ラスト2週間
私はよく寝るんだけど、てか寝すぎなんだけど、とりあえず、よく夢をみる。
研究室にいるのに、窓から見える景色が韓国の世界一高いと言われる鉄筋だけのビルだったり。地元の駅に超高層ビルが建ってて、東口側はクリスマスのイルミネーションなのに、南口側は真っ暗だったり。そのビルの上の方の一室に昔通ってた塾があって、そこのドアを出たらスイスの時に住んでた家の弟の部屋だったり。その塾の階下にある中華料理屋で火事があって階段で逃げるんだけど、その時に何を持って逃げるか迫られたり。歌舞伎町に夏祭りの屋台が並んでて、そこで人探ししてたり。
お互い面識のない友人が同時にでてきたり。いるハズのない所にいたり。
場面場面の繋がりがあまりにも意味の分からないものになっている。
とりあえず、場面ごとではそれなりに完結してるんだけどね。
そんな夢をおおよそ毎日みてます。フロイトの夢判断でもできる人はやって下さい。
ちなみにカラーです。大体は一視点です。
そして、今朝も夢をみた。いろいろストーリーはあったはずなんだけど、最後の場面しか思い出せない。ちゃんと前置きがあったんだけど、他にも登場人物はいたんだけど、外にいたような気もするんだけど。
知らない部屋に知らない男と、私。
カーテンは閉まってるけど、早朝らしく、部屋は薄明るい。
そして私は、2週間後に死ぬ。
何でとか分からないけど、特にショックを受けることもなく、2週間というものを運命として受け入れてた。そして後2週間で何をしようかと、とてもプラス思考。
「何か大きなことをしようぜ。」
と男と話してる。何を、しようか。
「子供をつくろう。」 どっちが、言ったんだっけなぁ。
私は今までそれなりに満たされて生きてきた。とても恵まれてたと思う。
行きたい所に行って、やりたいことはやって、ほしいものは、手に入れてきた。
私はまだ若いけど、若いなりに、そこそこ色々やった気もする。
家族にも友達にも男にも恵まれてきたと思っているし、今の生活も楽しくやっている。
でも、まだ子供を生んでいない。
ヒトとして生きる上で、私たちは子孫を残すという使命があって、それは、
人間として生きる上で、もっとも「大きなこと」なんじゃないのか。
2週間で子供は生めないけど、子供をつくることはできる。
子孫は残せないけど、妊娠するという、喜びは、味わうことができる。
それが今の、最後2週間にできる「大きなこと」なんじゃないのか。
男が私の肩にキスをして、私たちはベッドにもぐる。ここで起きる。
「何か大きなコト。」今、起きてる時にふざけて話すなら、銀行強盗でもしちゃう?とか言い出しそうだけど、夢ではそんな選択肢は話にもあがらず、子供つくろうか、と何も迷わず話はあっさり進む。
私、そんなに今までに、現状に満足してたっけ?と突っ込みたいが、だって夢の中の私が言うんだもん。満足だって。幸せだって。
「あぁ、私そんなこと思ってたんだー。」
ってのが朝起きた一番の感想で、まさに、目からウロコ状態でした。
私、ラスト2週間に直面したら、子供をつくるって結論を出すんだ。って。
意外です。ほんと脱力感さえある、新たな自己発見でした。
見たことない自分を見たんです。そんなこと言うと思いませんでした。
まぁいろいろ突っ込みどころはあるんだけど、そんな夢をみたんだよと、ブログに別に書かなくてもいいことだと思いつつ、「目からウロコ」なんだと、「こんな夢をみて疲れたんだ」と、何となく言いたかった。さて、これから京都に行ってきます。