党
平成24年(2012)12月 第46回総選挙で自民党が政権奪還、維新も躍進
平成25年(2013)5月 橋下氏の「従軍慰安婦」に関する発言(5/13)
  この間、自民党への支持回復と維新の支持離れが進む
平成25年(2013) 7月 第23回参議院選挙
平成25年(2013) 8月 アナウンサー清水健氏が維新の堺市長選出馬要請を拒否(8/5)
平成25年(2013) 8月 維新、西林克敏堺市議会議員を市長選候補者に決定(8/12)
平成25年(2013) 9月 堺市長選挙(9/29投開票)

上記の通り、竹山市長が前回の選挙を戦ったとき、大阪維新の会は存在しませんでした。

また維新ではなく「橋下氏個人を裏切った」という指摘をされる方もおられますが、

堺市長選の「後」に
「公約にはなかった」大阪都構想を
「大阪府知事から」示され、
現職の「堺市長として」反対を唱えた
の であり、自治体の首長同士という対等の立場から「政策」に是々非々で対応したわけです。竹山氏は維新の所属でもありませんし、堺市長が大阪府知事の言うこ とを聞かなければならない決まりもありません。むしろ突然「堺市を解体、消滅させる」と言い出した橋下知事(当時)に、竹山市長のほうが面食らったことで しょう。
(引用終わり)


 俺は竹山氏の積極的支持者ではないが、時系列すら追えない維新議員やシンパら、“信者”に資料提示をしておく。

 一日一善な気分だ。
 長堀から御座候でも俺宛に届けば、資料をパクった野村氏にもおすそ分けしたい。